【ウェディングブーケ】生花・造花・プリザーブドの違いと費用|季節の花材

Last Updated on 2026年9月14日 by BridalStyleスタッフ
前回の記事【ウェディングブーケの種類】10種類の形と特徴|ドレスとの相性も解説では、10種類のブーケの形や特徴について詳しくご紹介しました。
この記事では前回の記事に引き続き「ウェディングブーケ」の素材や花材についてみていきましょう。
ウェディングブーケを選ぶときに悩みがちなのが、
「ブーケは生花にする?それとも造花?」
「ブーケにはどんな花が合うのかな?」
ということですよね。
結婚式当日に花嫁が手にするウェディングブーケは、特別な意味を持つ存在です。写真や映像にも残る大切なアイテムなので、おふたりにぴったりなものを選びたいものですね。
しかし、ウェディングブーケの素材やブーケに入れる花材はさまざまな種類があり、何を選ぶのか次第でブーケの雰囲気や仕上がりは大きく異なるため、悩んでしまう人も多いはず。
そこで今回の記事では、ウェディングブーケに使われる素材の違いや選ぶときのポイント、ブーケに使われる代表的な花材について詳しくご紹介します。季節ごとにおすすめの花材についても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。素材ごとの費用の目安や、式のあとブーケを残す方法についてもご紹介します。
ウェディングブーケの素材別特徴と選び方
ウェディングブーケの素材としては
- 生花(フレッシュフラワー)
- ドライフラワー
- アーティフィシャルフラワー(造花)
- プリザーブドフラワー
の4種類あります。
ここでは、素材別に特徴や選び方についてみていきましょう。
生花(フレッシュフラワー)

生花のブーケは、ウェディングブーケの王道といえる存在です。
みずみずしさや自然な香り、そしてその季節ならではの花を取り入れられる点は、生花ならではの魅力。咲き誇る花の生命力は、結婚という新たなスタートにふさわしい高揚感を演出してくれます。
生花は気温や湿度の影響を受けやすいため、長期保存には不向き。その「一瞬の美しさ」こそが、生花の大きな特徴ともいえますね。当日限りの特別感を大切にしたい方、五感で結婚式を味わいたい方におすすめのブーケです。
生花ブーケを選ぶときのポイント
生花ブーケの選び方のポイントは、季節と気候を考慮すること。生花は気温や湿度の影響を受けやすいため、季節に合った花材選びが重要です。
夏場は傷みやすいため比較的丈夫な花を選び、反対に冬は乾燥対策を意識して繊細すぎない花材を選ぶと美しさを保ちやすくなります。
また、生花ブーケは意外と重さがあるので、持ちやすさや重さ、サイズ感も意識すると◎。長時間持つことを想定し、サイズや重さ、持ち手の太さなど事前に確認しておくと安心です。
ドライフラワー

ドライフラワーは、生花を乾燥させることで、時間の経過を感じさせる風合いが生まれます。
色味は少し落ち着き、アンティークのような雰囲気になるため、ナチュラルで肩の力を抜いたウェディングにぴったりです。
前撮りや後撮り、カジュアルなパーティーとの相性も良く「作り込みすぎないていない、自然体の美しさ」を求める花嫁に支持されています。ただし、花材によっては繊細で崩れやすいため、取り扱いには注意が必要です。
ドライフラワーブーケを選ぶときのポイント
ドライフラワーブーケを選ぶ際は、まず崩れやすさ、扱いやすさを考慮するのがポイント。
ドライフラワーは乾燥している分、衝撃に弱く花びらが落ちやすいものもあります。ドライに向かない花もあるため、経験豊富なフローリストに相談すると安心ですよ。
また、結婚式全体の世界観と合っているかどうかも確認が必要。ドライフラワーは、ナチュラル・ボヘミアン・アンティークといった世界観と特に相性が良い素材です。格式の高いホテルウェディングや強い光沢感のある会場では、ややカジュアルに見えることもあるため会場の雰囲気や装飾との調和を確認するといいですね。
アーティフィシャルフラワー(造花)

近年注目されているのが、アーティフィシャルフラワーです。
かつての「造花」のイメージとは異なり、現在は生花と見分けがつかないほど精巧なものも多くあります。
天候や季節に左右されないため、海外挙式や長距離移動がある場合でも安心して使用できる点が大きなメリットです。挙式後もそのまま飾れるため、実用性やコストパフォーマンスを重視する方に向いています。
アーティフィシャルフラワーブーケを選ぶときのポイント
選び方のポイントは、質感とディテール、色のリアルさを最優先に考えること。
選ぶときに最も重要なのは、「近くで見たときの質感」です。花びらの厚み、葉脈の表現、茎のしなやかさなど、細部まで作り込まれているかを確認しましょう。
特に白系の花は人工感が出やすいため、複数の色味をミックスしたデザインがおすすめ。安価なものは人工的な印象が出やすいので、必ず実物を確認するようにしましょう。
また、生花風に見せるための工夫を取り入れるのもポイント。生花らしさを出すためには、グリーンを多めにしたり、あえて少し不揃いな配置にしたり、咲き方の違う花をミックスしたりする工夫が効果的です。整いすぎないデザインが、自然な印象につながりますよ。
プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーは、生花を特殊な加工液で処理し、柔らかな質感と美しい色合いを長期間保てるようにした素材です。
生花のような華やかさと上品さを持ちながら、保存性の高い点が特徴。湿度や直射日光に弱いという注意点はありますが、「生花の美しさを長く楽しみたい」人にぴったりなブーケですよ。
プリザーブドフラワーブーケを選ぶときのポイント
プリザーブドフラワーブーケを選ぶ際は、プリザーブドフラワーならではの質感を理解するのがポイントです。
プリザーブドフラワーは、生花よりもやや繊細で、花びらが薄く感じられることがあります。自然な柔らかさが魅力である一方、強く触れると傷みやすいので繊細さも美しさの一部として受け止める必要があります。納得できる質感かどうか、事前にしっかり確認しておくと安心ですね。
また、加工工程がある分価格が高めになる傾向があります。記念性を重視し、結婚式後も大切に残したい方に向いているブーケです。
素材別の費用の目安
素材によって費用はかなり変わります。ブーケとブートニア(新郎の胸元の花)はセットで頼むのが一般的なので、その前提での目安です。
- 生花:10,000〜30,000円。
使う花の種類と量、季節によって変わります。バラやユリなど大ぶりの花を多く使うほど高くなります - 造花(アーティフィシャルフラワー):15,000〜30,000円。
生花より安いと思われがちですが、質の良いものは生花と同等かそれ以上になります - プリザーブドフラワー:15,000〜40,000円。
加工の手間がかかるぶん、いちばん高くなりやすい素材です - ドライフラワー:10,000〜25,000円。
素朴な風合いで、近年人気が高まっています
費用を左右するのは素材だけではありません。季節外れの花を指定すると、仕入れ値が上がって同じ本数でも金額が変わります。予算を抑えたいなら、その時期に出回っている花を中心に組んでもらうのがいちばん確実です。
持ち込み料に注意
式場の提携花屋ではなく、外部のお店に頼む場合は持ち込み料がかかることがあります。相場は3,000〜10,000円程度で、無料の会場もあります。外部で安く頼めたと思っても、持ち込み料を足すと変わらなかったということも起こります。
見学や打ち合わせのときに、「ブーケの持ち込みは可能か」「可能なら持ち込み料はいくらか」を必ず確認しておきましょう。装花全体の見積もりと合わせて考えると判断しやすくなります。
ウェディングブーケに使われる代表的な花材
ウェディングブーケは、ブーケに使う花によっても印象が変わってくるので花材選びもとても大切なポイントです。
ここでは、ウェディングブーケに使われる代表的な花材についてみていきましょう。

ウェディングブーケに使われる人気の花
バラ
バラはブーケに使われる花として、とても人気があります。愛や感謝を象徴する花であり、色のバリエーションが豊富なのも魅力。色によって意味が異なり、赤は情熱、白は純潔、ピンクは感謝など、想いを込めやすい花材ですよ。
かすみ草
主役を引き立てる存在として、どんなブーケにもなじみます。純粋さや永遠を象徴し、近年は主役として束ねるデザインも人気です。
ユリ
ユリは気品と存在感を兼ね備えた花で、格式ある挙式にふさわしい印象を与えます。エレガントでゴージャスな雰囲気が好きな人におすすめです。
カラー
すっきりとしたラインが美しく、モダンで洗練されたブーケに仕上がります。大人っぽい雰囲気にしたい人におすすめです。
季節を感じる花材
ウェディングブーケに季節の花を取り入れるのもおすすめ。
旬の花は状態が良く、より美しいブーケに仕上がりますよ。季節ごとにおすすめの花は次の通りです。
春におすすめの花

チューリップ
丸みのあるフォルムと素朴な可愛らしさが魅力で、ナチュラルなブーケに仕上がります。色のバリエーションも豊富で、可憐にも大人っぽくも表現できますよ。
スイートピー
ひらひらとした花びらが優しく、甘い香りも魅力のひとつです。ブーケに動きを与え、春らしい軽やかさを演出します。
ミモザ
黄色い小さな花が可愛らしく、ナチュラルな雰囲気の結婚式にぴったりな花材です。ガーデンウェディングにもおすすめですよ。
夏におすすめの花

ひまわり
夏の象徴ともいえる花で、明るく前向きな印象を与えます。カジュアルなガーデンウェディングやリゾート婚にぴったりです。
あじさい
爽やかでナチュラルな雰囲気になります。色のバリエーションも豊富で、ジューンブライドにおすすめの花材です。
アンスリウム
個性的な形をした花で、取り入れるだけで一気に南国の雰囲気に仕上がります。暑さに強いので、夏のブーケにぴったりな花材ですよ。
秋におすすめの花

ダリア
存在感のある花で、秋のブーケの主役として人気があります。深い赤やボルドー、くすみカラーなど、秋らしい色味が豊富です。
コスモス
可憐でありながらどこか儚さを感じさせ、ナチュラルで温かみのある印象を与えます。
ケイトウ
個性的な形と質感が特徴の花。独特な雰囲気が好きな人やスタイリッシュなブーケに仕上げたい人におすすめです。
冬におすすめの花

アネモネ
青紫や赤などの濃い色が多く、洗練された冬らしいブーケにぴったり。大人っぽい印象に仕上がります。
アマリリス
存在感のある大ぶりな花で、華やかなブーケに仕上がります。クリスマスシーズンに人気がある花ですよ。
ラナンキュラス
幾重にも重なる花びらが華やかで、冬のブーケに温かみを添えてくれます。カラーバリエーション豊富で、丸みがある花なのでラウンドブーケにおすすめの花材です。ラナンキュラスは春婚にも使えますよ。
式のあとブーケを残す方法
素材を決めるときに、あわせて考えておきたいのが式のあとどうするかです。ここを先に決めておくと、素材選びで迷わなくなります。
- そのまま飾れる 造花、プリザーブドフラワー、ドライフラワー。手入れもほとんど要りません
- 加工して残す 生花の場合。押し花にする、ドライフラワーにする、レジンやフレームに封入するなどの方法があります。費用は15,000〜50,000円程度。式の直後に発送する必要があるので、事前の予約が必須です
- 残さない ブーケトスに使う、ゲストに分けて持ち帰ってもらうという選択もあります
生花を加工して残したい場合は、結婚式の1か月前までに加工業者を決めておくのが安心です。当日は慌ただしく、式が終わってから探す余裕はありません。生花は時間が経つほど状態が落ちるので、翌日発送が基本になります。
「思い出として残したい」気持ちが強いなら、最初からプリザーブドフラワーや造花を選ぶという判断もあります。加工費を考えると、結果的にそのほうが安く済むこともあります。
ウェディングブーケの素材についてよくある質問
Q. 生花と造花、どちらを選ぶ人が多い?
A. 生花を選ぶ方が多数派です。みずみずしさと香りは生花にしかありません。ただし、前撮りと当日で同じブーケを使いたい場合や、式のあとそのまま飾りたい場合は造花が向いています。前撮りは造花、当日は生花と使い分ける方もいます。
Q. ブーケはいつまでに決めればいい?
A. 挙式の2〜3か月前が目安です。生花の場合、実際に使う花が決まるのは直前になりますが、形と色、予算の方向性はこの時期に固めておきます。造花やプリザーブドはオーダーから完成まで1か月以上かかることもあるので、もう少し早めに動きましょう。
Q. ブーケとブートニアは同じ花で作るの?
A. そうするのが一般的です。ブートニアはもともとブーケから1輪抜いて贈ったことが由来とされていて、同じ花材で作ると統一感が出ます。オーダーするときは、セットで頼むと間違いがありません。
Q. アレルギーがある場合はどうする?
A. 花粉の少ない花を選ぶか、造花やプリザーブドフラワーにする方法があります。花粉が気になる花でも、おしべを取り除いてもらえば負担を減らせます。ユリは香りが強く、苦手な方もいるので、会場全体の装花も含めて相談しておくと安心です。
Q. ドレスに合わせて選ぶには?
A. ドレスの形とブーケの形の相性があります。詳しくは「【ウェディングブーケの種類】10種類の形と特徴|ドレスとの相性も解説」でご紹介しています。テーマや季節から考えたい方は「【ブーケの選び方】色・形・サイズの決め方|ドレスと季節に合わせるコツ」もあわせてご覧ください。
まとめ
この記事では、ウェディングブーケの素材や花材について詳しくご紹介しました。
ご紹介したように、ウェディングブーケの素材は4種類あり、素材によってブーケそのものの雰囲気が変わってきます。
ブーケに使う花もたくさんの種類があるので、どんな雰囲気にしたいのか、ドレスや会場の雰囲気と合っているかどうか、結婚式のテーマにぴったりかなど、さまざまな点を考慮した上で花材を選ぶ必要がありますよ。
ウェディングブーケについては、式場のフローリストによく相談して決めていくといいでしょう。
この記事を参考に、おふたりにぴったりな素敵なブーケを選んでくださいね。


