【結婚式の招待状】招待状に必要なものは?スケジュールや作成方法をご紹介!

結婚式の招待状

前回の記事「【結婚式の打ち合わせ】結婚式の打ち合わせとは?回数や時期、内容についてご紹介!」では、結婚式の打ち合わせについてご紹介しました。
今回は、結婚式準備のポイント「招待状の準備」に焦点をあててみていきましょう。

結婚式の招待状は、ゲストに結婚式の日時や場所を伝える大切な案内状です。ゲストにとっては、1番最初に届くおふたりからのおもてなしアイテムになります。
いざ招待状を用意しようと思っても
「招待状って何を準備すればいいのだろう?」
「招待状は手作りできるのかな?」
など疑問に思っている人も多いですよね。

この記事では、招待状の基礎知識やスケジュールなどをご紹介します。
招待状の作成方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

結婚式の招待状に必要なもの

結婚式の招待状とペン

結婚式の招待状に必要なものは、本状・返信ハガキ・付箋・封筒・アクセス案内地図の5点あります。それぞれを詳しくみていきましょう。

本状

招待状の本状は時候の挨拶から始まり、いつ誰がどこで結婚式を挙げるのか、返信期日についてなどの情報を盛り込んだ文面になります。差出人やゲストの顔ぶれを考慮しながら検討するといいでしょう。
気を付けるべきポイントは、招待状の文面には「、」や「。」などの句読点を使わないこと。お祝い事なので「区切る」「切れる」という意味合いの句読点は使ってはいけないとされています。招待状の文面はさまざまなパターンの文例があるので、プランナーと相談しながら決めていくといいでしょう。

返信ハガキ

返信ハガキは、結婚式の出欠やゲストの氏名、住所、メッセージなどを記載してもらうためのものです。アレルギー対応ができる場合は、アレルギーの有無を記入する欄を設けるといいですね。
ハガキの表面には、新郎新婦の住所と名前を記載しておきます。その際、自分の名前には「様」ではなく「行」と付けるのを間違えないようにしましょう。慶事用の切手を貼った状態で招待状に同封します。

付箋

付箋は、主賓や乾杯、受付などのお願いや一部のゲストだけに挙式参列をお願いしたい場合などに同封するカードのことです。一部のゲストに向けて依頼したいことがある場合に同封します。
サイズは名刺くらいの小さめのカードが一般的。封入する際には、付箋を入れる相手を間違えないように注意しましょう。

封筒

封筒には本状や返信ハガキなどを入れるので、入れやすく大きすぎないサイズのものを用意するといいですね。表面にはゲストの名前と郵送する場合には住所、裏面には新郎新婦の住所と名前を記載します。郵送する場合には、慶事用切手を貼って発送しましょう。

アクセス案内地図

結婚式場までの最寄り駅からのアクセス方法や、会場周辺地図を載せた案内地図のことです。式場によっては、式場が作成した地図を用意してくれることもあります。
自分たちで作成する場合は、電車やバスの時間を記載したり駐車場の案内を入れたりとゲストが分かりやすい地図になるように工夫するといいですね。

一般的な招待状のスケジュール

カレンダー

まずは招待状を用意するときの一般的なスケジュールをみていきましょう。

招待状作成:挙式約3~4ヶ月前

招待状のデザインや差出人、文面などを決めていきましょう。

招待状デザイン

招待状のデザインは、結婚式の雰囲気やテーマに合わせて選ぶのが基本です。ゲストが最初に手にするものなので、結婚式への期待感を高められるデザインを選ぶといいでしょう。
ただし、お二人の好みだけではなくゲストの顔ぶれを意識するのも大切。仕事関係の人が多いのであればフォーマル、友人が多いのであればカジュアルなどゲストのことも意識して選べるといいですね。

招待状の差出人と文面

まずは、招待状の差出人を誰にするのか決めましょう。招待状の差出人には「お二人の名前」「両家の親の名前」「両家の親の名前とお二人の名前の連名」の3パターンあります。

招待状の差出人は披露宴の主催者を意味するため、両家の親の名前で出すのが一般的。よりフォーマルな印象を与えられるので、年配者や上司が多い場合におすすめです。
最近多いのが、お二人の名前を差出人にするパターン。友人中心の披露宴や、両家の援助なくお二人の力だけで披露宴を行う場合は差出人をお二人の名前にしてもいいですね。
ただし、親御さんの意向もあるので差出人を誰にするのか事前に話し合っておくようにしましょう。

招待状の文面は、差出人の名前に合わせて選んでいきます。差出人によっていくつかパターンがあるので、披露宴の雰囲気に合ったものを選ぶといいですね。

宛名書き:挙式約3ヶ月前

宛名書きは、筆ペンや毛筆を使って太く濃く手書きをするのが一般的です。招待するゲストひとりひとりを想いながら一生懸命手書きすれば、温かみがあり心のこもった招待状になります。
最近ではパソコンなどを使って印刷する人も。絶対ダメというわけではありませんが、手書きする方がおすすめです。
どうしても手書きが苦手な人は、親族や上司の分だけ手書きしたり、プロにお願いする宛名筆耕を発注したりするといいですね。

招待状発送:挙式約2ヶ月前

切手を貼り、必要なものを全て封入したら招待状を発送します。
招待状の発送は、「大安」や「友引」などお日柄の良い日の消印が押されるように投函しましょう。できればポストに投函するのではなく、郵便局の窓口に直接持参するのがおすすめ。直接持っていけば汚れたり折れたりする心配が少なく、消印日の確認ができるので安心です。

招待状返信期日:挙式約1ヶ月前

招待状に同封する返信ハガキの返信期日は、結婚式1ヶ月前に設定するのが一般的です。返信期日は「大安」や「友引」などのお日柄の良い日にしましょう。
人数を確定させたいからといって早めに返信期日を設定してしまうと、ゲストの予定が変わるなどして、結局人数変更する手間が増えてしまうことも。返信ハガキが返ってこない可能性がある場合は、少しだけ早めに返信期日を設定するといいでしょう。

招待状は郵送?手渡し?

両手で招待状を渡す

招待状はできるだけ手渡しする方が丁寧といわれています。招待状を手渡しできるゲストにはなるべく手渡しするのがおすすめです。
特に、主賓の挨拶や乾杯をお願いする上司には手渡しするのがマナー。「主賓のご挨拶をお願いできますでしょうか」と一言添えてから、招待状を手渡しするようにしましょう。
手渡しする場合も、招待状を渡すのは結婚式の2~3ヶ月前頃でOK。
遠方にいてどうしても手渡しできないときや、なかなか会えない人には郵送しても大丈夫ですよ。

招待状を手渡しするときの注意点

招待状を手渡しする場合にはいくつか注意するべきポイントがあります。

封筒に住所を書かない&切手を貼らない

手渡しするときは、封筒に住所を書きません。郵送しないため、切手も貼らないようにしましょう。住所が書いてあったり切手が貼ってあったりすると、実は郵送しようと思っていたのかな?と思われてしまう可能性があります。
ゲストをリストアップするときに、手渡しなのか郵送なのか間違えないようにしてくださいね。また、返信ハガキには切手が必要になるので忘れずに用意しましょう。

招待状の封をしない

手渡しするときは、招待状を糊付けするのはNG。これは、結婚式の招待状という縁起の良い物を「切る」のは良くないとされているからです。また、封をしなければすぐに中を確認できるため相手の手間を省くこともできます。
招待状の中身がこぼれてしまうのが心配な人は、シールで軽くとめておく程度にしましょう。

招待状の作成方法

手作りの招待状

招待状を作成する方法は、手作り・式場提携業者に発注・自分で外部業者に発注の3パターンあります。それぞれの特徴とメリット・デメリットをみていきましょう。

手作り

招待状を手作りする方法としては、1から全て作るパターンと招待状手作りキットを使って作るパターンがあります。
1から全て作る場合、素材選びからデザインまで全てお二人で決めなければならないので、時間と手間がかかります。しかし、世界にひとつしかないオリジナリティ溢れる招待状を作成できるのが魅力です。
招待状手作りキットを使う場合は、本状・封筒・返信ハガキがセットになっているので印刷をするだけでOK。文例がダウンロードできるものもあり、手軽に作成できます。
どちらの場合でも、全て印刷する前に1部だけ印刷してプランナーに間違いがないか確認してもらうようにしましょう。

【メリット】
・好みのデザインの招待状が作れる
・業者に発注するよりも費用を安く抑えられる
・手作りの温かみを出せる
・修正があった場合すぐに直せる

【デメリット】
・業者に発注するよりも時間や手間がかかる
・業者の招待状と比べると、質が低くなる可能性がある
・持ち込み料が発生することがある

式場提携業者に発注

招待状を結婚式場と提携している印刷業者に発注する方法です。打ち合わせの中でデザインや文面などを決めていきます。選んだものはプランナーが発注して、印刷した状態でお二人の元に届きます。結婚式の打ち合わせと共に進められるので、余計な時間がかからず忙しいお二人におすすめです。

【メリット】
・手間がかからない
・プロが作っているので仕上がりがきれい
・会場の雰囲気に合ったオリジナルデザインもある
・ミスが少ない
・持ち込み料がかからない

【デメリット】
・選べるデザインが少ない
・外部業者や手作りに比べて費用が高くなる傾向にある
・オリジナリティを出しにくい

自分で外部業者に発注

ネットや雑誌などで調べて自分たちで見つけた業者に発注する方法です。お二人が選んだデザインや文面で印刷まで行ってくれます。スマホからも簡単に注文できるので、デザインを選びたいけれど自宅にプリンターがないため自分では印刷できない人などにおすすめです。

【メリット】
・たくさんの業者があるため、豊富なデザインの中から選べる
・プロなので仕上がりが期待できる
・手作りよりも手間がかからない
・式場提携業者よりも安くできる可能性がある

【デメリット】
・業者を探す必要がある
・自分たちで納品スケジュールを調整しなければならない
・業者によって仕上がりの質に差がある
・持ち込み料が発生することがある

まとめ

今回は招待状の基礎知識やスケジュール、作成方法についてご紹介しました。
招待状はゲストが1番最初に受け取るお二人からのおもてなしの気持ちです。
ご紹介したように結婚式の招待状にはさまざまなルールがあるので、失礼のないようにひとつひとつ確認しながら進めていきましょう。
ぜひ、お二人の気持ちが伝わる素敵な招待状を作成してくださいね。

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