独学でソムリエ試験に挑戦した話4

前回のコラムで1次試験に合格したところまでを、書きました。

思い出しながら書いていると、去年の1年がとても充実していたことに気が付きます。コロナでブライダルのお仕事は少なくなりましたが、ソムリエ試験のおかげで、2020年は私にとって忘れられない年になりました。

さて、1次試験を合格した私でしたが、1次の受験前に行われた「2次試験対策テイスティング講座」に参加することを決めました。筆記試験は独学でも突破できるかも?と思いましたが、ティスティングは一人では無理だと判断したからです。

スクールには行かず、ブログ「ちょっと真面目にソムリエ講座」の松岡先生が主催されている単発講座に行くことにしました。

単発講座に行くと、10数人の方々が’おられ、男女比は少し男性が多いかな、、、という感じでした。

目の前にグラスが並べられ、袋に包まれたワインが注がれます。ワインのラベル(エチケット)を隠して、なんのワインか分からない状態にしています。(ブラインドティスティングといいます)

ソムリエ2次試験は、ブラインドティスティングです。3種のワインと、2種のその他のお酒の色、香り、味わいの特徴コメント、銘柄、国、ヴィンテージ、最適温度、グラスの種類などを答えます。

この松岡先生の単発講座で、私は初めて、こういったブラインドティステイングのやり方や、コメントのとり方を教えていただきました。

松岡先生のご指導がなければ、私の合格は無かったと思います。それくらい素晴らしい講座でした。1次試験に合格してからも1回参加させていただき、計2回参加しました。

帰り道、駅に向かって歩いていると、先程の講座でご一緒だった一人の女性がお声をかけてくだいました。

「ソムリエ試験ですか?」見ると、私と同じくらいの年齢の女性でした。四国からわざわざ講座を受けに来られていたエキスパートの資格を持っている女性でした。あの難関のエキスパートの有資格者!!

彼女は2020年にソムリエ試験に挑戦するとのことで、2次試験対策に来られていたのです。さすが有資格者だけあり、ワインにも試験にもお詳しく、私は帰り道で色んなことを質問し、色々教えてくださいました。

「1次試験は泣きながら勉強した」という言葉をお聞きし、今の自分がまさにそうだったので、なんだかジーンとして、「私も今、朝4時に起きて勉強していて、覚えられなくて泣けてくることがあるんです、、」とお話すると、「私もそうだったよ!まずは1次試験合格を祈ってますね。でもソムリエは3次で実技もあるから大変よね」と、すっかり1次、2次合格しか視野に入っていなかった私にとって、「まだまだソムリエの道は、先が長いなぁ・・」と改めて感じる夏の1日だったのです。(つづく)

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