【結婚指輪の選び方】結婚指輪はどう選ぶ?後悔しないためのポイントをご紹介!

白い布の上に置かれた1セットのシルバーに輝く結婚指輪

前回の記事「【入籍日&結婚式の日取り】いつが人気?縁起の良い日もご紹介!」では、入籍日で人気の日や結婚式の日取りの決め方をご紹介しました。
今回の記事では結婚準備スケジュールの中の「結婚指輪の選び方」についてみていきましょう。

おふたりの愛の証となる結婚指輪。
結婚の際に多くの人が購入していますよね。
いざ結婚指輪を選ぼうと思っても、
「何を基準に選べばいいの?」
「長く身につけるものだから後悔したくない!」
「自分の好みだけで結婚指輪を選んでいいのかな…?」
などさまざまな疑問が出てきていませんか?
結婚指輪は毎日のように長く身につけるものなので、素敵な結婚指輪を選びたいですよね。
そこでこの記事では、結婚指輪の相場や選び方をご紹介します。後悔しないために押さえておきたいポイントもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

結婚指輪とは

花束の前に置かれた婚約指輪と結婚指輪

結婚指輪とは結婚式の指輪交換の儀式で使われる指輪で、結婚後も新郎新婦が身につける指輪のことです。「マリッジリング」とも呼ばれ、夫婦の愛の証とされています。
結婚指輪は、9世紀頃にローマ教皇が妻に指輪を贈ったことが始まりといわれています。貴族の間でも結婚の証とする習慣が広まり、13世紀頃には一般的な慣習となったそうです。日本に結婚指輪が伝わったのは江戸時代後期でしたが、一般的に広まったのは大正時代頃といわれています。
結婚指輪を交換する儀式には、「永遠に途切れることなく続く愛」を意味するとされる円いカタチの指輪を交換することで、「愛が永遠に続きますように」との願いが込められているそうです。また、結婚指輪はお互いの分身やお守りとして交換するという意味があるとの考えも。離れていても指輪がおふたりの愛を守ってくれるという説もあるそうですよ。

結婚指輪の相場はどれくらい?

積み上げられた10円玉の上から植物の芽が出ている

結婚指輪を購入するにあたって、どのくらいの予算を立てておけばいいのか分からない人もいるでしょう。結婚指輪の相場としては、「ゼクシィトレンド調査2023(全国推定値)」によると2人分の結婚指輪にかかった費用は平均で28.1万円です。20~25万円が1番多く、続いて25~30万円、30~35万円という結果になっています。結婚指輪の素材や既製品なのかオーダーなのかなどによっても費用はさまざまなので、先輩カップルの結果を参考におふたりでよく話し合って予算を決めるといいですね。

結婚指輪の選び方

本のページでハートマークを作り、その中に結婚指輪が置かれている

たくさんの種類がある結婚指輪なので、選ぶときにどんな点に着目すればいいのか悩んでしまいますよね。ここでは、結婚指輪を選ぶときに必ず検討することになる大切なポイントについてご紹介します。

既製品orオーダー

キリストの十字架に重ねられた金色の結婚指輪セット

まずは結婚指輪の購入方法を検討しましょう。結婚指輪の購入方法としては大きく分けると既製品・セミオーダー・フルオーダーの3種類です。購入方法によってメリットや納期などが異なります。それぞれの購入方法の特徴は以下の通りです。

既製品

ショップにある既に完成している指輪の中から、おふたりが気に入ったデザインや素材の指輪を購入する方法です。「ゼクシィトレンド調査2023(全国推定値)」によると、58.4%の人が既製品を選んで購入しています。
メリットは実物をショップで試着してつけ心地やデザインを確認できること。また、オーダーに比べると価格が安く抑えられることや、納期が短く済むのも既製品の嬉しいポイントですね。

セミオーダー

セミオーダーは、あらかじめ用意されている素材やデザイン、宝石などから好みのスタイルを組み合わせる結婚指輪の購入方法です。既製品をベースにアレンジする方法などもあり、ショップによって自由度は異なります。「ゼクシィトレンド調査2023(全国推定値)」によると、28.5%のカップルがセミオーダーを選んでいるようです。
メリットは既製品よりもおふたりらしさが出せるという点。フルオーダーよりもハードルが低く、気軽にオリジナリティ溢れる結婚指輪が作れるのがセミオーダーの魅力ですね。

フルオーダー

フルオーダーは、デザインなど1からおふたりで考えて結婚指輪を作る方法です。完全にオリジナルの世界に1つしかない結婚指輪が作れます。「ゼクシィトレンド調査2023(全国推定値)」のデータによると、7.6%の人がフルオーダーを選んでいます。
メリットはおふたりオリジナルのこだわりが詰まった結婚指輪が作れるということ。職人さんと相談しながらデザインや素材などを決めていくので、理想の結婚指輪のイメージをしっかりと持っているカップルにおすすめの購入方法ですよ。

素材

ブルーのボックスに収められた結婚指輪セット

結婚指輪は毎日指に触れるものなので、自分の肌と相性の良い素材で耐久性に優れたものを選ぶ必要があります。また、素材によっても結婚指輪の見え方が変わってくるため、素材選びは慎重に行うといいでしょう。結婚指輪に使われる素材として代表的なものは以下の通りです。

プラチナ

プラチナは、結婚指輪で1番人気のある素材です。希少性が高く、耐久性がありながらも加工しやすいので繊細なデザインも可能。傷や変形、変色にも強く、プラチナの輝きが長く続くので一生身につける結婚指輪にぴったりの素材ですよ。

ゴールド

ゴールドは、プラチナの次に人気がある結婚指輪の素材です。ゴールドとはいっても、純度100%の素材は柔らかく傷つきやすいので結婚指輪の素材には不向き。結婚指輪に使用する場合は、他の金属と合わせて強度を高めるのが一般的です。プラチナに比べて価格が安いことが多いのも嬉しいポイントですね。

ジルコニウム

ジルコニウムは金属アレルギーを起こしにくい素材で人気があります。20色以上の美しいカラーに発色できるため、男女共に人気がある素材です。個性ある結婚指輪にしたい人にもおすすめですよ。

デザイン

リングピローに上で白いリボンで結ばれた結婚指輪のセット

指輪の形や模様などデザインも結婚指輪を選ぶ上で大切な要素のひとつです。長く身につけるものなので、自分好みのデザインで年齢を重ねても違和感なくつけられるデザインを選ぶといいですね。
結婚指輪はおふたりの愛の証なので、同じデザインやペアでザインを選ぶのが一般的です。もしも、おふたりの好みのデザインが違った場合は、同じコンセプトで作られた指輪や同じイメージを元に作られた指輪などを探してみるのがおすすめ。おふたりが共に納得して毎日身につけたいと思えるデザインを選ぶといいでしょう。
結婚指輪のデザインの種類で代表的なものは次の通りです。

ストレート

ストレートデザインは結婚指輪の定番デザインで、言葉通り直線的なフォルムの指輪です。シンプルな形なので男女問わずつけやすいと人気があります。

ウェーブ

ウェーブデザインは、正面から見たときに波打つように曲線になっている立体的なフォルムの指輪です。ウェーブには曲線の動きによってS字、U字、V字とデザイン分けすることができます。指輪をつけたときに指を長く美しく見せる効果があるのが魅力。上品で優しいイメージの指輪デザインですよ。

幅も要チェック!

実は指輪の幅も結婚指輪の印象を左右する重要なポイント。一般的に結婚指輪の幅は3mmといわれていますが、ご自身の指との相性や好み、つけ心地などを確認した上でぴったりの幅を選ぶといいでしょう。
幅を細くしたい場合は強度が問題になってきますし、幅を太くしたい場合は重さが出てしまうためつけ心地に影響することも。お店の人に意見を聞きつつ、幅を決めていくようにしてくださいね。

サイズ感

結婚指輪をはめた男女の手が重ねられている

結婚指輪は長時間身につけるものなので、サイズ感がとても重要です。できるだけぴったりのサイズを選ぶといいでしょう。ただし、指のサイズは1日の中でもむくみやすい時間があり、季節によっても変化しやすいもの。年齢を重ねるにつれてサイズ感が変わることもあるようなので、お店の人に相談しながら自分に合ったサイズを選べるといいですね。

後悔しないために!押さえておきたいポイント

新婦の手のひらに乗せられた金色の結婚指輪セット

長く身につける結婚指輪なので、満足のいく結婚指輪を選びたいですよね。ここでは、後悔しない結婚指輪を選ぶために押さえておきたいポイントをご紹介します。

つけ心地にこだわろう

結婚指輪をはめた男性の手を握りしめている結婚指輪と婚約指輪の両方をはめた女性の手

毎日身につける結婚指輪なので、つけ心地の良いものを選びたいですよね。つけ心地の良い指輪にするための方法として、指輪の内側部分を丸く削って滑らかにしている指輪もあります。内側部分が直角になっていると、つけたり外したりするときに角が指に当たって痛みを感じることも。ただし、ゴツゴツしたいかつい指輪デザインを保つためにあえて内側をシャープにしている指輪もあります。指輪の厚みや幅によってもつけ心地が変わるので、まずはお店にあるさまざまなデザインの指輪を試着して、自分の指にフィットする指輪を見つけてみるといいですね。

職場のルールを確認しよう

RULEと書かれている木製のキューブ

毎日身につけたい結婚指輪ですが、職場によって結婚指輪着用のルールが異なります。仕事中に着用するかどうかによっても選ぶべき結婚指輪のデザインが変わってくるので、事前に職場のルールを確認するようにしましょう。
一般的に衛生面や安全面を重視する職場では、結婚指輪の着用が認められていないことが多いです。また、保育や介護など人と関わる場面の多い職種も結婚指輪は推奨されていないことが多いよう。着用可の場合でも、華美なデザインの指輪はNGなど細かく決まっていることもあるので、職場の上司や先輩に確認してみると安心ですね。

アフターサービスも要チェック

黒いケースに収められた幅広で金色の男性の結婚指輪と白いケースに収められた細いシルバーの結婚指輪

結婚指輪のアフターサービスとは、サイズ直しやクリーニング、研磨などのこと。お店によってもサービス内容が異なるので、購入前にしっかり確認しておくといいでしょう。代表的なアフターサービスには次のようなものがあります。

  • サイズ直し…きつくなってしまったりゆるくなってしまったりした時に、その時の自分に合ったサイズに直してもらうサービス。
  • クリーニング…金属や宝石に付いた汚れやくすみなどを落としてくれるサービス。
  • 傷のリペア…指輪に傷ができてしまったときに、傷を目立たなくしてくれるサービス。
  • 宝石のゆるみ直し…指輪についている宝石がとれたり、ゆるんでしまったりしたときに、直してくれるサービス。
  • 磨き直し…表面にできてしまった細かい傷を研磨して新品のような輝きを取り戻してくれるサービス。

お店によってアフターサービスを受けられる期間やかかる費用、サービス内容は違ってきます。万が一のときに備えて、どんな保障が受けられるのかよくチェックしておいてくださいね。

まとめ

この記事では結婚指輪についてご紹介しましたが、いかがでしたか。
結婚指輪は長く身につけるものなので、選ぶときにはさまざまなポイントをチェックする必要があります。
少し大変に感じる人もいるかもしれませんが、一生ものの結婚指輪なのでひとつひとつ丁寧に確認しながら選んでいくことが大切です。
おふたりの愛の証なので、満足できる最高の結婚指輪を選んでくださいね。