おもてなし重視&ゲスト満足度No.1「シンプルウェディング」【Weddingトレンドレポート】

祝福の中の新郎と新婦

皆さんこんにちは。
これからは定期的に、結婚式当日についてまとめた【Weddingトレンドレポート】を投稿していきたいと思います。

皆さんは、「自分の結婚式でやりたいこと」と言えば、何を思い浮かべますか?
ブーケトス・バルーンリリース・余興・ムービー上映…等々、やりたいなと思うことは色々ありますよね。準備をしながら調べていくうちに、また増えることも多いですよね。

新型コロナウイルスが流行する前は、挙式・披露宴・ウェルカムスペース全てに新郎新婦のカラーややりたいことを詰める!という傾向が強かったように思いますが、実は今はその逆で、「シンプルな結婚式」を理想とする方が増えてきているのです。

詰め込みすぎない余裕のある結婚式がトレンド

新郎と新婦の二人でブーケを持つ

「シンプルな結婚式」とはどのようなものかと言うと、特徴として、

  • 披露宴の進行は最低限にし、新郎新婦がゲストとゆっくり過ごせる時間を取る
  • お花やウェルカムスペースの装飾は統一性をもたせ、飾りすぎない
  • テーマを1つ決めて、そのテーマに沿った内容にする
  • ゲストは本当に大切な人たちだけを呼ぶ

…等が挙げられます。言葉にするのが難しいのですが、今までの結婚式は「新郎新婦のやりたいこと」「ゲストが楽しめること」「ゲストに感謝を伝えること」等、様々な要素が混在しているものが多かったのに対し、今は「新郎新婦のやりたいこと=ゲストが満足できる時間」といったように要素が繋がってきていると感じます。それが結果として、披露宴の内容をシンプルにし、余裕が生まれてきているのです。

なぜシンプルにしたいのか

結婚パーティーでの乾杯シーン

ではなぜ、「新郎新婦のやりたいこと=ゲストが満足できる時間」という考え方に変わってきたのでしょうか?その理由をご説明します。

ゲストとの時間を大切にしたい

以前は、ウェルカムパーティでバルーンリリースしてみんなと写真撮って、披露宴ではオープニングムービー・ヒストリームービーに加えてエンドロールがあり、ケーキ入刀後はファーストバイトにサンクスバイト、再入場後はフォトラウンドに余興にデザートビュッフェ…といったように、分刻みで進行が組まれておりました。(カタカナばかりですね)

結果として、新郎新婦はほぼ高砂に座れず、ゲストもイベントの隙間で料理を食べ、スタッフが次の料理をすぐに持ってくる…という披露宴がほとんどでした。否定的に書かれているように思われるかもしれませんが、以前はこれで良かったのです。なぜなら、会おうと思えば、またすぐに会える人も多いので、披露宴中の「ゲストとの時間」をそんなに重要視しなくてもよかったからです。その為、新郎新婦のやりたいことが優先される場面が多かったのです。

でも今は違いますよね。新型コロナウイルスが流行し、会いたい人に満足に会えず、結婚式を行うことも出来ませんでした。そして今、やっと結婚式が出来るようになってきましたが、以前のように「関わりのある人をたくさん呼んで盛大に楽しい結婚式にしよう!」ではなく、「本当に大切な人たちだけを招いて、久しぶりに会えた時間を大切にしよう」という考えに変わってきました。

新郎新婦・ゲストの年齢層が変わった

「シンプルな結婚式」が好まれる理由として、「晩婚化」も挙げられます。以前は新郎新婦の年齢が24歳~29歳を中心としていたのに対し、現在は30~40歳の方も多くなっています。つまりは、ゲストの年齢層も上がってきているのです。その為、洗練された空間でゆっくり料理やお酒、会話を楽しむことを楽しみにしているゲストを満足させる結婚式にしたいと思う新郎新婦が多くなってもおかしくないですよね。

「おもてなし」がゲスト満足に繋がる

自分が結婚式に参列するときに、皆さんは何を楽しみにしていますか?もちろん、新郎新婦の晴れ姿を見てお祝いすることが1番だと思いますが、「フルコースはどんな内容かなぁ…」「おいしいシャンパン出るかなぁ…」と期待していませんか?私は、フォアグラが大好きなので、当日はまずメニュー表を見てフォアグラないかなって探しています(笑)普段食べない・飲まないものだからこそ、結婚式での料理・ドリンクって結構重要ですよね。

その他にも、引出物がネットで選んで自宅に郵送されるタイプだと、帰りが楽で嬉しいなとか、駅から近いと楽で助かるなとか、小さな「満足」の積み重ねってあると思います。

今の新郎新婦は、披露宴の内容でゲストを満足させる!のではなく、そんな「小さな満足」を積み重ねて、最終的には「ゲストが大満足する結婚式」を目指す方が多いのです。

新郎新婦の想いを叶えられる式場とは

シンプルな装飾

そんなゲストを満足させる「おもてなし」って、どんな式場でも叶えられるのでしょうか。答えはNOです。会場を見学してみて、雰囲気をとても気に入って契約したとしても、打ち合わせの中で叶わないことが多い…ということも多いので注意が必要です。

料理が美味しい

結婚式場って問答無用で料理が美味しいものだと思われがちですが、実はそうでもありません。見学の時には必ず試食がついているフェアを選びましょう。ただし、試食で出てくるのは1番上のコースの料理であることも多いので、素材の良さだけではなく、ソースの味が良いか等を見ましょう!式場に寄せられているゲストの口コミを見ることも大事ですね。

ゲスト導線が考えられている

見学当日はぜひゲストの導線に注目してみてください。注目するポイントは、「ユニバーサルデザイン」な会場であるかというところです。階段しか上にいく手段が無い場所はないか、雨の日でも外を通らないといけない場所はないか、子どものおむつ替えや授乳するスペースが確保されているか…等、列席されるゲストの中に車いすを使用する人や高齢者・乳幼児がいても、全員が快適に過ごせるのかを確認しましょう。

天候に左右されない

最近では、挙式後に外でフラワーシャワーをしたり、大きなガーデンで人前式やビュッフェを行ったり、当日の天候によっては進行内容に大きな影響が出る会場もあります。雨が降ってしまうことは仕方ないですし、気候の良い日に外で過ごすことは気持ち良いですよね。

大切なのは、雨が降ったときに、どこでどのように同じ内容の進行をやるのかを確認することです。会場によっては、「ここ!?」って思わず言ってしまうような場所や、外に比べてすごく狭いところに案内される場合もあります。ゲストの方が窮屈な思いをすることのないように、全天候型の会場を選べると良いと思います。またそういう会場を選べると、いざ雨が降った時に自分たちのテンションが下がるというリスクも減りますよね。

自分で装飾しなくてもオシャレ

SNS等で最近の結婚式の写真を見ると、メインテーブルや卓上、ウェルカムスペースを高級感のある草花や小物で統一感をもって飾っている方が多くなっていると思います。洗練されたオシャレな空間で、ふたりとゲストが上質で素敵な時間を過ごすのは理想的ですよね。

でも実は、会場の装飾って新郎新婦のお財布にとても影響を及ぼすものになります。会場にお願いすると目玉が飛び出るような金額になってしまったり、自分たちで用意しようとすると各テーブルに同じものを沢山買わないといけないため結果お金がかかってしまったりします。100円ショップでは高級感のある小物は売っているかと言うと、種類は少ないですよね…。

装飾にそんなにお金をかけるのであれば、料理やドリンク等、ゲストの満足に直結する部分にかけたいと思う方も多いと思います。その為、自分たちがたくさん飾らなくても、ロビーや受付スペースからオシャレな雰囲気があったり、すでに小物が色々と置いてあったりする会場だと嬉しいですね。見学時は、会場が用意した小物をたくさん飾ってオシャレに見せている場合もあるので、当日はどこまで飾ってあるのか、レンタル等はできるのかを質問できると良いと思います。

まとめ

今回は、最近の結婚式の中心になっている「シンプルな結婚式」をご紹介させていただきました。

新型コロナウイルスの流行は、結婚式の常識をガラッと変えてしまいました。結婚式が出来ない時代が来るなんて、誰も予想できなかったと思います。延期やキャンセル等をして、悲しい思いをした新郎新婦もいると思いますが、その苦しい時期を乗り越えて私たちが気付いたのは、「大切な人との時間は貴重である」ということです。

シンプルな結婚式は、そんな背景から生まれてきた素敵な結婚式の形だと思います。これまでの自分を支えてくれて、自分の幸せを心から祝福してくれる大切な人たちを招き、感謝を形にしてこれからの関係を続けていくキッカケになる。結婚式がそんな存在になっていることは、とても喜ばしいことですよね。

これから結婚式を迎えられる皆さんも、ぜひ、そんな素敵な時間にしてくださいね。

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