【結婚式の乾杯酒】乾杯酒にはどんな種類がある?後悔しないためのポイントもご紹介!
前回の記事「【結婚式のドリンク】種類と選び方のポイント|ゲスト満足度を高めるコツ」では、ウェルカムドリンクと披露宴ドリンクについて詳しくご紹介しました。
今回の記事では、「乾杯酒」に焦点をあててみていきましょう。
披露宴の幕開けを告げる「乾杯」という大切な瞬間に必要になるのが「乾杯酒」です。新郎新婦の入場、主賓の挨拶に続いて会場全体がひとつの動作を共有するこのシーンは、結婚式の中でも印象に残りやすい演出ですよね。
乾杯酒は、単なるお酒ではありません。披露宴の緊張感ある空気を和らげてくれる効果があり、これから始まる祝宴への期待感を高める役割も担っています。
選ぶ乾杯酒の種類や味わい、見た目によって会場の雰囲気も変わってくるのです。
この記事では、結婚式における乾杯酒の種類や後悔しないためのポイントをご紹介します。乾杯酒に関するよくある質問についてもお答えしているので、ぜひ参考にしてみてください。
乾杯酒とは?

乾杯酒とは、披露宴の始まりを知らせる乾杯の発声とともに提供される飲み物のことを指します。披露宴が始まってから1番最初に口にするドリンクであり、おふたりの幸せを願ってゲスト全員が「乾杯!」とグラスを合わせるとても大切なドリンクです。
乾杯酒は一般的にアルコール飲料ですが、近年ではお酒が飲めない人用にノンアルコールを用意することも増えています。
乾杯時にグラスを合わせる音は、「悪魔を遠ざける」などの意味もあり、乾杯は結婚式に欠かせない演出のひとつ。披露宴が始まると緊張感ある雰囲気になりますが、乾杯の掛け声と共に最初の一杯を口にすることで、会場の空気は一気に和み、自然と会話や笑顔が生まれますよ。
代表的な乾杯酒の種類と特徴
乾杯酒は、シャンパンやスパークリングワインが主流でしたが、最近では日本酒スパークリングやノンアルコールスパークリングなども増えてきています。ここでは、乾杯酒の種類とそれぞれの特徴についてみていきましょう。
シャンパン

シャンパンは、結婚式の乾杯酒として最も象徴的な存在です。フランス・シャンパーニュ地方で造られた発泡性ワインのみが名乗ることを許される名称で、その希少性と格式の高さから特別な日の飲み物として長く愛されています。
シャンパンをグラスに注ぐ時に聞こえる「パチパチ」という音は、古くから「天使の拍手」と呼ばれています。そして、絶え間なく立ちのぼるシャンパンの泡には「幸せが永遠に続く」ことの象徴とされています。このような背景から、シャンパンは新郎新婦の門出を祝うのにふさわしいドリンクと言われているのです。
スパークリングワイン

スパークリングワインは、発泡性ワインの総称です。価格帯や味わいの幅が広く、結婚式の乾杯酒として多く採用されています。
軽やかで飲みやすいものが多く、アルコールに強くないゲストでも口にしやすい点が大きな魅力。酸味や甘みのバランスも種類が豊富なので選びやすく、料理との相性を考慮しながら選択できる柔軟さがあります。
「シャンパンほどの格式高くなくてもいいけど、華やかさは大切にしたい」というおふたりには、スパークリングワインがおすすめです。
【よくある疑問】シャンパンとスパークリングワインの違いとは?
乾杯酒というと、よく耳にするのは「シャンパン」や「スパークリングワイン」ですよね。どちらも同じものだと思っている人もいるかと思いますが、実はこの二つは違うものなんです。
シャンパンとは、フランスのシャンパーニュ地方で、厳格な製法と規定のもとに造られた発泡性ワインのみを指します。それ以外の地域で造られたものは、すべて「スパークリングワイン」と呼ばれ「シャンパン」とは別のものなのです。
結婚式は「シャンパンで乾杯」というイメージが強いですが、実際の結婚式ではシャンパンではなくスパークリングワインが使われるケースも少なくありません。「シャンパンの方が良い」「スパークリングワインはだめ」ということはなく、大切なのはおふたりがどの乾杯酒を提供したいのかということ。味わいや飲みやすさ、披露宴の雰囲気に合っているかどうかなどを考慮して決めていくといいですね。
日本酒スパークリング

日本酒スパークリングは、近年注目を集めている乾杯酒のひとつです。
日本酒の持つ米の旨みをベースにしながら、発泡性によって軽やかさと華やかさを兼ね備えています。
和装の結婚式や、和モダンな会場との相性が良く「和の雰囲気を重視したい」という人におすすめ。日本酒に親しみのある年配ゲストからも受け入れられやすく、世代を問わず楽しめる点も魅力です。
ただし、日本酒特有の香りや味わいに個性があるため、銘柄選びには注意が必要。乾杯酒として選ぶ場合は、クセが少なくすっきりとしたタイプを選ぶと安心です。
日本酒

和婚の場合や年配ゲストが多い結婚式では、発泡性のない日本酒を乾杯酒として選ぶケースもあります。特に、神前式や料亭でのウェディングなど伝統的なスタイルの結婚式では、日本酒での乾杯がおすすめ。日本酒の場合、樽酒の蓋を木槌で割って中のお酒をふるまう「鏡開き」の演出を兼ねて行えるのも魅力です。
ただし、日本酒はアルコール度数が比較的高いため、乾杯酒として提供する際は量や銘柄に配慮が必要。飲み口のやさしいタイプや冷酒を選ぶことで、ゲストへの負担を軽減できます。
ビール
実は、ビールを乾杯酒にするという選択肢もあります。「ビール好きなゲストが多い」「カジュアルで親しみやすい雰囲気にしたい」という場合には、ビールでの乾杯もおすすめです。
最近では、クラフトビールや地ビールなど、こだわりのあるビールを選ぶおふたりも。ただし、ビールは格式ある披露宴にはあまり向かないので、披露宴全体の雰囲気と合わせて検討するようにしましょう。
ノンアルコールスパークリング
お酒が苦手なゲストが多かったり、少人数の結婚式だったりする場合は、ノンアルコールスパークリングを乾杯酒にすることもできます。近年は、見た目や香り、味わいまでこだわった商品が増えているので、アルコール入りと遜色ない満足感を得られるものも。ワインとほぼ同じ製法で作られているものを選べば、お酒好きのゲストも満足できるでしょう。
乾杯酒選びで後悔しないための5つのポイント
結婚式において記念のお酒となる「乾杯酒」は、他の演出に比べてあまり重要視されないアイテムなので「もっとしっかり選べばよかった…」と後悔してしまう人もいます。
ここでは、乾杯酒を選ぶときにおさえて欲しいポイントをいくつかご紹介します。
1. ゲスト全体を基準に考える

まず重要なのは、ゲスト全体を基準に考えることです。新郎新婦の好みだけで選ぶと、「飲みにくかった」「強すぎた」と感じるゲストが出てしまう可能性があります。乾杯酒は”全員が口にするもの”という前提を忘れないようにするといいですね。
年配のゲストが多いのか、若い世代が中心なのか。お酒好きな人が多いのか、それともあまり飲めない人が多いのか。ゲスト層を意識するだけで、選ぶべき乾杯酒が見えてきますよ。
2. 料理との相性も要チェック!
料理との相性も大切なポイント。乾杯酒は食事前に提供され、その後すぐに1皿目が提供されることが多くなっています。そのため、乾杯酒の味わいが強すぎないようにするのがおすすめ。口の中をリセットし、これから始まる料理への期待を高めてくれるような、軽やかさと清涼感を意識するといいでしょう。
たとえば、フレンチコースなら軽やかなスパークリングワイン、和食なら日本酒スパークリングといった組み合わせを考えてみてください。
3. 季節や時間帯も考慮すると◎

季節や時間帯も考慮する必要があります。昼間の披露宴では、アルコール感が控えめで爽やかなタイプが好まれますし、夜の披露宴では少しコクのあるものでも違和感なく楽しめるはず。
また、夏の結婚式ならすっきりした辛口、冬の結婚式ならやや甘めのタイプを選ぶなど、季節感を意識するだけで、ゲストの満足度は大きく変わりますよ。
4. 予算とのバランスを考える
乾杯酒の予算は、1人あたり500円〜2,000円程度が一般的です。高級なシャンパンにこだわると、1人あたり3,000円以上になることも。
ただし、予算をかければ良いというものでもありません。限られた予算の中で、料理やその他のドリンク、演出などとのバランスを考えながら決めていくのがおすすめです。乾杯酒だけに予算を使いすぎると、他の部分に影響が出てしまうこともあるので注意しましょう。
5. 会場プランナーに相談する

乾杯酒選びで迷ったら、会場のプランナーさんに相談するのが一番です。会場によっては、持ち込みができる場合とできない場合があります。また、グラスの種類や提供方法なども会場によって異なるので、事前に確認しておくと安心。
プランナーさんは、これまでの結婚式でどんな乾杯酒が好評だったかも知っているので、アドバイスをもらいながら選ぶといいですよ。
【要チェック!】
最近の結婚式において、お酒が飲めないゲストに乾杯酒の代わりにノンアルコールドリンクを提供するのは、特別な配慮ではなくスタンダードになりつつあります。「飲めなくても雰囲気を味わいたいから乾杯酒のままが良い」「お酒が飲めないから、ノンアルコールに変更して欲しい」など、人によって希望はさまざまです。お酒が飲めなくても選択肢が用意されているだけで、ゲストの満足度はアップするでしょう。
乾杯酒についてのよくある質問
ここでは、乾杯酒についてのよくある質問をQ&A形式でお答えします。

Q:乾杯酒はいつまでに決めればいい?
A:遅くとも披露宴の2〜3ヶ月前までには決めておくのがおすすめです。会場によっては取り寄せに時間がかかることもあるので、早めに相談しておくと安心。特に、こだわりの銘柄を選びたい場合は、余裕を持って準備を進めましょう。
Q:乾杯酒はどのくらいの量を飲むもの?
A:乾杯酒は、しっかり飲み切ることを前提としたものではありません。多くのゲストは、乾杯の発声に合わせて軽く口をつける程度のことが多く、その後は食事とともに別のドリンクを選びます。
ただし、お酒好きなゲストが多い結婚式の場合は、乾杯酒をお代わりしたいと希望するゲストがいることも。会場によっては乾杯酒もフリードリンクに含まれていることもあるので、プランナーさんに相談してみるといいですね。
Q:高級なシャンパンを選ぶべき?
A:必ずしも高級なシャンパンである必要はありません。たしかに、「シャンパン」という言葉には特別感がありますが、ゲスト全員が銘柄や価格帯を意識しているわけではないので、無理に高級なシャンパンを選ばなくてもいいでしょう。
予算をかけるのであれば、乾杯酒だけでなく料理やサービス全体のバランスを考えたほうが、ゲスト満足度は高くなります。「どんな乾杯酒が合うのか」「記念のお酒はどれが良いのか」など、結婚式全体のバランスを考慮しつつ選ぶようにしましょう。
Q:和装の結婚式でも、シャンパンやスパークリングワインでいいの?
A:もちろん問題ありません。和装=日本酒というイメージを持つ人もいますが、和モダンな会場やホテルウェディングでは、和装とシャンパンやスパークリングワインの組み合わせも一般的です。
より和の雰囲気を出したい場合は、日本酒スパークリングを選ぶという選択肢もあります。和装の雰囲気を壊さず、なおかつ乾杯酒としての華やかさも演出できるため、近年注目されていますよ。
Q:乾杯酒で個性を出すのは可能?
A:乾杯酒で個性を出すことはできますが、やりすぎには注意が必要。乾杯酒は披露宴の導入部分であり、スタートにふさわしい祝福の空気感が大切です。個性を出しすぎてしまうと、好みが分かれてしまい、ゲストに残念な思いをさせてしまうことも。おふたりらしさを表現したい場合は、乾杯酒ではなくその後のドリンク演出やデザート、引出物などで取り入れるほうが全体の満足度は高くなるのでおすすめです。
Q:グラスはどんなものを使うの?
A:乾杯酒のグラスは、基本的に会場が用意してくれます。シャンパンやスパークリングワインの場合は、細長いシャンパングラス(フルート型)が一般的。日本酒の場合は、ぐい呑みや小さめの杯を使うこともあります。
グラスの種類にこだわりたい場合は、事前にプランナーさんに相談してみましょう。会場によっては、グラスの持ち込みや特別なグラスの手配ができることもありますよ。
まとめ
今回の記事では、結婚式のドリンクの中の「乾杯酒」についてご紹介しました。
ご紹介したように、乾杯酒は披露宴の第一印象を決める大切な存在です。
高価である必要はありませんが、乾杯酒の意味や役割を理解したうえで選ぶことが大切。新郎新婦の想いと、ゲストへの配慮が込められた乾杯酒は、結婚式という特別な一日をより美しく彩ってくれるはずです。
乾杯酒選びで迷ったときは、会場のプランナーさんに相談しながら、おふたりにとってもゲストにとっても満足できる一杯を見つけてくださいね。


