最近「誓いのキス」をしないカップルが増えている?理由や代わりの演出をご紹介!

木目の壁の前で誓いのキスをする新郎新婦

結婚式のクライマックスともいえる「誓いのキス」は、教会式や人前式では定番の演出として長く親しまれている演出のひとつです。
「結婚式といえば誓いのキスをするもの」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

しかし最近では、「誓いのキスはしない」という選択をする新郎新婦が少しずつ増えています。結婚式のスタイルや価値観が多様化したことで、
「本当に自分たちがやりたいことだけを取り入れたい」
「人前でキスをすることに抵抗がある」
と感じるカップルも増えており、誓いのキスを別の演出に変更するケースも珍しくありません。

とはいえ、「誓いのキス」は昔から続く定番演出なので
「誓いのキスをしなくてもいいのかな?」
「誓いのキスに代わる演出にはどんなものがあるの?」
と疑問に思っている人もいますよね。

そこで今回の記事では、誓いのキスにはどのような意味があるのか、最近実施しないカップルが増えている理由、そして誓いのキスの代わりに人気を集めている演出について詳しく紹介します。誓いのキスをするかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

誓いのキスにはどんな意味がある?

自然の中でベールをなびかせて誓いのキスをする新郎新婦

まず知っておきたいのが誓いのキス本来の意味です。
「新郎新婦が愛情を表現するための演出」というイメージを持つ人も多いですが、実はそれだけではありません。詳しくみていきましょう。

誓いの言葉を神様へ届ける神聖な儀式

教会式で行われる誓いのキスは、結婚の誓いを神様へ届けるための神聖な儀式のひとつです。挙式では、新郎新婦は神様やゲストの前で「これから夫婦として歩んでいくこと」を誓います。その誓いの言葉を結び、封印する意味を持つのが誓いのキスです。
結婚式ではさまざまな演出がありますが、誓いのキスは披露宴で行う演出とは違います。神様へ誓いを立てた証として行われる大切な儀式であり、挙式そのものを構成する意味合いの強いセレモニーなのです。

愛情表現ではなく「結婚の誓い」の象徴

最近ではSNSや結婚式の動画などで誓いのキスのシーンを見る機会も多く「みんなの前で愛情を見せる演出」という印象を持つ人もいますよね。しかし、先ほども触れたように本来の意味は愛情をアピールすることではなく「これから夫婦として歩んでいく決意」を形にすることです。そのため、必ずしも情熱的なキスをする必要はなく、軽く唇を合わせるだけだったり額や頬へのキスをしたりするスタイルでOK。ふたりが誓いを大切に受け止められるかどうかが重要なのです。

挙式スタイルによっても「誓いのキス」の必要性は異なる

結婚式の挙式会場に飾られたフラワー装飾とバージンロード

誓いのキスは、どの挙式でも必ず行うものではありません。
教会式では進行の一部として取り入れられることが多いですが、人前式では進行を自由に決められるため誓いのキスを行わず別の演出に変更することもできます。また、神前式では誓いのキス自体がありません。代わりに「三々九度」や「誓詞奏上」など、日本ならではの伝統的な儀式を通して夫婦の誓いを交わします。このように、挙式スタイルによって結婚の誓いを表現する方法は異なるため、「誓いのキスをしないと結婚式として成立しない」ということはありません。挙式スタイルやおふたりの想いを大切にしながら、自分たちに合った形を選ぶようにしましょう。

最近「誓いのキス」をしないカップルが増えている理由

最近の結婚式で「誓いのキス」をしないカップルが増えているのはなぜなのでしょうか。ここでは、実際によく聞かれる理由を紹介します。

海辺の自然を背景に額を寄せ合い見つめ合う新郎新婦

人前でキスをすることに抵抗がある

誓いのキスをしない理由として最も多いのが「人前でキスをすることに抵抗がある」というものです。家族や親族、職場の上司が見守る中でキスをするとなると、恥ずかしさを感じる人は少なくありません。特に、普段から人前で愛情表現をしないカップルほど「結婚式だからといって無理にする必要はないのでは」と考える人が多くなっています。
また、「緊張してしまって自然にできる自信がない」「ゲストの視線が気になってしまう」といった理由から、誓いのキスそのものがプレッシャーになってしまうケースも。結婚式は楽しい思い出として残したいものだからこそ、不安を感じながら演出を行うよりも自分たちが笑顔で過ごせる方法を選ぶ人が増えているのです。

両親や祖父母への配慮

結婚式には幅広い年代のゲストが参列しますよね。友人中心のパーティーとは異なり、祖父母や親族、会社関係のゲストなどもいるため「家族の前でキスをするのは少し照れてしまう」と感じることから誓いのキスをしない選択をする人もいます。特に、ご両親の前で愛情表現をすることに抵抗を感じる新郎新婦は意外と多いようです。また、地域性や家族の考え方によっては「人前でキスをする文化にあまり馴染みがない」というケースもあります。

結婚式に「自分たちらしさ」を求める人が増えた

最近の結婚式では「定番だから取り入れる」のではなく、「自分たちに必要だから取り入れる」という考え方が主流になってきています。以前は、多くの結婚式が似たような進行で行われていました。しかし現在は、おふたりオリジナルの誓いの言葉を考えたり、ゲスト参加型の演出を取り入れたりと、自由度の高い結婚式が人気です。その流れの中で、誓いのキスについても「必ず行うもの」ではなく、「ふたりがやりたいと思えば取り入れるもの」という位置づけへと変化しています。

誓いのキスをしない場合の代わりとして人気の演出

いざ、「誓いのキスはしない」と決めたものの、誓いのキスをしないとなると「挙式の雰囲気が物足りなくなるのでは?」と心配している人もいることでしょう。最近では、誓いのキスに代わるさまざまな演出が取り入れられており、ふたりらしさを表現できる方法としても人気がありますよ。ここでは、近年特に人気がある演出を紹介します。

頬へのキス

誓いのキスの代わりに額や頬を寄せ合い微笑む新郎新婦のアップ

まずおすすめなのが、頬へのキスです。唇へのキスよりもカジュアルな印象があり、恥ずかしさを感じにくいため人気があります。頬へのキスには「ありがとう」「親愛」といった意味が込められており、見ているゲストにも微笑ましい印象を与えやすく、写真や映像に残したときも優しい雰囲気になるのが魅力。「定番の流れは取り入れたいけれど、少しだけ自分たちらしくアレンジしたい」という場合にもぴったりです。

おでこへのキス

新婦の額に優しくキスをする新郎のアップ、愛情が伝わる結婚式の瞬間

「唇へのキスは恥ずかしいけれど、何か記念になる演出は取り入れたい」という人に人気なのがおでこへのキスです。おでこへのキスには「大切に思っています」「愛らしい」といった意味が込められているといわれています。優しく温かな印象があり、ゲストからも自然と笑顔がこぼれる演出です。

手の甲へのキス

新郎が新婦の手の甲に優しくキスをする、上品でクラシカルな挙式の演出

上品でクラシカルな雰囲気を演出したいなら、手の甲へのキスがおすすめです。海外の結婚式でも見られることがある演出で「尊敬」「敬愛」などの意味があり、新婦への敬意や感謝を表すような美しいワンシーンになります。ドレス姿との相性もよく、写真映えすることからも人気がありますよ。派手な演出ではありませんが、その分、落ち着いた大人の雰囲気を演出できるのが魅力です。

ハグ

ウェディングベール越しに誓いのキスをする新郎新婦

結婚式の誓いには必ずキスをしなければならないわけではないので、誓いのキスの代わりにハグをする演出もおすすめ。ハグには「これからも支え合って歩んでいこう」という気持ちを表現できる温かさがあります。ゲストにとっても自然に受け入れられやすく、会場全体が和やかな空気に包まれるでしょう。また、緊張していた新郎新婦もハグをすることで自然と笑顔になり、その後の退場シーンまでリラックスした表情で過ごせますよ。「安心感がある方がいい」「普段からハグをすることが多い」という人におすすめです。

手を重ねて見つめ合う

結婚指輪をはめた新郎新婦が手を取り合う、誓いを象徴するイメージ写真

シンプルで人気なのが、手を重ねて見つめ合う演出です。派手な動きはありませんが、お互いの目を見て笑顔を交わす姿は、夫婦としての絆や信頼を感じさせます。特にナチュラルウディングやガーデンウェディングには、このような控えめな演出がぴったり。「飾らない自分たちらしさ」を表現したいカップルにぴったりです。

子どもを挟んでキス

子どもを囲んでパパとママがキスをする、温かい家族婚の幸せなワンシーン

子どもがいるパパママ婚のおふたりには「子どもを挟んでキス」をする演出がおすすめ。新郎新婦の間に子どもが入り、両側のほっぺにキスをしたり子どもを中心に家族みんなで顔を寄せ合ったりすることで、夫婦としてだけでなく「家族」としての新たなスタートを表現できます。微笑ましい姿に会場全体が温かな雰囲気に包まれること間違いなし。「家族みんなで迎えた結婚式」として特別な思い出になることでしょう。

誓いのキスをしないときに気を付けたいこと

誓いのキスを行わない場合は、事前に確認しておきたいポイントもあります。当日になって慌てることがないよう、プランナーとも相談しながら準備を進めましょう。

海辺のマクラメ編み装飾の前で額を寄せ合い見つめ合う新郎新婦

挙式会場やプランナーへ早めに相談する

教会式では、進行が決まっている会場もあります。そのため「誓いのキスは行わず別の演出にしたい」と考えている場合は、できるだけ早めに会場スタッフやプランナーへ相談しましょう。誓いのキスをするかどうか迷っているときも、まずはプランナーに相談するのがおすすめ。これまでの経験から、おふたりにぴったりの演出を提案してもらえるでしょう。

「何を大切にしたいか」をふたりで話し合う

誓いのキスをするかどうか決めるときには「恥ずかしいからやめよう」とすぐに決めるのではなく、「どんな結婚式にしたいのか」「ゲストへどんな姿を見てもらいたいのか」をおふたりで話し合うことが大切。お互いの気持ちを尊重しながら話し合うことで、おふたりが心から納得できる結婚式につながりますよ。

まとめ

誓いのキスは、長年多くの結婚式で受け継がれてきた大切な儀式のひとつです。
しかし近年では、誓いのキスをしないという選択も決して珍しいものではなくなってきています。
ご紹介したように、誓いのキスの代わりとしてさまざまな演出があります。
誓いのキスをする・しないに正解・不正解はないので、どの演出がおふたりに合っているか、どんな結婚式にしたいのかを基準に演出を選ぶようにしましょう。
結婚式は、新郎新婦にとって一生に一度の大切な一日です。
形式にとらわれ過ぎずおふたりらしい誓いの形を選び、心に残る挙式を叶えてくださいね。