独学でソムリエ試験に挑戦した話し2

前回のコラムでは、ソムリエ試験に挑戦し始めた頃の話を書きました。

1500問の問題集と教本で勉強していけば、なんとか合格できるのでは?そんな甘い考えが恐怖の出来事で、吹っ飛ぶことになります。忘れもしない2020年7月7日の出来事でした。

毎日、覚えては忘れ、忘れては覚えを繰り返し勉強していました。たしか問題集も2周目に差し掛かかっており、一丁前に合格できるかも!?なんて、甘い期待も持っていたと思います。ネットを見ていると【ソムリエ1次試験 フランス対策模試】の文字が目に飛び込んできました。

京都のワイン塾のホームページでした。塾生でなくても、誰でも受講ができるとのこと、受講費もリーズナブルだし、1回の単発だから気も楽だと思い、模試を受けることにしました。会場に行くと、若い女性が私以外に3名、全員塾生さんでした。当然、私は最年長です。笑

さて、時間になり、塾長の先生が説明をはじめ、私は凍りつきました。「試験まであと僅か、最終の仕上げだと思って頑張ってください。では、1問ずつ当てていきます」

「え?」「当てていく?」と心の中でつぶやいたと同時に、先生が問題を出されました。

え、ええ、えええーーーー!!!口頭?????!!!!口頭で答えるの?

私は今まで、1次試験は、選択問題だから選択肢から答えを選ぶ勉強しかしていません。なんなら、文字面で覚えている問題も多々あり、正式名称を口頭で答える勉強のやり方なんて、一切していなかったのです。

塾生の若い女子たちは、本当に恐ろしく優秀で、ツラツラと正解を答えていきます。後から知ったのですが、この塾は全国でも有名なワイン塾で、塾生の中から世界のソムリエコンクールに出る人もいるそうです。

容赦なく、私も順番が回ってきて、当てられ、答えるのですが、1問も正解できません。

結局、私は殆どの当てられた問題を答えられず、最後の総評で先生からは「今年は無理ですね」だけ言われ、すごすご自宅に帰りました。

この帰り道、初めて悔しくて、情けなくて涙が出ました。別にさぼっていた訳でもなく、勉強はしていたのに、全く答えられなかった自分の試験に対する甘さ、プロになるという自覚の甘さに気が付き、「絶対に今年、合格したい!」という気持ちがむくむくと湧いてきました。

ここからが、私の本当の意味での「ソムリエ試験勉強」だった気がします。

自宅に戻り、残り1ヶ月、今までの勉強時間を倍に増やし、朝は4時から夜中まで、甘かった自分を反省し、寝ても冷めても、机にかじりついてワインの勉強を続けました。口頭でスラスラ答えられるレベルまで。冷蔵庫、化粧室、洗面所の壁という壁に覚えるべき項目を貼り、暗記を繰り返しました。覚えられなくて、涙が出てきたり、、。夫の支えが無かったら、ノイロ-ゼになっていたと思います。本当に感謝です。

1次試験会場に着く最後の最後まで、暗記を続け、いよいよ運命の1次試験です。(つづく)

このコラムの投稿者

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所属:株式会社WEDDGE

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