【デザートビュッフェ】デザートビュッフェのメリット・デメリットは?種類や予算についてもご紹介!
前回の記事「【ウェディングケーキ演出】定番から最新まで!演出選びのコツと成功ポイント」では、さまざまなウェディングケーキ演出について詳しくご紹介しました。
今回の記事では、結婚式で人気の演出のひとつである「デザートビュッフェ」についてみていきましょう。
最近の結婚式の定番演出になりつつあるデザートビュッフェ。
結婚式に列席した時に、デザートビュッフェを体験したことがある人も多いのではないでしょうか。
カラフルなデザートがたくさん並ぶデザートビュッフェは、会場の雰囲気を華やかにしてくれる上、ゲストと新郎新婦がコミュニケーションをとれる時間でもあります。
しかし、追加で費用がかかる演出なので結婚式にデザートビュッフェを取り入れるかどうか悩んでいる人も多いですよね。
そこでこの記事では、デザートビュッフェのメリット・デメリットについてご紹介します。デザートビュッフェの種類や予算についても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
デザートビュッフェとは

結婚式の披露宴において、料理は新郎新婦からゲストへの最大のおもてなしのひとつですよね。
そんな大切な料理をさらに特別なものにできる演出が「デザートビュッフェ」です。コース料理の最後に一皿ずつ提供されるデザートとは違い、色とりどりのさまざまなスイーツの中からゲストが自由に好きなものを選んで楽しめるデザートビュッフェは、披露宴会場を一気に華やかにしてくれます。ゲストが自由に動ける時間でもあるため、カジュアルな雰囲気になり新郎新婦とゲストのコミュニケーションの時間になるのも魅力です。デザートビュッフェで並ぶスイーツは式場によって異なり、おふたりオリジナルのスイーツメニューを提供できたり結婚式のテーマに合わせて装飾したりと自由にアレンジできる会場もありますよ。
デザートビュッフェの基本知識
まずは、デザートビュッフェの基本的なポイントをチェックしましょう。
デザートビュッフェを行う場所

デザートビュッフェが行われる場所として多いのは、披露宴会場内の一角や隣接するガーデン、テラスなどです。
室内の場合は天候に左右されず、年配ゲストや小さなお子さまも参加しやすく安心なのがメリット。一方で、ガーデンやテラスで行うデザートビュッフェは開放感があり、写真映えする点が魅力です。
デザートビュッフェを行うためにはスペースが必要になるので、会場によってはデザートビュッフェができないこともあります。事前に式場に確認しておくと安心ですね。
デザートビュッフェの一般的なタイミング
デザートビュッフェが行われるタイミングとして最も一般的なのは、披露宴後半のメイン料理が終わった後です。余興などの演出が終わってからスタートすることで、披露宴の雰囲気をさらに盛り上げる効果がありますよ。
デザートビュッフェの流れ
デザートビュッフェは、司会者からのアナウンスを合図にスタートするのが一般的です。
ゲストにデザートビュッフェをサプライズにしておく場合は、会場内のカーテンを閉めておき司会者のアナウンスで一斉にカーテンを開けてデザートビュッフェを披露するというのもおすすめ。会場全体の雰囲気が一気に盛り上がりますよ。
ゲストの人数が多い場合は、ゲストが一斉に立ち上がるのではなくテーブルごとに案内したり、スタッフが誘導したりすることもあります。
デザートビュッフェのメリット・魅力
デザートビュッフェにはたくさんの魅力があります。ここでは、デザートビュッフェを行うメリットについてみていきましょう。
ゲストが自由に楽しめる

デザートビュッフェ最大の魅力は、ゲストが自分のペースで好きなものを好きなだけ選べること。
甘いものが好きでたくさん食べたい人もいれば、甘さ控えめのデザートが好みな人、ゼリーなどさっぱりしたデザートが好きな人など好みは人それぞれですよね。デザートビュッフェはコースデザートのように全員に一律で提供されるのではなく、「どれにしようかな」と選ぶ時間そのものが楽しい演出になります。甘いものが好きな人も少しだけ味わいたい人もそれぞれが自分のスタイルで楽しめるため、ゲスト一人ひとりに寄り添ったおもてなしができて満足度もアップしますよ。
写真や記憶に残りやすい

色とりどりのスイーツが並ぶデザートビュッフェは、披露宴会場を一気に華やかにしてくれるのも魅力。
ケーキスタンドやガラスの器に盛られたデザートは、思わず写真を撮りたくなる美しさです。たくさんのカラフルなデザートを背景撮影する写真は、写真映えすること間違いなし。ゲストが自然とカメラを向けるシーンが増えて、SNSやアルバムに残る写真も印象的なものになりますね。「デザートビュッフェが素敵だった結婚式」として、記憶に残りやすいのも大きなメリットです。
新郎新婦とゲストの距離を縮められる
デザートビュッフェは、新郎新婦がゲストと近い距離で過ごせる貴重な時間でもあります。
デザートビュッフェの時間に新郎新婦がどう過ごすのかはおふたり次第。新婦はエプロン、新郎はコックコートに着替えてデザートをゲストに取り分けたり、ゲストと共にデザートを楽しんだりと、ゲストと近い距離で過ごせる時間になります。新郎新婦もゲストも自由に出歩けるため、テーブルラウンドとは違い自然でリラックスした雰囲気の中会話を楽しむことができますよ。堅苦しくない雰囲気を作れるので、アットホームな結婚式を希望しているカップルにはぴったりの演出です。
デザートビュッフェのデメリット・注意点
続いて、デザートビュッフェを行う際のデメリットや気を付けるべきポイントをみていきましょう。
食べ残しや量の調整が難しい

デザートビュッフェ形式にする場合、ゲストの食事量にばらつきが出やすいためスイーツが余ってしまう可能性があります。
特に料理のボリュームが多い披露宴では、デザートまで手が回らないゲストも少なくありません。とはいえ、デザートが少なすぎるとゲストのテンションが下がってしまうことも。程よい品数や量はどれくらいなのか、どんなデザートが出るのかなど、式場と相談しながら調整するようにしましょう。
混雑や動線への配慮が必要
多くのゲストが同時にデザートビュッフェに集まってしまうと、列ができてしまって落ち着いて楽しめないことがあります。
特に、ゲストの人数が多い場合は注意が必要なポイントです。ゲストがスムーズに気持ちよくデザートビュッフェを楽しめるように、ビュッフェ台を複数設けたり、時間差で案内したりと配慮するのがおすすめ。ゲストの顔ぶれや人数をみながら、どのような工夫ができるかプランナーと相談するといいですね。
ゲスト層や結婚式の雰囲気によっては合わないことも

ゲストが自由に立ち歩くスタイルのデザートビュッフェは、高齢のゲストや小さな子連れゲストには負担がかかることがあります。ビュッフェ台付近が混雑していたり、ビュッフェ場所までの導線に段差があったりすると、デザートを取りに行くことを断念してしまう可能性も。高齢ゲストや子連れゲストには、デザートの盛り合わせを提供してもらったり、式場スタッフにサポートしてもらったりすると◎。事前に式場にお願いしておくといいですね。
また、格式高い式や厳かな雰囲気を重視した結婚式では、デザートビュッフェはややカジュアルに感じられることもあります。全体のコンセプトやゲスト層を考慮し、本当に自分たちの結婚式に合っているかを見極めることが大切ですよ。
デザートビュッフェにはいろいろな種類がある!
デザートビュッフェは、さまざまなスタイルがあります。
式場によっても異なるため、どのようなデザートビュッフェのスタイルになるのか事前によく確認してみてくださいね。

洋菓子中心ビュッフェ
最も定番なのがケーキやムース、タルト、マカロンなどの洋菓子を中心としたデザートビュッフェです。見た目が華やかでどの世代のゲストにも親しみやすく、「失敗しにくい」スタイルといえるでしょう。
和スイーツ・ミックスビュッフェ
和婚や年配ゲストが多い場合には、和スイーツを取り入れたデザートビュッフェも人気です。
抹茶のデザート、わらび餅、団子、どら焼きなど日本ならではの甘味は、落ち着いた披露宴にもよくなじみます。洋菓子と和菓子をバランスよく組み合わせることで、幅広いゲストに喜ばれるビュッフェになりますよ。
季節・テーマに合わせたビュッフェ
季節感やテーマを前面に出したデザートビュッフェは、「ふたりらしさ」を表現しやすいスタイルです。
季節感を出すのであれば春はいちご、秋は栗やかぼちゃ、夏は柑橘系フルーツ中心など、旬の素材を取り入れることで特別感が高まります。
また、結婚式のテーマに合わせた装飾や、クリスマスやハロウィンなどイベントに合わせた装飾を加えるのもおすすめ。ゲストの記憶により強く残る演出になりますよ。
デザートビュッフェにかかる費用

デザートビュッフェの費用は、一般的にひとりあたり1,000円~2,000円程度が目安とされています。
追加オプションとして頼むケースが多いですが、それ以外にもコースデザートとの差額として追加料金が発生したり、式場によってはデザートビュッフェが最初からコースに含まれていたりすることも。デザートビュッフェの内容や品数、演出によって金額は変動します。予算と理想のイメージをすり合わせながら、デザートビュッフェを取り入れるかどうかおふたりでよく話し合うといいですね。
まとめ
今回はデザートビュッフェについてご紹介しました。
デザートビュッフェは単なる食事の一部ではなく、新郎新婦からゲストへの気持ちを伝える大切なおもてなし演出です。
華やかで楽しく笑顔があふれる時間は、結婚式の思い出をより印象深いものにしてくれるはず。
ご紹介したように、デザートビュッフェにはデメリットや注意するべきポイントもあります。
ゲストの顔ぶれや結婚式の雰囲気などを考慮しながら、デザートビュッフェを取り入れるかどうかおふたりでよく話し合ってみてくださいね。


