【席次表】席次表の作成スケジュール・席次のルール・肩書き完全ガイド

前回の記事「【席次表】結婚式の席次表の種類や形状について」では、席次表を手配するときの種類やさまざまな形状についてご紹介しました。
この記事では、席次表の重要部分である配席の仕方や肩書きについてみていきましょう。
席次表を実際に作成するうえで多くの新郎新婦が悩むのが、
「席次表はいつから準備すればいいの?」
「配席するときの決まりはあるのかな?」
「この場合肩書きはなんて書けばいいんだろう?」
など、具体的なポイントですよね。
会場の広さやテーブルの数には限りがあるため、思ったように配席できずに悩んでしまう新郎新婦は少なくありません。
また、ゲストの肩書きは関係性や現在の状況によって考慮すべきことが変わってくるので、何が正解なのか分からなくなってしまうポイントでもあります。
そこで今回の記事では、席次表のスケジュールを確認した上で席次のルールや肩書きについて詳しくご紹介します。最後によくある質問にもお答えしているので、ぜひ参考にしてみてください。
席次表作成のスケジュール
まずは、席次表作成のスケジュールについてみていきましょう。

挙式半年~4ヶ月前:席次表の種類決定
席次表について最初に検討することは、どの種類の席次表にするのかということです。
席次表の種類は、手作り・業者発注・デジタルの3種類あります。どの種類がおふたりの結婚式にぴったりなのかをこの段階から検討しておくと、準備がスムーズに進められますよ。席次表の種類について詳しく知りたい人は、「【席次表】結婚式の席次表の種類や形状について」を参考にしてみてください。
挙式3~2ヶ月前:デザインの決定
招待状の返信が揃い始めるこの時期は、席次表のデザインを具体的に決めるタイミングです。招待状とデザインを統一したいのか、結婚式のテーマに合わせて選ぶのか、会場の雰囲気に合わせるのかなどを踏まえて、デザインを決めていきましょう。
デザインに凝りすぎてしまうと見にくい席次表になってしまうことがあるので、あくまでも席次表は「席への案内状」であることを意識してデザインを選ぶといいですね。
挙式1ヶ月~3週間前:席次表の内容を決定

出席者がほぼ確定するこのタイミングで、まずは席次レイアウトを決めていきます。この段階では最終決定ではなく、仮の状態であることを頭に入れておくと◎。招待状の返信締切後であっても、急な欠席や追加出席、子どもの参加有無の変更など、席次が変更になる可能性があります。席次の決め方についてはこの後ご紹介しますが、席次表を組んだ後は必ずプランナーにチェックしてもらい、ミスや漏れがないか確認するようにしてくださいね。
挙式2~1週間前:最終確認
最終的な席次表のデータ確定は、一般的に挙式2~3週間前が目安となります。業者に発注する場合は、期限をしっかり確認するようにしましょう。
発注や印刷をする前にチェックして欲しいのは次のポイントです。
- 名前の漢字間違い
- 旧字体・正式表記
- 肩書きの正確さ
- 敬称の統一
- 席次のルールに沿って配席されているか
特に肩書きは、社会的立場や敬意を示す大切な情報です。必ずおふたりでしっかりと確認し、少しでも心配な点や不明点がある時は本人や会社に確認するなど、慎重に行動するようにしましょう。
席次の基本ルール
次は、席次の基本ルールをみていきましょう。
ゲストの配置は、新郎新婦が座るメインテーブルに向って「左側が新郎側ゲスト」「右側が新婦側ゲスト」になるように配席します。婿養子の場合は左右が反対になるケースもありますよ。

上座・下座の考え方
もっとも格式の高い席を「上座」といいます。
一般的に、新郎新婦(メインテーブル)に近い席が「上座」になり、新郎新婦から遠い席が「下座」となります。
主賓や上司など目上の方は上座、親御さんや親族などは下座に案内するのが基本です。
配置の基本的な順番
メインテーブルに近い順に、
主賓→上司→同僚→友人→親族
という並びが一般的です。
ただし最近は、会話のしやすさや関係性を重視する傾向もあります。形式だけでなく、居心地の良さも意識することが大切ですよ。
席次表の肩書き
席次表の肩書きとは、ゲストがどのような立場で参列しているのかを示したものです。他のゲストに誰がどのような関係の人なのか、どのような立場の人なのかを紹介する役割もあります。
ここでは、親族・会社関係・友人・恩師・来賓それぞれの肩書きの書き方をみていきましょう。
親族の肩書きの基本
親族の場合続柄を記載しますが「新郎○○」「新婦○○」のように、続柄の前に新郎側なのか新婦側なのかを書きます。
親族の続柄には次のようなものがあります。
- 親…父、母
- 兄弟姉妹…兄、弟、姉、妹
- 兄、姉の配偶者…義姉、義兄
- 弟、妹の配偶者…義妹、義弟
- 兄弟姉妹の子ども…甥(男の子)、姪(女の子)
- 祖父母…祖父、祖母
- 親の兄、姉…伯父、叔母
- 親の弟、妹…叔父、叔母
- 年上のいとこ…従兄、従妹
- 年下のいとこ…従弟、従妹
- いとこの子ども…従甥(男の子)、従姪(女の子)
遠い親戚や続柄を書くのが難しいなど上記以外の親族は「親族」と記載すればOKですよ。
また、親族の肩書について次のような質問がよくありますが、回答としては以下の通りです。
- 「いとこが同じ歳の場合は?」…誕生日の早さを基準に考えればOK。(新郎よりいとこの誕生日の方が早いのであれば「新郎従兄(従姉)」になります)
- 「いとこは年上だけど、配偶者が年下の場合は?」…いとこに合わせて記載すればOK。(この場合、配偶者も「新郎従兄(従姉)」になります)
- 「伯父の配偶者が父より年下の場合は?」…配偶者が年下であっても、「伯父」に合わせて「伯母」と表記します。
席次表のルールとして、ゲストをもてなす側である親と未婚の兄弟姉妹に「様」は付けないことになっています。親と同居している祖父母に関しても「様」を付けないこともありますが、ここは親御さんの考え方や地域性なども関わってくる部分です。親族の肩書きについては事前にしっかりと親御さんと話し合っておくといいですね。
会社関係の肩書きの考え方

会社関係のゲストは、肩書きに失礼がないように慎重に確認しなければなりません。
会社関係の肩書には次のようなものがあります。
- 役職がある上司…株式会社○○ 代表取締役社長、株式会社○○ 営業部 部長
- 役職がない上司…新郎(新婦)会社上司
- 会社の先輩…新郎(新婦)会社先輩
- 同僚、後輩…新郎(新婦)同僚
企業名を書くときは(株)など省略せずに書き、役職名も略称は避けて正式な役職を記載するようにしましょう。正しい役職名が分からない場合は、上司に名刺をもらうと◎。既に結婚式を挙げた先輩にどのように記載したのか聞いてみるのもいいですね。
また、一般的に「部長以上の役職は記載する」とされていますが、どこまで書くのかは会社独自の決まりなどがあることも。自分だけで判断せずに会社の先輩に相談してみるといいでしょう。
友人の肩書き

友人の場合は、「友人」と記載する方法と、「大学友人」「高校友人」といった具体的な表現にする方法があります。どちらでも問題はありませんが、新郎新婦で統一するのが基本です。
また、友人ゲストの子どもは「友人 お子様」「友人 ご令嬢(ご子息)」と記載します。子どもゲストの敬称は「様」ではなく「くん」や「ちゃん」が一般的ですよ。
恩師・来賓の肩書きの注意点
学生時代にお世話になった先生や習い事の先生などを招待することもありますよね。恩師の場合は「恩師」「大学恩師」などと記載します。恩師の方が現役で校長先生などの役職についている場合は、現在の肩書きを記載するのもいいでしょう。
席次表Q&A

ここでは、席次表に関してよくある質問にお答えします。
Q:席次表の部数は何部用意すればいい?
A:席次表は基本的に「1世帯につき1部」用意します。
席次表は、招待状と同じく「世帯単位」で考えればOKなので、夫婦や家族で出席する人には1部という考え方になります。
ただし、ゲストの中には
「席次をしっかり見たいから1人1部欲しい」
「席次表を記念に持ち帰りたい」
という人がいることも。
受付の人が渡す数を間違えてしまう可能性もあるので、しっかりと予備を多めに用意しておくと安心です。
Q:会社を退職した人の肩書きはどのように書けばいい?
A:「元○○」または「友人」などさまざまなパターンがある。
退職された方の肩書きは、意外と悩みやすいポイント。表記の仕方はさまざまで、「会社元上司」や「会社元同僚」といった「元」を使う方法がありますが、「元」が晴れの日にふさわしくないと考えるケースもあります。
その場合は、上司であれば現在の会社名・役職を入れたり、同僚であれば友人や知人と記載したりすることができますよ。どのような表記が相手に失礼のない肩書きなのか、まわりの人に相談してみるといいですね。
Q:両家のゲストに差があり、きれいに配席できないときはどうする?
A:無理に新郎側・新婦側と半分に分ける必要はありません。
新郎側と新婦側のゲストの人数に差が出てしまうのはよくあることです。「人数差が出てしまって見た目が悪くならないか」と心配する人もいますが、実際にはあまり気にならないもの。
新郎側が左、新婦側が右という基本形はあるものの、新郎側ゲストが多い場合は新婦側のスペースに新郎側のテーブルが入ってしまっても問題ありません。また、人数の関係でうまく配置できないときは新郎側と新婦側ゲストが同じテーブルになってもOKです。その場合は友人なら友人のみにするなど、肩書きの位は揃えるようにしてくださいね。
まとめ
この記事では、席次表の具体的な中身についてみてきました。
前回の記事でもお伝えしたように、席次表はゲストを正しい席に導くとともに、ゲスト同士の関係性を知らせる役割もあります。
席次表はゲスト全員が目にするものなので、配席や肩書きに失礼のないように慎重に準備を進めることが必要です。
席次や肩書きで悩んでしまったときは、親御さんや会社の先輩、上司、プランナーなどに相談してみるといいでしょう。
この記事がみなさんの席次表作成の参考になれば幸いです。


