【結婚式の定番演出】やらなくてもいい?後悔しない演出の決め方とアレンジ例

これまでの記事では、結婚式の定番演出である誓いのキスやウェディングシャワー、ブーケトス・ブーケプルズ、ファーストバイト、キャンドルサービス、ゲストによる余興、花嫁の手紙について「実施しない」という理由や代わりとなる演出をご紹介してきました。
どの演出を省略するカップルが増えているのか、その背景については「【結婚式演出】最近実施しないカップルが増えている定番演出は?」でご紹介しています。
しかし、「定番演出を実施しない理由は分かったけど、結婚式の定番演出は本当にやらなくてもいいのかな?」と疑問に思っている人もいるでしょう。
また、たくさんある演出のなかから、「やる・やらない」をどのように決めればよいのか悩んでいる人もいますよね。
そこで今回の記事ではこれまでの内容を振り返りながらおふたりらしい結婚式を作るためのポイントについてご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
実施しないカップルが増えている定番演出7つ
まずは、これまでご紹介してきた7つの定番演出を簡単に振り返ってみましょう。
誓いのキス

挙式の定番ともいえる誓いのキスですが、人前でのスキンシップに抵抗がある、両親や祖父母への配慮などの理由から、誓いのキスの代わりに違う演出を取り入れる新郎新婦もいます。キスの代わりにハグをしたり、頬やおでこへのキスに変えたりするなど、おふたりに合う形にアレンジすることができますよ。
関連記事:最近「誓いのキス」をしないカップルが増えている?理由や代わりの演出をご紹介!
ウェディングシャワー

フラワーシャワーやライスシャワーなどのウェディングシャワーは、退場シーンを華やかにしてくれて新郎新婦の門出を祝福する演出です。しかし、会場によってできる場所や種類に制限があったり、準備や費用がかかったりすることから、あえてウェディングシャワーを取り入れないカップルもいます。その分、代わりの祝福演出を取り入れたり、ゲストとの会話や写真撮影の時間にしたりと、おふたりが大切にしたい時間に充てられますよ。
関連記事:ウェディングシャワーとは?必要?実施しないカップルが増えている理由&代わりのおすすめ演出をご紹介!
ブーケトス・ブーケプルズ

ブーケトスやブーケプルズは、挙式後やアフターセレモニーで行われるゲスト参加型の演出です。しかし、参加できる人が限定されることや、人前に出ることを負担に感じるゲストへの配慮から、実施しない人が増えています。代わりに、ブーケを大切なゲストにプレゼントしたり、トスイベントを取り入れたりすれば、ゲストに楽しんでもらうことができます。
関連記事:ブーケトス・ブーケプルズを実施しない人が増えている?代わりの演出や押さえておきたいポイント!
ファーストバイト

新郎新婦がお互いにケーキを食べさせ合うファーストバイトも定番演出のひとつ。ですが、人前で食べさせ合うことに抵抗がある場合や、ファーストバイトの意味に違和感がある場合には、実施しないこともできます。その分、サンクスバイトや歓談と写真撮影の時間にするなど、ゲストと過ごす時間を増やすことができますね。
関連記事:ファーストバイトをしない・やりたくない人へ|代わりの演出5選と後悔しない決め方
キャンドルサービス

キャンドルサービスは、再入場した新郎新婦が各テーブルを回り、キャンドルに火を灯す演出です。定番の演出である一方、定番すぎて古く感じる、ゲストとゆっくり話す時間がほしいなどの理由から、取り入れないという選択をする新郎新婦もいます。フォトラウンドやビールサーブ・ドリンクサーブなどに変更すれば、ゲストと交流しながら各テーブルを回ることができますよ。
関連記事:キャンドルサービスをしないのは非常識?代わりの演出やテーブルラウンドのアイデアをご紹介
ゲストによる余興

友人や同僚などによる余興は、披露宴を盛り上げてくれる演出です。しかし、余興をお願いするゲストには準備や練習などの負担がかかる上、当日ゆっくり食事を楽しむ時間が減ってしまうことも。ゲストに負担をかけたくない、ゲストには当日をゆっくり楽しんでほしいという考えから、余興をなくすカップルもいます。
その時間を歓談や写真撮影に使ったり、新郎新婦がゲームやクイズを企画したりすれば、ゲスト全員が楽しめる時間になりますね。
関連記事:【結婚式の余興なし】アリ?間延びしない?メリット・デメリットと代わりの演出6選
花嫁の手紙

花嫁の手紙も、結婚式のクライマックスで行われる定番演出のひとつです。しかし、人前で手紙を読むことに抵抗があったり、最後まで明るい雰囲気で過ごしたかったりする場合には、花嫁の手紙をしない選択をすることもできます。
その場合は、記念品や花束を渡すときに直接メッセージを伝えたり、ムービーで感謝の気持ちを伝えたりするのも◎。また、手紙そのものをなくすのではなく、家族だけの時間に読んだり、短くまとめたりするなど手紙の取り入れ方を変えることもできます。
関連記事:花嫁の手紙はなしでもいい?やらない人が増えている理由と代わりになる感謝の伝え方をご紹介
結婚式の定番演出はやらなくてもいい?

結論からいうと、結婚式の定番演出は必ずしもすべて取り入れる必要はありません。結婚式には「この演出をしなければならない」という決まりはないので、おふたりの希望や結婚式のスタイル、ゲストとの関係性などによって、必要な演出は変わります。
たとえば、家族や親しい友人との会話を大切にしたいなら、演出を詰め込むよりも歓談の時間を多く取ったほうが、おふたりの希望に合うはず。反対に、ゲストみんなで盛り上がる時間をつくりたいなら、参加型の演出を取り入れるといいでしょう。
このように、定番だからといって必ず必要なのではなく、おふたりの理想の結婚式を作るために必要かどうかを考えて演出を選ぶといいですね。
定番演出の「やる・やらない」を決める4つのポイント

では、おふたりらしい結婚式を作るためにはどうしたらよいのでしょうか。ここでは、実際に演出を選ぶときにおさえて欲しい4つのポイントをご紹介します。
ふたりは結婚式で何を大切にしたい?

まずは、「結婚式で何を大切にしたいのか」をふたりで話してみましょう。
- 家族へ感謝を伝えたい
- ゲストとたくさん話したい
- みんなで楽しく盛り上がりたい
- 料理をゆっくり楽しんでほしい
- 写真をたくさん残したい
- 落ち着いた雰囲気で過ごしたい
など、さまざまな考え方があります。
「どんな演出を入れようかな?」ではなく「どんな1日にしたい?」から考えることがポイントです。
「ゲストとたくさん話したい」という希望があれば、演出を減らして歓談時間を増やすといいでしょう。「家族への感謝を伝えたい」という希望があれば、花嫁の手紙や記念品贈呈などがおすすめです。
このように、おふたりが大切にしたいことを先に考えることで、演出の選択もしやすくなりますよ。
ゲストにはどんな時間を過ごしてほしい?

結婚式は、大切なゲストと過ごす1日なので、「ゲストにはどんな気持ちで帰ってほしいのか?」と考えてみるのもおすすめです。
「久しぶりに会った友人とゆっくり話してほしい」
「おいしい料理を楽しんでほしい」
「リラックスして気兼ねなく楽しんでほしい」
「みんなでわいわい楽しんでほしい」
など、ゲストに過ごしてほしい時間を考えると、必要な演出が見えてくることがあります。ゲストとの会話を重視するなら演出を減らして歓談時間を増やすのもいいですし、みんなで楽しんでほしいのであればゲスト参加型の演出を取り入れるのもいいでしょう。ゲストが心地よく過ごせる時間を作ることも、大切なおもてなしですよ。
その演出は「ふたりらしい」と思える?

「結婚式なら、この演出をするもの」というイメージにとらわれすぎないことも大切です。もちろん「ずっと憧れていた」「結婚式でやってみたかった」という演出があるなら、ぜひ取り入れてみましょう。一方で、「みんながやっているから」「定番だから」という理由だけで、無理に取り入れる必要はありません。
- 人前でのスキンシップが苦手なら、誓いのキスを別の形に変える
- ファーストバイトが恥ずかしいなら、行わない
- 花嫁の手紙を人前で読むことに抵抗があるなら、家族だけの時間にする
このように、「みんながやっているか」ではなく「私たちがやりたいのか」「自分たちらしいのか」ということを軸に考えるといいでしょう。
演出をしないなら、その時間をどう使う?

演出を実施しないときは、その分の時間を何に使うのかも考えてみましょう。
- ゲストとの歓談
- 写真撮影
- 料理を楽しむ時間
- 家族との時間
- ゲスト参加型の演出
など、さまざまな使い方があります。
- キャンドルサービスをしない代わりにフォトラウンドをする
- 余興をしない代わりに歓談時間を増やす
- 花嫁の手紙をしない代わりに、家族へ記念品を渡して直接感謝を伝える
実施しない演出を決めると共に、その時間をどんな時間にしたいのかをおふたりで話し合っておくといいですね。
「やらなくてよかった」と「やればよかった」の分かれ目
演出を減らしたカップルの多くは「ゲストとゆっくり話せてよかった」と感じています。一方で、少数ですが「やっぱり入れればよかった」という声もあります。どこで分かれるのかを知っておくと、判断がしやすくなります。

後悔しやすいのはこの3つ
- 時間が間延びした
- 写真に残る場面が少なくなった
- 親世代からあとで指摘された
いちばん多いのが時間の間延びです。演出を減らしたぶん歓談が長くなりすぎて、2時間半の披露宴で会話だけが続くと、ゲストも間が持ちません。減らした時間を何に使うのかまで決めておきましょう。
次に写真です。ケーキ入刀やファーストバイトは、カメラマンにとって大きなシャッターチャンスでもあります。すべてなくすと、アルバムが歓談の写真ばかりになることも。写真として残したい場面を先に考えておくと安心です。
そして親世代からの指摘。「花嫁の手紙はないの?」「ケーキカットくらいは」と、あとから言われるケースです。省略を決めたら結婚式の前に両家へ伝えておくと、当日気まずくなりません。
後悔しないための考え方
共通しているのは、「なくす」ことだけを決めて、その先を決めていないという点です。
キャンドルサービスをやめるなら、その20分を何に使うのか。花嫁の手紙をやめるなら、感謝はどこで伝えるのか。「やらない」と「代わりにこうする」をセットで決めておけば、後悔することはほとんどありません。
定番演出は「やる・やらない」だけではなく「アレンジする」ことも!

ここまでご紹介してきたように、定番演出の選択肢は「やる・やらない」の二択ではなく、「自分たちらしい形にアレンジする」という方法もあります。
たとえば、誓いのキスをハグや唇以外のキスに変えたり、花嫁の手紙を短くまとめたり司会者の代読にしたりと、さまざまな形にアレンジが可能です。アレンジすることで、定番演出が持っている意味や想いは残すことができます。
「この演出は好きだけれど、定番のスタイルで取り入れるのは自分たちらしくない」などの場合には、ぜひアレンジする方法も考えてみてください。結婚式の演出は決められた形をそのまま再現する必要はないので、おふたりが心地よく過ごせる形に変えていくことも、おふたりらしい結婚式をつくる方法のひとつですよ。
アレンジするときは、その演出が「何のためにあるのか」を考えると形が見えてきます。
| 演出 | 本来の目的 | 目的を残したアレンジ例 |
|---|---|---|
| 誓いのキス | ふたりの誓いを形で示す | ハグ、おでこや頬へのキス、手を重ねる |
| ファーストバイト | 写真に残る見せ場をつくる | サンクスバイト、ケーキ入刀だけにする |
| キャンドルサービス | 各テーブルを回って挨拶する | フォトラウンド、ドリンクサーブ |
| 花嫁の手紙 | 家族へ感謝を伝える | 記念品を渡しながら直接伝える、家族だけの時間に読む |
| ブーケトス | 幸せのおすそ分け | 大切なゲストへブーケを贈る、別のトス演出 |
目的さえ満たせていれば、形は変えて構いません。「定番の形が合わない」だけで、演出そのものが不要とは限らないということです。
結婚式の定番演出についてよくある質問
Q. 演出を全部なくしてもいい?
A. できますが、2時間半の披露宴で演出がまったくないと、時間が間延びします。歓談だけで持たせるのは、少人数の会食スタイルでないと難しいものです。ケーキ入刀や乾杯など、短時間で場が締まるものは残しておくと進行が組みやすくなります。
Q. 演出をしないとゲストに失礼?
A. 失礼にはあたりません。ゲストが気にするのは演出の数ではなく、ゆっくり過ごせたか、料理がおいしかったか、新郎新婦と話せたかです。演出を減らしてその時間を歓談に充てるのは、むしろおもてなしになります。
Q. 親に反対されたらどうする?
A. 「やらない」ではなく「代わりにこうする」と伝えてください。花嫁の手紙をしない代わりに記念品を渡して直接感謝を伝える、というように目的が果たされることを示すと、納得を得やすくなります。事後報告にせず、決めた段階で伝えておきましょう。
Q. 演出をなくすと費用は下がる?
A. 演出によります。キャンドルサービスやブーケトスをやめても、下がるのは数千円から数万円程度です。費用のために省略するより、時間の使い方で選ぶほうが結果に納得できます。
Q. 迷ったときはどうやって決める?
A. この記事でご紹介した4つのポイントに戻ってください。「どんな1日にしたいか」から考えるのがいちばん確実です。それでも迷うなら、プランナーさんに「この演出をやめた方はどうしていますか」と聞いてみましょう。実例を知っている人に聞くのが早道です。
まとめ
結婚式には、誓いのキスやファーストバイト、ブーケトス、花嫁の手紙など、さまざまな定番演出があり、どれも結婚式を彩ってくれる素敵な演出ですがすべてを取り入れなければいけないわけではありません。
「定番だからやる」「最近はやらない人が多いからやめる」のではなく、おふたりが結婚式で何を大切にしたいのかを考えることが重要です。
定番演出に憧れがあるなら取り入れる、少し違和感があるならアレンジしてみる、自分たちには必要ないから取り入れないというように、おふたりで演出を選択することができます。
結婚式に「これが正解」という形はないので、おふたりらしい結婚式とは?を軸にひとつひとつの演出を選んでいくといいでしょう。
この記事を参考に、おふたりらしさ溢れる素敵な結婚式を作ってくださいね。
逆に、ゲストと一緒に楽しめる演出を探している方は「【結婚式・披露宴のゲスト参加型演出】定番から最新まで!みんなで楽しむアイデア集」もご覧ください。


