【WEB招待状】そのメリット・デメリットや使い分ける方法をご紹介!

前回の記事「【結婚式に何人呼ぶ?】人数別に雰囲気やメリット・デメリット・予算感をご紹介!」では、結婚式に招待するゲストの人数別の雰囲気やメリット・デメリット、予算感についてご紹介しました。
この記事では「WEB招待状」についてみていきましょう。
結婚式の招待状といえば紙の招待状が一般的でしたが、ここ数年で急速に広がっているのが「WEB招待状」です。
スマートフォンの普及やデジタル化が進んだことで、LINEやメールで簡単に届くWEB招待状を選ぶ人が多くなっています。また、カジュアルウェディングや1.5次会など結婚式のスタイルが多様化しており、往来の形式にとらわれない結婚式が増えているのもWEB招待状が普及した理由のひとつです。
しかし、WEB招待状を検討している人の中には
「WEB招待状は失礼なのかな?」
「WEB招待状のデメリットはなんだろう?」
など疑問に思っている人もいますよね。
そこで今回の記事では、WEB招待状のメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。紙の招待状と使い分ける方法についても触れているので、参考にしてみてくださいね。
WEB招待状とは

WEB招待状とは、おふたりの結婚式専用のウェブページを作成してそのURLをゲストに送付するという招待状のスタイルです。制作してから送付、その後の出欠確認まですべてWEB上で行うことが可能。最近はWEB招待状を作成できるサイトが増えており、デザインやウェブに載せる内容などアレンジできるようになっています。
WEB招待状はコロナ禍以降急速に利用する人が多くなっている招待状のスタイルで、スマートフォンの普及やデジタル化が進んでいることもWEB招待状が普及した要因のひとつ。ペーパーレスで手軽に送れることから、多くの新郎新婦が選択肢のひとつとして検討しています。
WEB招待状の利用状況
WEB招待状の利用は広がっています。
約30%のカップルが何らかの形でWEB招待状を活用しており、特に30代以下のカップルでは50%を超える利用率となっていると言われています。
利用シーン別では以下のような使い分けが多く見られます。
- 1.5次会や二次会 → 約70%がWEB招待状を利用
- 友人中心の結婚式 → 約45%がWEB招待状を利用
- 家族婚 → 約25%がWEB招待状を利用
- フォーマルな結婚式 → 約10%がWEB招待状を利用
この数字からも分かるように、結婚式のスタイルに応じてWEB招待状が選ばれていることがわかります。
WEB招待状のメリット

WEB招待状にはどのようなメリットがあるのか気になりますよね。WEB招待状のメリットとしては4点あります。
- 手軽に作成&送信できる
- コスト削減できる
- 回答の管理がスムーズ
- デザインの自由度が高い
それぞれを詳しくみていきましょう。
手軽に作成&送信できる
WEB招待状の最大の魅力は、スマホやタブレット、パソコンなどWEB上で招待状を簡単に作成して送信まで行えるということ。紙の招待状を手作りするとなると、招待状の文面を作成して印刷し、招待状と返信ハガキ、ふせんなどを封筒に封入していくという作業が必要になります。封筒には住所や宛名を書かなければならないため、とても時間がかかるものです。
しかし、WEB招待状であれば文面についてもテンプレートが用意されていることが多いですし、送信は普段使っているメールやLINEなどでURLを送るだけでOK。手間をかけずに招待状を用意できますね。
作業時間の比較

実際にどれくらい時間短縮できるのか、50名のゲストを想定して比較してみます。
紙の招待状の場合
- デザイン選び・注文:2時間
- 宛名書き:4時間
- 封入作業:2時間
- 投函作業:1時間
- 合計:約9時間
WEB招待状の場合
- サービス選び・デザイン作成:2時間
- 文面作成・設定:1時間
- 送信作業:30分
- 合計:約3.5時間
なんと約5時間の短縮になります。
この時間を他の準備に使えるのは大きなメリットですね。
コスト削減できる

紙の招待状の場合、招待状の料金だけではなく切手代もかかります。
しかし、WEB招待状であれば無料で利用できるサイトがたくさんあるため、コストをかけずに招待状を用意することが可能。何通送っても料金は変わらないので、ゲストの人数が多い結婚式でも安心ですね。
詳細な費用比較
50名のゲストに招待状を送る場合の費用を詳しく比較してみます。
紙の招待状の費用
- 招待状セット(50部):15,000円~25,000円
- 切手代(往復):7,350円(147円×50通)
- 返信ハガキ切手:3,150円(63円×50通)
- 合計:25,500円~35,500円
WEB招待状の費用
- 無料サービス:0円
- 有料サービス:500円~3,000円/月(2ヶ月利用で1,000円~6,000円)
- 合計:0円~6,000円
節約額:19,500円~29,500円
この差額は、装花やプチギフトなど他の部分にお金をかけることができますね。
出欠の管理がスムーズ
WEB招待状の場合出欠の返信がオンラインで集計できるので、誰が出席するのかを一覧で確認できるのも魅力。リストを作成したり席次表を組んだりするときの作業効率が大幅にアップしますね。リマインダー機能が付いているWEB招待状もあり、期日までに返信がこない…というリスクを軽減できます。
また、ゲストも出欠についてWEB上で入力するだけでOKなので、ゲストにとっても手間をかけずに手軽に回答できるというメリットがありますよ。
管理機能の充実
最近のWEB招待状サービスには、以下のような便利な管理機能があります。
リアルタイム集計機能
- 出席者数の自動カウント
- 出席率の表示
- アレルギー情報の一覧化
リマインド機能
- 自動リマインドメール送信
- 未返信者リストの表示
- カスタマイズ可能なメッセージ
データエクスポート機能
- Excel形式でのデータ出力
- 席次表作成ツールとの連携
- 印刷用フォーマットへの変換
デザインの自由度が高い

WEBデザインは招待状のデザインの自由度が高いのもメリットのひとつ。紙の招待状は業者に頼むとなると限られたデザインの中から選ぶしかありませんが、WEB招待状はおふたりで好みの雰囲気に作成することができます。前撮りの写真を入れたり動画を入れたりと、オリジナリティ溢れる招待状を作れますよ。
表現の幅が広がる
WEB招待状だからこそできる表現方法があります。
動的なコンテンツ
- スライドショー形式の写真表示
- カウントダウンタイマー
- 天気予報の自動表示
- おふたりの出会いから結婚までのタイムライン
インタラクティブな要素
- ゲストからのメッセージ投稿機能
- 写真投稿エリア
- 出席者同士のコミュニケーション機能
- 会場までのナビゲーション機能
音響・映像
- BGMの自動再生
- おふたりからのビデオメッセージ
- 前撮り動画の挿入
- 会場紹介動画の埋め込み
WEB招待状のデメリット

では、次にWEB招待状のデメリットについてみていきましょう。デメリットは
- ネットを使用しない人には不便に感じることも
- フォーマル感の不足
- 手元に残らない
- 見落とされてしまう可能性がある
の4点あります。
それぞれ詳しくみていきましょう。
ネットを使用しない人には不便に感じることも

日頃からネットを使用している人にとっては便利なWEB招待状ですが、親族や上司で年配の方などでスマートフォンやパソコンに不慣れな場合、WEB招待状は扱いにくいことがあります。操作方法が分からず困らせてしまうことがあるため、人によっては紙の招待状の方が良いことも。また、年配の方は「紙の招待状が当たり前」という価値観を持っている人が多いので、WEB招待状を送る相手はよく検討するといいでしょう。
年代別のデジタル利用状況
実際のデータを見てみると、年代によってデジタル利用に大きな差があることが分かります。
スマートフォン利用率(2024年調査)
- 20代:99.2%
- 30代:97.8%
- 40代:95.1%
- 50代:88.6%
- 60代:74.3%
- 70代以上:57.2%
この数字を見ると、60代以降では4人に1人、70代以上では2人に1人がスマートフォンを使っていないことが分かります。このことを考慮して招待方法を決めることが大切です。
フォーマル感の不足
伝統的な結婚式では紙の招待状が「正式なご案内」としての意味を持っています。
そのため、WEB招待状はカジュアルな印象を与えてしまうことも。フォーマルで厳格な雰囲気の結婚式の場合は、WEB招待状は不向きといえるでしょう。WEB招待状はマナー違反ではないものの、上司や親族へのWEB招待状は失礼な印象を与える可能性があることを頭に入れておくといいですね。
マナーに関する考え方
WEB招待状のマナーについて、専門家の見解をまとめると以下のようになります。
問題ないとされるケース
- 友人や同世代への招待
- カジュアルな結婚式やパーティー
- 1.5次会や二次会
- 事前に了承を得た場合
慎重に検討すべきケース
- 年配の親族への招待
- 会社の上司への招待
- 格式を重んじる結婚式
- 伝統的な家庭出身のゲスト
手元に残らない

WEB招待状と紙の招待状の大きな違いとして、招待状が手元に残らないという点があります。
大切な友人や親族の結婚式であれば、記念に招待状を手元に残しておきたいと思う人もいるはず。紙を使わないのでエコになり環境に配慮しているという考えもありますが、記念にとっておきたいという想いのある人にとっては残念に感じるかもしれませんね。
記念性を高める工夫
最近では以下のような工夫をするカップルも増えています。
印刷用デザインの提供
- PDF形式でのダウンロード機能
- 印刷に適したレイアウトの用意
- ゲスト自身で印刷できる案内
記念品との組み合わせ
- QRコード付きのしおり配布
- 当日配布用の記念カード
- 感謝状と一緒にミニ招待状を同封
見落とされてしまう可能性がある

WEB招待状はメールやLINEを見逃してしまったり、迷惑メールに振り分けられてしまったりするリスクがあるのもデメリット。
WEB招待状に不慣れな人は招待状と分からずに見落としてしまう可能性があります。可能であれば事前にWEB招待状を送ることを伝えたり、招待状であることがすぐに分かるように件名にしっかりと明記したりするなど配慮するといいですね。
見落とし防止の具体策
確実に招待状を見てもらうために、以下の対策を行うことをおすすめします。
送信前の対策
- 事前にWEB招待状を送ることを口頭やLINEで連絡
- メールアドレスの確認と更新
- 迷惑メール対策の案内
送信時の工夫
- わかりやすい件名の設定
- 重要なメールであることを明記
- 複数の連絡手段での送信
送信後のフォロー
- 数日後の確認連絡
- 未開封者への再送信
- 別の方法での連絡
WEB招待状の作成から送信までの流れ
実際にWEB招待状を作成するときの流れを、ステップごとに詳しく解説します。
初めての方でも迷わないよう、具体的な手順をご紹介しますね。

STEP1:サービス選び
まずは、WEB招待状を作成できるサービスを選びます。
現在多くのサービスが提供されており、それぞれ特徴が異なります。
主要なサービスの比較
無料サービス系
- Google Sites、Jimdoなど
- 完全無料だが、ある程度のWeb知識が必要
- デザインの自由度は高いが、サポートは限定的
結婚式特化型サービス
- 招待状に最適化された機能が豊富
- テンプレートが充実
- 月額500円~3,000円程度
サービス選びのチェックポイント
以下の観点で比較検討しましょう。
機能面
- テンプレートの種類と質
- カスタマイズの自由度
- 出欠管理機能の充実度
- リマインド機能の有無
使いやすさ
- 操作の直感性
- スマートフォン対応
- ゲストの返信しやすさ
- サポート体制の充実度
セキュリティ
- SSL暗号化の対応
- 個人情報保護の体制
- データの保存期間と削除ポリシー
STEP2:コンテンツの準備
WEB招待状に掲載する内容を整理します。
必須項目
- 新郎新婦の名前
- 結婚式の日時
- 会場の名前・住所・最寄り駅
- 出欠返信の締切日
- 連絡先(電話番号・メールアドレス)
推奨項目
- おふたりの写真(2~3枚)
- 感謝のメッセージ
- 会場へのアクセス情報
- 駐車場の有無
- 服装についてのお願い
追加できる項目
- おふたりのプロフィール
- 出会いから結婚までのエピソード
- 結婚式のタイムスケジュール
- 会場の写真や動画
- 天気予報表示
STEP3:デザイン作成
デザインを作成する際のポイントをご紹介します。
デザインの基本原則
見やすさを最優先
- 文字サイズは16px以上に
- 背景と文字のコントラストをはっきりと
- 重要な情報は目立つ位置に配置
スマートフォン最適化
- 縦向き画面での見やすさを重視
- ボタンは指で押しやすいサイズに
- 読み込み速度を考慮した軽量設計
おふたりらしさの表現
- 結婚式のテーマカラーを活用
- 好みのフォントや装飾を選択
- 前撮り写真やイラストで個性をプラス
STEP4:出欠管理フォームの設定
ゲストが回答しやすいフォームを作成します。
フォーム項目の例
基本項目
- お名前(必須)
- 出欠(必須)
- 人数(必須)
- 連絡先(任意)
詳細項目
- アレルギーの有無
- 食事の制限
- 最寄り駅(送迎バスがある場合)
- お祝いメッセージ
入力しやすさのコツ
- 選択式を多用し、自由記入は最小限に
- 必須項目を明確に表示
- エラーメッセージを分かりやすく
- 確認画面で入力内容をチェック可能に
STEP5:テスト送信
本番前に必ずテストを行いましょう。
チェック項目
表示確認
- スマートフォンでの表示
- PCでの表示
- 各ブラウザでの動作確認
機能確認
- 全てのリンクが正常に動作するか
- フォーム送信が正常に行えるか
- 管理画面でデータが確認できるか
実際の操作テスト
- 家族や友人に協力してもらう
- 実際にゲストの立場で返信してもらう
- 操作で困った点をフィードバック
最適なWEB招待状の送信
WEB招待状の送信は、タイミングと方法が重要です。
成功するためのノウハウをご紹介します。

送信タイミング
結婚式の2~3ヶ月前がベスト
これが最も一般的で効果的なタイミングです。ゲストがスケジュール調整しやすく、新郎新婦も十分な準備期間を確保できます。
時期別の特徴
- 4ヶ月以上前:早すぎて忘れられるリスク
- 2~3ヶ月前:最適なタイミング
- 1ヶ月前:遅すぎて失礼な印象
- 2週間前:緊急の場合のみ(事前に相談必須)
事前準備
連絡先の整理
送信前に以下を確認しましょう。
- メールアドレスの最新性
- LINEアカウントの確認
- 連絡可能な時間帯
- 連絡手段の希望
事前連絡の実施
いきなりWEB招待状を送るのではなく、事前に一言連絡を入れると安心です。
LINEでの事前連絡例
お疲れさまです!
〇月〇日の結婚式の件で、明日WEB招待状をメールでお送りします。
詳細はWEB招待状でご確認いただき、〇月〇日までにご返信をお願いします😊
何かご不明な点があれば、いつでもご連絡ください!
送信時の工夫
件名の作り方
メールの件名は、内容が一目で分かるように工夫しましょう。
良い件名の例
- 「【結婚式ご招待】〇月〇日の結婚式について(〇〇・〇〇)」
- 「結婚式のご案内|〇月〇日開催(〇〇・〇〇より)」
- 「重要【結婚式招待状】〇〇・〇〇の結婚式について」
避けたい件名
- 「お知らせ」(内容が不明)
- 「重要」(内容が分からず不安を与える)
- 「招待状」(シンプルすぎて迷惑メールと間違われる可能性)
本文メッセージのポイント
基本的な構成
- 挨拶
- 結婚式開催の報告
- WEB招待状の案内
- 返信期限の明記
- 連絡先の記載
- 感謝の言葉
メッセージ例
〇〇様
いつもお世話になっております。
〇〇(新郎名)・〇〇(新婦名)です。
この度、〇月〇日に結婚式を挙げることになりました。
つきましては、ぜひ〇〇様にもご参列いただければと思い、
ご連絡させていただきました。
詳細は以下のWEB招待状をご確認ください。
【WEB招待状URL】
https://〜〜〜
〇月〇日までにご返信をお願いいたします。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
何かとお忙しい中恐縮ですが、
ご都合をつけていただければ幸いです。
〇〇・〇〇
連絡先:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
よくあるトラブルと対処法
WEB招待状を利用していると、いくつかのトラブルが発生することがあります。事前に対処法を知っておくと安心ですね。

「見れない」「開けない」への対応
よくある原因と対処法
迷惑メールフォルダへの振り分け
- 対処法:迷惑メールフォルダの確認をお願い
- 予防策:事前にメールアドレスを連絡先に登録してもらう
古いスマートフォンでの表示問題
- 対処法:簡易版ページの作成または電話での内容説明
- 予防策:複数のデバイスでテスト
URLのコピーミス
- 対処法:QRコードの活用や短縮URLの使用
- 予防策:コピー&ペーストしやすいフォーマット
返信が来ないゲストへの対応
段階的なアプローチ
第1段階:やさしいリマインド(締切1週間前)
お疲れさまです!
結婚式のWEB招待状、ご確認いただけましたでしょうか?
もしお忙しくてまだでしたら、お時間のあるときに
ご返信いただければと思います😊
第2段階:直接確認(締切3日前)
先日お送りした結婚式の件、いかがでしょうか?
もし何かご不明な点やご質問がありましたら、
お気軽にご連絡ください!
第3段階:電話確認(締切翌日)
- WEB上での返信が難しい場合は直接電話
- 操作方法のサポートを提供
- 必要に応じて代理で入力
技術的トラブルへの対応
サーバーダウンや接続エラー
緊急時の対応策
- 代替の連絡手段を用意(電話番号、LINEアカウント)
- 簡易版のページを準備
- ゲストへの迅速な謝罪と案内
予防策
- 複数のサービスでバックアップページを作成
- 重要なゲストには紙の招待状も併用
- サービス提供会社の信頼性を事前に確認
費用対効果を考える
WEB招待状の費用対効果を高めるコツをご紹介します。

サービス選択の判断基準
無料vs有料の判断ポイント
無料サービスがおすすめのケース
- 50名以下の小規模な結婚式
- デザインにこだわりが少ない
- 基本機能で十分
- 準備時間に余裕がある
有料サービスがおすすめのケース
- 100名以上の大規模な結婚式
- 高品質なデザインを求める
- 充実したサポートが必要
- 管理機能を重視する
節約のコツ
賢い使い分け
部分的な導入
- 友人:WEB招待状(節約効果大)
- 親族・上司:紙の招待状(安心感)
- 二次会:完全WEB化
この使い分けにより、全体の招待状費用を節約できますよ。
追加費用を抑える方法
写真・動画の準備
- スマートフォンでの撮影で十分
- 無料の画像編集アプリを活用
- 動画は1分以内に短縮
デザインの工夫
- テンプレートを効果的に活用
- 有料素材は最小限に
- シンプルなデザインで洗練された印象を
WEB招待状と紙の招待状を上手に使い分ける方法

WEB招待状の便利さに惹かれるものの、ゲスト全員にWEB招待状を送るのは難しいかもと感じている人もいますよね。そんな時は、WEB招待状と紙の招待状を使い分けるのがおすすめ。
使い分けることで以下のようなメリットがあります。
安心感と効率性を両立できる
すべての招待状をWEB招待状にすると、「しっかり届いたかな?」と不安が残ることがあります。
特に上司など目上の方から返信がない場合、「招待状は届いていますか?」と確認するのは難しいもの。そのため、上司や先輩など目上の人には紙の招待状を送ると◎。同時に気軽に話せる友人関係はWEB招待状にすることで、管理がしやすくなり作業効率がアップしますよ。
コストと手間を削減できる
先ほども触れたように、紙の招待状はWEB招待状よりもコストと手間がかかります。ですが、紙の招待状とWEB招待状を使い分ければ紙の招待状を用意する数が減るのでコストダウンにつながりますし、印刷や宛名書きなどの手間も削減できるというメリットが。両方を上手に組み合わせるとバランスよく準備ができますね。
では、ゲストの顔ぶれに応じてどのように使い分ければ良いのか、具体的な例をみてみましょう。
年配ゲストや親族、会社関係には紙の招待状

年配のゲストや親族、上司や仕事関係の方には紙の招待状を送るのがおすすめです。先ほどもお伝えしたように、両親世代などご年配の方は紙の招待状が当たり前だと思っている人が多く「WEB招待状は失礼だ」と感じる人もいます。また、親族の中でも特に祖父母などは”大切な身内の結婚式の招待状は大切にとっておきたい”と思っている人もいるはずです。そのため、親族や会社関係の人には丁寧さが伝わり失礼にあたる心配のない紙の招待状が良いでしょう。
友人や同世代のゲストにはWEB招待状

友人や同僚など、普段からLINEやSNSでやり取りをしている同世代には、WEB招待状が便利です。
紙の招待状は返信ハガキを記入しなければならないため、忙しいゲストには負担をかけてしまうことがあります。そのため、友人や同僚には即時に届けられて出欠の入力も簡単にできるWEB招待状が良いですね。
特別感を出したい人には紙の招待状

例えば恩師や友人の中でも1番付き合いの長い親友など、「形式以上に想いを伝えたい」相手には紙の招待状を送りましょう。文字や封筒の雰囲気など手に取ることで招待状に込めた気持ちを伝えられますし、記念として残せるので相手も喜んでくれるはずです。
WEB招待状を導入するときに注意して欲しいポイントはこれ!
WEB招待状を取り入れるときは、次のようなポイントに注意しましょう。

両家への説明を丁寧に
WEB招待状は親御さんの世代にとって馴染みがないので「WEB招待状は失礼なのでは?」と心配される可能性があります。WEB招待状を取り入れる理由や便利さをしっかりと説明して、理解してもらうようにしましょう。
説明のポイント
現状の理解を促す
- 多くのカップルが利用している現状
- 時代に合わせた新しいスタイル
- マナー違反ではないことの説明
メリットの具体的な説明
- 費用削減による他への投資
- 準備時間の短縮効果
- 環境に配慮した選択
使い分けの提案
- 全員ではなく、友人中心に利用
- 親族や上司には従来通り紙の招待状
- ゲストに合わせた配慮をしていることのアピール
サービス選びは慎重に行おう
WEB招待状を取り扱う会社は増えており、さまざまなサービスが提供されています。WEB招待状は個人情報を扱うものなので、セキュリティ面などしっかりと整備されているかよくチェックするようにしましょう。また、サイトによって使いやすさやデザインなどもさまざまです。
口コミなども確認しながら慎重にサービスを選ぶようにしましょう。
セキュリティチェック項目
必須項目
- SSL暗号化(URLがhttpsで始まる)
- プライバシーポリシーの明記
- 個人情報の取り扱い方針
- データ保存期間の明記
推奨項目
- 定期的なセキュリティ監査
- バックアップ体制の整備
- 障害時の対応方針
- サポート体制の充実
返信の締め切りやリマインドを工夫する
紙の招待状と比べてWEB招待状は手軽さがある分、ゲストの「うっかり見逃し」が起きやすいです。返信の締め切りを早めに設定したり、返信が来ていないゲストに対してリマインドを行える機能を活用したりするといいすね。
効果的なリマインド
タイミング
- 送信から1週間後:開封確認
- 締切2週間前:全体リマインド
- 締切1週間前:未返信者への個別連絡
- 締切3日前:最終確認
メッセージの工夫
- 強制感を与えない丁寧な文面
- 操作方法のサポート案内
- 代替連絡手段の提示
まとめ
今回は「WEB招待状」について詳しくご紹介しました。
WEB招待状は手軽さやコスト削減、自由度の高さなどさまざまなメリットがある一方で、年配のゲストへの配慮やフォーマル感の課題もあります。しかし、適切な使い分けと丁寧な配慮により、これらの課題は十分解決可能です。
重要なのは、ゲスト一人ひとりの立場に立って考えることです。デジタルに慣れ親しんでいる友人には便利なWEB招待状を、伝統を重んじる親族には心のこもった紙の招待状を使い分けることで、すべてのゲストに心地よく参列していただけます。
また、WEB招待状を選ぶ際は、セキュリティや使いやすさ、サポート体制をしっかり確認することも大切です。事前のテストや段階的なリマインドなど、トラブルを防ぐ工夫も欠かせません。
結婚式は今までの感謝の気持ちを伝える大切な場です。「準備が楽だから」という理由だけでなく、本当にゲストのことを考えた選択をすることで、心に残る素敵な結婚式になるはずです。
この記事でご紹介した内容を参考に、おふたりとゲストにとって最適な招待状のスタイルを選んでくださいね。時代に合わせた新しいスタイルを取り入れながらも、心を込めた準備をすることで、きっと素晴らしい結婚式になりますよ。