この時代に結婚式を挙げる意味

ウエディング業界に関わる者として、「すごい時代がきてしまった」と感じています。

2019年の時点で、まさかこんな世の中になるなんて、だれが想像できたでしょうか。
2020年の春、まさかこんな世の中が2022年になっても続いているなんて、だれが想像できたでしょうか。

「結婚式を挙げるべきかどうか」と悩んでいるカップルさんへ

今、これから控えている結婚式をやるべきかどうかで悩んでいるカップルさんは、とても多いとおもいます。

こんなことで悩まなくちゃいけないなんて、本当につらいしくやしいし、やり場のない気持ちを抱えていらっしゃることでしょう。

まずはおふたりが「だれのために」「何のために」結婚式を挙げようとおもわれたのか、その原点に立ち戻っていただきたいとおもいます。

年老いた新郎新婦の両親

「だれのため」という「人の顔」が思い浮かぶなら、その方の意見を聞いてみてください。

「何のため」という「想い」があるのなら、

おふたりでしっかり話し合ってみてください。

そこにきっとヒントがあるはずです。

ただ「正解」はどこにもありません。

おふたりが決めた選択が「正解」かどうかなんて、だれも決めることができないのです。

もしかしたらインターネット上で「こんな時期に結婚式を挙げるなんて間違ってる!」なんていう意見を目にするかもしれません。

あなたのことを知らないひとの意見は無視して大丈夫です。

おふたりが悩み苦しんで出した答えを、だれも批判する資格はないのですから。

とはいえ費用の問題も

緊急事態宣言が出ていない状況での延期・キャンセルは、通常通りの変更・キャンセル料が請求されることになるはずなので、この状況もとてももどかしいです。

そしてきっとそれは、おふたりの結婚式を一緒に創ってきたプランナーも同じ気持ちです。
でもそうはいっても、実際にその費用を負担するのはおふたりなので「プランナーは何も痛くないじゃないか!」という気持ちもごもっともだとおもいます。

だからこそ、一緒に悩ませてほしいとおもいます。

結婚式の打合せ風景

プランナーと一緒に問題を整理して、取れる対策や開催できる糸口を見つけてほしいのです。

それがどんな結論になったとしても、わたしだったらおふたりと一緒に悩んで苦しんで選択したいとおもいます。

最悪費用が発生したとしても、相談するのは早いに越したことはありません。

迷っているのなら一刻もはやく、担当プランナーに連絡を取ってみてください。

こんな時代だからこそ結婚式を挙げる意味

いつの日からか、ひとの潜在意識に深く刷り込まれた「プロポーズされたらゼクシィ」。

今までだったら、それこそなんとなく当たり前のように、結婚式を考えたカップルさんも多かったとおもいます。

だけどおふたりは、この時代に結婚式を挙げることを選んだわけです。

わたしが担当してきたお客さまは100%「結婚式、やってよかった」とおっしゃいました。

それは結婚式を挙げたカップルにしか感じ得ない気持ちです。

やると決めたなら、その先にある感情をぜひ味わってほしいとおもいます。

ひとに気軽に会うことを制限されてきたこの2年間。

オンラインで話すことが増え、それらを使う事にも抵抗がなくなってきている昨今、それでも久しぶりに懐かしい友人や家族にリアルで会えた時、なんとも言えない気持ちになったとおもいます。

リアルに勝るものはありません。

寄り添う新郎新婦

わたしもこのコロナ禍に2度、結婚式に参列をしました。
結婚式場は十分すぎるほどの対策を取ってくれているし、参加するゲスト側も意識が高いのでそこには「安心」しかありませんでした。

そしてやっぱり「結婚式っていいよなあ」と感じました。
すごく悩んであろう新郎新婦にも「直接おめでとうを言わせてくれてありがとう」という気持ちになりましたし、実際そう伝えました。

一意見として参考にしていただけたら幸いです。

最後に、最近感動したベルクラシックさんのCMをシェアしますね。

「幸せが、どうか、負けませんように」

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