【会場×ドレス】会場に合うウェディングドレスとは?会場別におすすめのドレスをご紹介

ベージュのカーテンが少し広い開いた窓越しに、後ろのベールが長いウェディングドレスがつられている新婦の控え室。

前回の記事「【和婚スタイル】おふたりらしい和婚は?様々な和婚のスタイルをご紹介!」では、和婚のさまざまなスタイルやおすすめの衣裳についてご紹介しました。
今回の記事では「会場に合うウェディングドレス」についてみていきましょう。

結婚が決まり、式場探しと共に楽しみなのがドレス選びですよね。
女性の憧れであるウェディングドレスは、種類が豊富なので迷ってしまいがち。また、試着しているとどれも自分に似合っていて決められなくなってしまう人もいますよね。
そこで確認して欲しいのが、「会場とドレスの相性」です。

せっかくドレスを選んでも
「試着の時は似合っていたのに、会場で着てみたら違うように見えた」
「好みだけでドレスを選んでしまい、会場の雰囲気とミスマッチになってしまった」
なんてことは、避けたいですよね。

たくさんのウェディングドレスがかけられている

そこでこの記事では、会場別におすすめのウェディングドレスやスタイリングを詳しくご紹介します。会場に合ったウェディングドレスを選ぶときのチェックポイントについても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

会場の雰囲気とウェディングドレスの相性は重要!

ウッド調と白い布で構成されたナチュラルスタイルの披露宴会場

結婚式の主役である花嫁にとって、ウェディングドレスは一生に一度の特別な装いですよね。ドレス選びでは「自分に似合うか」「結婚式のテーマに合っているか」「トレンドを取り入れるか」などの視点も大切ですが、実は「結婚式を挙げる会場との相性」も重要なポイントなのです。

同じドレスでも、豪華なホテルの大理石のバージンロードを歩くときと、ガーデンの柔らかな芝生を歩くときでは、まったく違う印象を与えます。照明の色合い、天井の高さ、自然光の入り方、会場の広さ、ゲストとの距離感など、会場の雰囲気や特徴に合わせてドレスを選ぶことで、花嫁の美しさを何倍にも引き立たせることができますよ。

たとえば、厳粛なチャペルでは長いトレーンを選ぶと神聖な雰囲気を強調でき、自然光が差し込むガーデンでは柔らかい素材のドレスを選べば光をまとって優しく輝くことが可能です。また、ドレスと会場とのバランスが整うと、写真映えや動きやすさ、演出の自然さにもつながるので全体の完成度が格段にアップするメリットもあります。

このように、会場に合わせてウェディングドレスを選ぶことで、パーティ全体に統一感が出てより美しい花嫁姿を披露できるので「会場×ドレス」の相性はとても大切なのです。

【会場タイプ別】おすすめドレス&スタイリング

ここでは、以下の5つの会場タイプ別におすすめのドレスやスタイリングについてご紹介します。

  • ホテルウェディング
  • ガーデン/リゾートウェディング
  • レストラン/カフェウェディング
  • チャペル/教会ウェディング
  • 和モダン/神社併設会場

それぞれ詳しくみていきましょう。

ホテルウェディング

木製の椅子に白いクロスがかけられたゲストテーブルがたくさん並ぶ披露宴会場

高級感があり格式の高いホテルでのウェディングでは、王道のシルエットが映えます。
サテンやシルクなどの光沢素材を使ったドレスは、シャンデリアの明かりを受けて上品に輝くのでおすすめ。ロングトレーンやビジュー刺繍などのデザインを選ぶと、空間に負けない上品な雰囲気を出せますよ。

おすすめドレス

  • クラシカルなAライン
  • プリンセスライン
    ※ロングトレーンが◎

おすすめ装飾

  • レース
  • パール
  • ビジュー

ヘアスタイルは、正統派スタイルを意識して顔まわりをすっきり見せるまとめ髪がおすすめ。
ティアラやクラシカルなヘッドアクセを合わせると、ホテルの格調と花嫁の品格が自然に調和しますよ。

おすすめヘアスタイル

  • シニヨン
  • ローポニー

ガーデン/リゾートウェディング

手に白いブーケを持ち、ガーデンの前でたたずんでいる新婦

自然に囲まれて開放的な雰囲気で行われるガーデンやリゾートウェディングには、軽やかで風になびく素材のドレスがぴったり。
チュールやオーガンジーなど柔らかい生地のドレスは、陽の光を透かして透明感を演出します。胸下切り替えのエンパイアラインやスレンダーラインなら、歩くたびに揺れて写真映えも抜群ですよ。
装飾もフラワー刺繍やリーフモチーフがあしらわれた自然を感じるデザインがおすすめ。小花の立体装飾や、小さめのリボンなどの装飾は可憐さをプラスできますよ。

おすすめドレス

  • エンパイアライン
  • スレンダーライン

おすすめ装飾

  • ボタニカル
  • フラワー
  • リボン

屋外で行われるウェディングでは、風を感じるようなナチュラルヘアが人気です。
ヘッドドレスに小花やドライフラワーを散らせば、自然と笑顔がこぼれるような柔らかい印象になります。

おすすめヘアスタイル

  • ゆるめのポニーテール
  • 編み下ろし

レストラン/カフェウェディング

ウッド調の椅子と薄いピンクのテーブルクロスとナプキンで彩られたゲストテーブルがたくさん並んでいる披露宴会場

ゲストとの距離が近く、カジュアルでアットホームな雰囲気が魅力のレストランやカフェでの結婚式は、空間を圧迫しないコンパクトなドレスが似合います。
足元が見えるミモレ丈や、動きやすいスレンダーラインで軽やかな雰囲気を演出すると◎。レースや軽いフリルで柔らかさを加えるのもおすすめで、全体はシンプルにまとめるのがポイントです。過剰な装飾は避けて、素材の質感で魅せることで大人っぽく洗練された印象になりますよ。

おすすめドレス

  • ミモレ丈
  • スレンダーライン

おすすめ装飾

  • レース
  • フリル
  • シンプルデザイン

ヘアスタイルは、ふんわり感を意識すると親しみやすい雰囲気になるのでおすすめ。
堅苦しくなくナチュラルでリラックス感のあるヘアスタイルがよく似合います。パールピンや小ぶりのカチューシャなど、可憐なアクセサリーをさりげなく添えるといいですね。

おすすめヘアスタイル

  • ハーフアップ
  • ゆるめのお団子

チャペル/教会ウェディング

チャペルのバージンロードの向こう側に、今にも入場しようとしている新郎と新婦

ステンドグラスの光が降り注ぐチャペルやバージンロードが美しい教会では、神聖さと気品を感じさせるドレスがおすすめです。
ロングトレーンのAラインドレスや袖付きレースのデザインは、バージンロードを歩く花嫁を美しく引き立てます。ロングベールは、バージンロードによく映えて神聖は雰囲気がよりアップしますよ。
清楚で上品な印象を与える繊細なレースがほどこされたドレスは、教会式にぴったり。パールの光沢をアクセントに加えれば、純白の空間の中で花嫁がより輝きますよ。

おすすめドレス

  • ロングトレーンのAライン
  • スリーブ(袖)付きドレス

おすすめ装飾

  • レース
  • パール
  • フラワー刺繍

チャペルでの結婚式では厳かな印象を演出し、挙式後の披露宴前にはベールを外すのでその際にアクセサリーをチェンジするのがおすすめ。
披露宴では華やかなヘアスタイルに変えることで、1着で二つの雰囲気を楽しめます。

おすすめヘアスタイル

  • クラシカルなアップスタイル+ロングベール

和モダン/神社併設会場

白い胡蝶蘭のブーケを持って、白いタキシードの新郎の横に立つ新婦

和テイストの会場や神社が併設している会場などでウェディングドレスを着用する場合、華やかすぎない上品なシルエットを選ぶといいでしょう。
直線的なラインのドレスや、デコルテが美しく見えるボートネックは、和の空間に馴染みやすいのでおすすめ。白無垢を思わせる繊細なレースや、金の糸を使った上品な刺繍をあしらったドレスは「和と洋の融合」を感じさせてくれます。アクセントに赤や金の小物を加えると、写真映りが華やかになりますよ。

おすすめドレス

  • スレンダーライン
  • ボートネックデザイン

おすすめ装飾

  • 和柄レース
  • 金糸刺繍
  • 桜や梅のモチーフ

ヘアスタイルにも和テイストを取り入れると◎。
洋髪でも、かんざしやゴールドピンを加えることで、和モダンな印象になりますよ。ヘッドドレスに胡蝶蘭やダリアなど生花を使用するのも素敵です。

おすすめヘアスタイル

  • シニヨンや編み込み+かんざし風アクセサリー
  • アップスタイル+生花(胡蝶蘭やダリアなど)

会場×ウェディングドレスを選ぶときのチェックポイント

会場に合ったウェディングドレスを選ぶときにチェックして欲しいポイントを3点ご紹介します。

会場の広さやゲストとの距離感

小さな薄ピンクのバラと霞草、濃いグリーンの葉で作られた卓上花が置かれている結婚式の流しテーブル。

広々としたホテルや天井の高い大聖堂などでは、ドレスにも「存在感」がある方がマッチします。
トレーンが長く広がるAラインやプリンセスライン、ボリュームのあるチュール素材のドレスは、空間に負けない華やかさを演出できますよ。
一方で、少人数のレストランやゲストハウスウェディングでは、ゲストとの距離が近いため重すぎるドレスは動きづらく、会場との相性もややアンバランスになってしまうことも。コンパクトなマーメイドラインやエンパイアラインのような軽やかなシルエットを選ぶと、上品さと快適さを両立できます。

照明・自然光の入り方や明るさをチェック

照明の種類によって、ドレスの白さや質感の見え方は大きく変わります。
キャンドルや暖色照明を多く使うホテルやレストランでは、少し黄味がかったアイボリーやオフホワイトのドレスを選ぶと肌なじみ良く、柔らかい印象になるのでおすすめ。
反対に、自然光がたっぷり入るガーデンやチャペルでは、透明感のある純白やブルーベースのホワイトが映えます。可能であれば試着の際に、会場の照明条件に近い環境でドレスの色の見え方なども確認するといいですね。

会場動線や階段を歩いて確認

白とピンクのブーケのような装飾で飾られているガーデンチャペル

会場の床の素材や階段の段差、バージンロードの長さによって「歩きやすさ」が変わります。
特にトレーンが長いドレスや重いサテン素材は、歩行時や入退場の所作に影響が出やすい部分。ヒールの高さを合わせて実際に歩いてみたり、座った時のドレスの広がり方を見たりして、当日の雰囲気を事前にチェックすると◎。自分が一番美しく見える動き方を確認しておくと、当日より美しい姿を披露できますね。

まとめ

この記事では、会場とウェディングドレスの相性についてご紹介しましたが、いかがでしたか。
自分に似合うドレスや着たいドレスを選ぶのも良いですが、ご紹介したように会場とマッチするかどうかも大切なポイント。
自分らしさと会場の魅力がきれいに合わされば、より美しく魅力的な結婚式になるはずです。

「この場所で、このドレスを着てよかった」と思えると素敵ですね。
この記事を参考に、好みの会場に合うぴったりなドレスを見つけてくださいね。