【結婚式の衣装代】相場はいくら?見積もりより高くなる理由と抑えるコツ

ネイビーのスーツの新郎とレースのウェディングドレスの新婦

結婚式の準備で楽しみなことのひとつとして、ウェディングドレスやタキシードなどの衣裳選びという人も多いのではないでしょうか。一生に一度の晴れ舞台だからこそ、気に入った衣裳を着たいですよね。

実は、衣裳は結婚式の費用が上がりやすい項目のひとつです。
最初の見積もりでは予算内に収まっていても、試着を重ねるうちに気に入ったドレスの追加料金が発生したり、お色直しの衣裳や小物が必要になったりして、予想していたよりも費用が高くなることがあります。
予算オーバーで気に入った衣裳を選べなくなってしまった…なんてことにならないよう、衣裳の費用が上がる可能性についてあらかじめ知っておくことが大切です。

そこで今回は、結婚式の衣裳代の費用相場や最初の見積もりより高くなる理由をご紹介します。費用を抑えるためのポイントについても触れているので、ぜひ参考にしてください。

結婚式の衣裳代(衣装代)の相場はいくら?
新婦・新郎の平均と種類別の費用

結婚式の衣裳代は、選ぶ衣裳の種類やデザイン、レンタルか購入するのかによっても異なります。また、式場の衣裳プランに何が含まれているかによっても、最終的な金額は変わりますよ。
まずは、衣裳ごとの費用の目安を確認してみましょう。

新婦は平均約51万円、新郎は平均約18.5万円

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024」によると、結婚式の衣裳代の総額と着用数の平均は次のとおりです。

衣裳代の総額(平均)着用数(平均)
新婦約51万円2.3着
新郎約18.5万円1.5着

新婦はお色直しで2着以上着る人が多く、小物も必要になるため、新郎の倍以上の衣裳代がかかる傾向があります。ここからは、衣裳の種類ごとの費用の目安を見ていきましょう。

ウェディングドレスの費用

ラックにずらりと並んだウェディングドレス

ウェディングドレスは、結婚式で新婦が着用する代表的な衣裳です。シンプルなデザインから、レースや刺しゅうをあしらった華やかなデザインまで幅広く、素材やブランドによって価格も異なります。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」の全国推定値によると、ウェディングドレスの平均費用は29.0万円です。例えば、衣裳プランに含まれる金額が20万円の場合、29.0万円のドレスを選ぶと差額の9万円が追加で必要になります。
ただし、上記の金額はあくまでも平均なので、選ぶドレスのデザインやブランド、衣裳プランの内容によって実際にかかる金額は異なりますよ。衣裳選びの際に気に入ったドレスを見つけたら、デザインだけでなくプラン内で選べるか、追加料金がいくらかかるかも確認しておくと安心です。

カラードレスの費用

レースとサテンのウェディングドレスのクローズアップ

披露宴のお色直しでカラードレスを着用する場合は、ウェディングドレスとは別に衣裳代がかかることがあります。衣裳プランにあらかじめ組み込まれていることもありますが、最初の見積もりにカラードレス代が入っていないこともあるのでしっかり確認するようにしましょう。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」の全国推定値によると、カラードレスの平均費用は26.7万円です。お色直し2回以上する場合はさらに衣裳代が増えます。ただし、複数の衣裳をまとめたプランや、着用数に応じて割引が用意されていることも。お色直しでカラードレスの着用を検討している場合は、衣裳を追加したときの総額や、衣裳プランの適用条件を確認しておくといいでしょう。

新郎のタキシードの費用

グレーのスリーピーススーツに蝶ネクタイとブートニアをつけた新郎

新郎が着用するタキシードも、結婚式の衣裳代に含まれる項目です。タキシードは、色やデザイン、素材、ブランドなどによって価格が異なります。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」の全国推定値によると、新郎の衣裳総額の平均は約18.5万円で、着用数は平均1.5着です。最初の見積もりに新郎衣裳が1着しか含まれていない場合、披露宴のお色直しで別のタキシードに着替える場合は、追加の衣裳代が必要になります。
さらに、シャツやネクタイ、靴などの小物が別料金になっているケースもあるため注意が必要です。新郎の衣裳を選ぶ際も、プラン内で選べるデザインや追加料金の有無、小物のレンタル料金などを確認し、必要な費用を含めて予算を立てておきましょう。

和装(白無垢・色打掛・紋付袴)の費用

白無垢を着て扇子を手にした花嫁

和装を着用する場合は、白無垢や色打掛、紋付袴などの衣裳代がかかります。
白無垢は、挙式で着用されることの多い白を基調とした伝統的な衣裳です。新婦が着る和の婚礼衣装の中で最も格式が高い衣裳になっています。
色打掛は、華やかな色や柄が特徴の婚礼衣裳です。白無垢と同じく格式の高い衣裳で、披露宴のお色直しなどでも人気があります。
新郎は、新婦の和装に合わせて紋付袴を着用するのが一般的です。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」の全国推定値によると、白無垢の平均費用は19.5万円、色打掛の平均費用は27.8万円、紋服は10.6万円となっています。
和装は費用が高いイメージがありますが、衣裳の費用自体はそこまで差はありません。ですが、和装の場合は衣裳本体だけでなく、着付けに必要な小物や着付け料金、ヘアメイクなどが別途かかることがあるので注意が必要です。
和装を検討している場合は、衣裳のレンタル料金に何が含まれているのかを確認し、着付けや小物なども含めた総額で予算を考えておきましょう。
和装の種類と選び方を知りたい人は「【結婚式の和装】種類と選び方|白無垢・色打掛の違いと文様・ヘアスタイル」を、和装と洋装の両方を着たい人は「【和装と洋装どっちも着たい】お色直し・前撮りで両方叶える方法と衣装代」を参考にしてください。

結婚式の衣裳代が最初の見積もりより高くなる理由

ここでは、衣裳代が最初の見積もりより高くなる主な理由を見ていきましょう。
衣裳以外も含めた結婚式全体の見積もりが上がる理由は「【結婚式の見積もり】なぜ上がる?平均いくら上がるかと上がりやすい項目」で詳しく紹介しています。

プラン内で選べる衣裳が限られている

着替え前にレースのウェディングドレスを手に取る花嫁

式場の衣裳プランには、あらかじめ衣裳代の上限が設定されていることがあります。たとえば、衣裳プランが20万円の場合、その金額内で選べるドレスもありますが、気に入ったドレスが28万円であれば差額の8万円を追加で支払うことになります。
そのため、衣裳選びを始める前に、プラン内で選べる衣裳の種類や価格帯を確認しておくことが大切。プランに含まれる金額だけでなく、実際に選べる衣裳の幅もしっかり把握しておきましょう。
衣裳にこだわりたい場合は、最初の見積もりの段階で、衣裳の金額を少し高めに入れておいてもらうと、あとから大きく予算オーバーするのを防げますよ。

お色直しで衣裳を追加する

お色直しをする場合は、追加のドレスやタキシードなどの費用がかかることがあります。衣裳の種類によっては、着替えにともなって着付けやヘアメイクの費用が別途必要になることも。ウェディングドレスのほかにカラードレスを追加し、さらに新郎も衣裳を変更すると当初想定していた金額よりも総額が高くなることがあります。また、お色直しの回数が多ければ多いほど、衣裳の金額も増えていきます。
お色直しについては、衣裳代だけでなく披露宴の演出やゲストと過ごす時間なども含めて検討するとよいでしょう。

小物などの衣裳関連費用が別途かかる

新婦のパンプスと新郎の革靴が並んだ足元

結婚式の衣裳には、ドレスやタキシードなどの衣裳本体以外にも、さまざまな小物が必要です。例えば、次のようなものがあります。

  • ベールやグローブ
  • アクセサリーやヘッドドレス
  • シューズ
  • ネクタイやポケットチーフ
  • 和装の小物類

これらが衣裳プランに含まれているかどうかは、式場やドレスショップによって異なります。小物の中にもプラン内で利用できるものと追加料金が必要なものがあるので、事前に確認し衣裳本体だけでなく関連する小物を含めた総額で予算を考えることが重要です。

家族の衣裳や着付け代が加わる

見落としやすいのが、両親など家族の衣裳にかかる費用です。母親の留袖や父親のモーニングを式場でレンタルしたり、着付けやヘアセットを式場で頼んだりすると、その分が見積もりに加わります。

家族の衣裳代はふたりが負担するのか、それぞれの家庭で負担するのかも、早めに話し合っておくと安心です。

結婚式の衣裳代を抑えるためのポイント

コインが落ちていく白い豚の貯金箱

衣裳は一生の思い出に残る大切なものなので、妥協したくないと考える方もいるでしょう。衣裳の予算を抑えるためには、こだわりたい部分を明確にして工夫しながら選ぶことがポイントですよ。

衣裳の予算を決めてから試着する

衣裳選びを始める前に、衣裳にかけられる予算の上限を決めておきましょう。予算を決めずに試着を進めると、気に入った衣裳が見つかるたびに追加料金を受け入れてしまい、結果として予算オーバーにつながることも。ある程度予算を決めておくことで、予算内の衣裳だけに絞って試着をすることができますよ。
もちろん、気に入った衣裳が予算を超えている場合は追加料金を支払うという選択肢もあります。その際はほかの項目で調整できるかも含めて、ふたりで相談しながら決めるとよいでしょう。

お色直しや衣裳の組み合わせを工夫する

パールのヘッドアクセサリーをつけてヘアセット中の花嫁

衣裳代を調整したい場合は、お色直しの回数や衣裳の組み合わせを見直す方法もあります。たとえば、ウェディングドレスからカラードレスに着替える代わりに、披露宴では小物やヘアスタイルを変えて雰囲気を変える方法もおすすめです。挙式と披露宴で同じドレスを着用することになるため、2着着るよりも衣裳の追加費用を抑えられますよ。

前撮りでお色直しの衣裳を着る

和装もドレスも着たいけれど、お色直しの回数は増やしたくない場合は、前撮りで2着目の衣裳を着る方法もあります。たとえば、前撮りでは和装、結婚式当日はウェディングドレスだけにすれば、当日の衣裳代やお色直しの時間を抑えながら、両方の衣裳姿を写真に残せます。

前撮りの費用や準備については「【結婚式の前撮りとは】なんのためにする?メリット・費用・ドレス選び・活用法まで解説」を参考にしてください。

レンタルか購入か、手配方法を比較する

結婚式の衣裳は、9割以上の人がレンタルで手配しています。手配方法ごとの特徴は次のとおりです。

手配方法メリット注意点
式場や提携ショップでレンタルプラン内で選べる・当日の搬入や返却の手間がない選べる衣裳が限られることがある
外部ショップでレンタルして持ち込み好みや予算に合う衣裳を探しやすい持ち込み料や搬入・返却の手配が必要
購入前撮りや二次会など何度でも着られる・記念に残せる購入費のほかにクリーニングや保管の手間がかかる

持ち込み衣裳を検討する

式場で用意されている衣裳だけでなく、外部のドレスショップなどでレンタルした衣裳を持ち込む方法もあります。式場の衣裳プランでは予算に合うドレスが見つからない場合でも、外部のショップを探すことで希望に合った衣裳を予算内で見つけられる可能性も。
ただし、式場によっては衣裳の持ち込みが認められていなかったり、持ち込み料が発生したりすることがあるので注意が必要です。また、持ち込み衣裳の場合は、保管や当日の搬入・返却などを自分たちで手配する必要があることもあります。ゼクシィの調査では、ドレスの持ち込み料の平均は4万3,000円ほどです。持ち込み料を足しても、式場で選ぶより安くなるかを比べてみましょう。
持ち込みを検討する際は、衣裳のレンタル料金だけでなく、持ち込み料や関連する費用、当日の取り扱いについてもしっかりとプランナーに確認しておきましょう。

小物類の持ち込みを検討する

パールをあしらったブライダルシューズと結婚指輪

衣裳そのものの持ち込みが難しい場合でも、アクセサリーやヘッドドレス、ベール、シューズなどの小物類であれば、持ち込みが認められている式場もあります。こうした小物は、式場でレンタルするよりも自分で購入したほうが費用を抑えられることも。また、式場では思い通りの小物が見つからなかったときも、ネットショップなどで探せば好みに合うアイテムを比較的手頃な価格で用意できることもあります。
ただし、小物類も持ち込みの可否や持ち込み料の有無は式場によって異なります。購入する前に、持ち込みが可能なのか、追加料金がかからないかを確認してくださいね。

結婚式の衣裳代についてよくある質問

白背景に置かれた「WHY?」という文字入りの4つの白いサイコロ。コラムの疑問提起に最適な1枚。

Q. 結婚式の衣裳代は誰が払う?

A. ふたりの衣裳代は、ふたりの結婚式費用としてまとめて支払うのが一般的です。新婦の衣裳代のほうが高くなりやすいため、それぞれの負担をどうするか、親からの援助があるかなども含めて、早めに話し合っておくと安心です。

Q. 衣裳の追加料金はいつ確定する?

A. 衣裳を決めて衣裳店と契約したタイミングで確定することが多いです。契約後に別の衣裳へ変更するとキャンセル料がかかる場合もあるので、契約前にプラン内の金額と追加料金を確認しておきましょう。

Q. ウェディングドレスはレンタルと購入どちらがお得?

A. 1回だけ着るならレンタルのほうが費用を抑えやすく、9割以上の人がレンタルを選んでいます。前撮りや二次会などで何度も着る場合や、記念に残したい場合は購入も選択肢になります。

Q. 衣裳代が予算オーバーしたらどうする?

A. 小物を持ち込んだり、お色直しの回数を見直したりするほか、ほかの項目で調整できないかも検討してみましょう。どうしても着たい衣裳がある場合は、こだわりの少ない項目の予算を衣裳に回す方法もあります。

まとめ

結婚式の衣裳にかかる費用は、ドレスやタキシードの種類だけでなくプランに含まれる金額やお色直しの有無、小物などの関連費用によって変わります。そのため、最初の見積もりでは予算内に収まっていても、衣裳選びを進めるうちに追加料金が発生して最初の見積もりよりも高くなってしまうのです。衣裳代を抑えるためには、あらかじめ予算を決めてプラン内で選べる衣裳や追加料金の仕組みを確認しておくことが大切です。

また、衣裳本体だけでなく、小物や着付けなども含めた総額で比較すると予算を管理しやすくなりますよ。両親の衣裳や着付けを式場で頼む場合は、その費用も忘れずに見積もりに入れておきましょう。

結婚式の衣裳は、おふたりにとって大切な思い出になるものです。
費用だけを優先するのではなく、こだわりたい部分と調整できる部分を整理しながら、おふたりが納得できる衣裳を選んでくださいね。