ファーストバイトをしない・やりたくない人へ|代わりの演出5選と後悔しない決め方

「Mr&Mrs」のハート型トッパーが飾られた、シンプルな白い生クリームのウェディングケーキ。

結婚式の定番演出のひとつとして、多くのカップルに親しまれている「ファーストバイト」。ウェディングケーキに入刀したあと、新郎新婦がお互いにケーキを食べさせ合う姿は、結婚式らしい微笑ましいシーンとしても知られており、シャッターチャンスにもなる場面です。
一方で、最近では「ファーストバイトはしない」「やりたくない」という選択をする新郎新婦も増えています。
「人前で食べさせ合うのは少し恥ずかしい」
「定番ではない演出を入れたい」
など、その理由はさまざま。
しかし、ファーストバイトをしないとなると、どんな流れになるのか、代わりにどのような演出を取り入れればよいのか悩んでしまいますよね。

そこで今回は、ファーストバイトをしないカップルがいる理由や代わりにおすすめの演出についてご紹介します。ファーストバイトをしない場合に押さえておきたいポイントについても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

【この記事のポイント】
・ファーストバイトをしないカップルが増えている理由を解説
・代わりにおすすめの演出を5つ紹介
・後悔しないために事前に確認しておきたいポイントも網羅

フファーストバイトとは?意味と由来

笑顔の新婦がタキシード姿の新郎へケーキをあげる、結婚式で人気のファーストバイトのワンシーン。

ファーストバイトとは、ウェディングケーキを新郎新婦がお互いに食べさせ合う結婚式の演出です。一般的にはケーキ入刀をした後、新郎から新婦へ、続いて新婦から新郎へケーキを食べさせます。大きなスプーンを使って豪快にケーキをすくって食べさせることもあり、会場が盛り上がる人気の演出ですよ。
ファーストバイトには、「これから一生食べるものに困らせないよ」という新郎から新婦への思いと、ファーストバイトは英語で「First Bite(最初の一口)」という意味で、欧米の結婚式の文化が日本に広まったものとされています。

ファーストバイトをしないカップルの割合は?

ファーストバイトをしないカップルがどのくらいいるのか、気になる人も多いですよね。
実は、最近ではケーキ入刀やファーストバイトを省略して、ゲストとの時間を優先するカップルが増えてきています。「みんなやっているから自分たちもやらなきゃ」と思いがちですが、周りに流されず、ふたりが本当にやりたいことを選ぶのが一番大切です。

ファーストバイトをしない・やりたくないカップルの理由

では、なぜファーストバイトを実施しないカップルがいるのでしょうか。
ここでは、よく聞かれる理由をいくつかご紹介します。

ラズベリーとクリームがたっぷり飾られたケーキの上に、仲良く座る新郎新婦の人形が乗ったデザイン。

人前で食べさせ合うのが恥ずかしい

ファーストバイトをしない理由として、まず挙げられるのが「人前で食べさせ合うのが恥ずかしい」というもの。結婚式では、ゲストから注目を浴びながら過ごす時間がたくさんあります。その中でも、ファーストバイトは新郎新婦の距離が近くなる演出なので「大勢の前でラブラブな姿を見られるのは恥ずかしい」「なんだか気恥ずかしくてやりたくない」と感じる人も。普段から人前でスキンシップをすることが少ないカップルなら、なおさら抵抗を感じるかもしれませんね。

ファーストバイトの意味に違和感がある(ジェンダー観の変化)

先ほども触れたようにファーストバイトには、「新郎から新婦へは一生食べるものに困らせない」「新婦から新郎へは美味しい料理を作る」といった意味が込められているといわれています。こうした意味は、ふたりのこれからの生活を願う素敵なものですが、現在では少し違和感を持つ人がいるのも事実。最近では共働きの家庭も多くなり、家事や料理もふたりで協力して行う家庭が増えています。そのため「男性が家計を支え、女性が家事を担う」という昔ながらの役割分担を前提とした意味を、そのまま結婚式の演出に取り入れることに疑問を感じる人もいるのです。
しかし、ファーストバイトの意味をどのように受け取るかは人それぞれです。「食事に困らないようにふたりで支え合う」という意味に捉え直すこともできますし、特に意味を意識せず、ゲストと楽しむ演出として取り入れることもできるので、まずはおふたりで意見のすり合わせを行うといいでしょう。

ゲストとの時間を大切にしたい

結婚式では、限られた時間の中でさまざまな演出を行いますよね。そのため「演出をたくさん入れるよりも、ゲストとゆっくり話したい」「一緒に写真を撮る時間を増やしたい」と考える新郎新婦もいます。ファーストバイトにかかる時間を歓談や写真撮影に充てることで、ゲストと直接コミュニケーションを取る時間を増やすことができるため、ファーストバイトを実施しない選択をするカップルもいるのです。特に、遠方から来てくれたゲストや、普段なかなか会えない友人が多い場合には、ふたりにとってもゲストにとっても、会話を楽しむ時間は大切な時間になります。「ふたりが注目を浴びる演出」よりも「ゲストと一緒に過ごす時間」を重視したいという考えから、ファーストバイトをしないという選択をするのも、素敵な結婚式の形といえますね。

ファーストバイトの代わりにおすすめの演出5選

ファーストバイトを実施しない場合でも、ウェディングケーキを使った演出はたくさんあります。ここでは、ファーストバイトの代わりにおすすめの演出をご紹介します。

サンクスバイト

新郎新婦とゲストの手が重なり合い、全員で仲良くナイフを入れてケーキ入刀を行っている様子。

ファーストバイトの代わりに、家族や友人など大切な人へ感謝を伝える「サンクスバイト」を取り入れるのもおすすめ。サンクスバイトは、新郎新婦からゲストへウェディングケーキを食べさせる演出です。これまで育ててくれた両親や祖父母、お世話になった友人などを指名して、感謝の気持ちを伝えられます。普段はなかなか伝えられない「ありがとう」を、ケーキを通して形にできるのが魅力です。

ケーキ入刀だけ行う

「love」の文字が輝くゴールドのトッパーと、美しいバラや蘭の花で彩られたウェディングケーキ。

「ファーストバイトはしなくても、ウェディングケーキを使った定番のシーンは残したい」という場合は、ケーキ入刀だけを行う方法があります。ケーキ入刀は、新郎新婦が初めての共同作業として一緒にナイフを入れることで、おふたりの新しい人生を切り開く象徴とされることもある、結婚式の定番演出です。ケーキ入刀の瞬間はゲストが写真を撮りやすいタイミングでもあるため、ファーストバイトをしなくても、結婚式らしい思い出の一枚を残すことができますよ。ケーキ入刀のあとは、そのままゲストとの歓談や写真撮影に移るのもよいでしょう。

ゲスト参加型のケーキ演出

自然豊かなナチュラルウェディングで、手作りのケーキにフルーツやハーブを丁寧にトッピングする様子。

新郎新婦だけで行う演出ではなく、ゲストにも参加してもらえるケーキ演出を取り入れるのもひとつの方法です。ウェディングケーキにゲストからフルーツやトッピングを飾ってもらったり、メッセージを書いてもらったりするなど、アイデア次第でさまざまな形にアレンジできます。ゲストと一緒にひとつのケーキを完成させれば、会場全体で楽しめる演出になるでしょう。「新郎新婦が注目を浴びる演出よりも、ゲストにも参加してもらいたい」「みんなで一緒に楽しめる結婚式にしたい」という新郎新婦におすすめです。

ふたりの好きな食べ物を使った演出

ピンクのバルーンを背景に、ウェディングケーキと美味しそうなドーナツタワーが並ぶ華やかなデザート。

ファーストバイトというとウェディングケーキをイメージする人が多いかと思いますが、必ずしもケーキにこだわる必要はありません。ふたりが好きな食べ物や思い出のスイーツを使って、オリジナルの演出を考えるのも◎。たとえば、ドーナツやバウムクーヘン、和菓子など、ふたりの好みに合わせてアイテムを選ぶことができます。また、地元の名物や、ふたりが初めて一緒に食べた思い出の料理などを取り入れるのもよいでしょう。

歓談や写真撮影の時間にする

結婚式の披露宴会場で、笑顔の新郎新婦がゲストの友人たちと一緒にスマホで記念撮影をしている瞬間。

ファーストバイトをしないからといって、必ず別の演出を用意する必要はありません。あえて演出を増やさず、その分の時間をゲストとの歓談や写真撮影に使うという方法もあります。ファーストバイトの時間をなくすことで、ゲストのテーブルを回って会話を楽しんだり、一緒に写真を撮ったりする時間を作ることができますよ。

ファーストバイトをしないと決める前に確認したいポイント

ファーストバイトは結婚式の定番演出なので「みんながやっているから、自分たちもやったほうがいいのかな?」と迷っている人もいるでしょう。ここでは、ファーストバイトを実施するか迷ったときに、確認しておきたいポイントをご紹介します。

ブルーのテーブルクロスが敷かれた上品な空間に飾られた、白いバラが映える洗練された3段ケーキ。

ウェディングケーキをどうするか考える

ファーストバイトをするかどうか迷っている場合、まず考えてほしいのが「ウェディングケーキをどうするか」ということです。ファーストバイトをしないからといって、必ずしもウェディングケーキを用意する必要がなくなるとは限りません。結婚式場によっては、披露宴のプランにウェディングケーキが含まれていたり、ケーキ入刀を行うことを前提として料理や進行が組まれていたりする場合もあります。そのため、ファーストバイトをするかどうか迷っているときは、早めにプランナーに確認しておくようにしましょう。
また、ケーキ入刀やファーストバイトを行わない場合、披露宴会場の中で新郎新婦が注目を集める場所がひとつ減ることになります。ウェディングケーキが置かれていたスペースもそのまま空いてしまうので、場合によっては少し寂しい印象になってしまうことも。そのため、ウェディングケーキを用意しないのであれば、代わりに何か飾れるものや演出を用意するのがおすすめです。ドーナツタワーやフルーツを使ったデザート、おふたりの好きなスイーツなど、ケーキ以外のアイテムをウェディングケーキの代わりに取り入れるのもいいですね。

ファーストバイトをしない分の空いた時間の使い方を考える

ファーストバイトを行わない場合、その分だけ披露宴の中に少し時間が生まれるので、その時間をどのように使うか考えておくようにしましょう。
もちろん、無理に別の演出を入れて時間を埋める必要はありません。ゲストとの歓談を楽しんだり、写真撮影をしたり、ゲストのテーブルを回って直接お話ししたりする時間にする方法もあります。「せっかくなので何か演出を入れたい」という場合には、サンクスバイトやゲスト参加型の演出など、おふたりが取り入れたいものを考えてみるのもよいでしょう。その時間を使って何をしたいかを考えてみてくださいね。

おふたりでよく話し合う

ファーストバイトを実施するかどうかを決めるときは、新郎新婦のおふたりでしっかり話し合ってお互いの意見を出し合うことも大切です。「自分はやりたくないけれど、相手はやってみたい」というように、ふたりの意見が分かれることもあるかもしれません。その場合は、単純に「やる・やらない」だけで決めるのではなく、それぞれがなぜそう思うのかをしっかり話してみてください。「人前で食べさせ合うのは恥ずかしい」「定番だからこそやってみたい」「ゲストに楽しんでもらいたい」「ふたりの時間よりもゲストとの時間を大切にしたい」など、理由が分かればお互いが納得できる別の方法を見つけられる可能性がありますよ。

ファーストバイトをしなくても後悔しない?

「やらなかったことを後悔するかも…」と不安になる気持ちはよくわかります。大切なのは「なんとなくやめた」ではなく「こういう理由でやらないと決めた」と、ふたりで納得して選ぶこと。理由がはっきりしていれば、後から振り返ったときに後悔することはほとんどありません。逆に、迷っているなら代わりの演出を用意しておくと安心です。何もしないまま当日を迎えると「やっぱりやればよかったかも」と感じてしまうこともあるので、代替演出を一つは検討しておくのがおすすめですよ。

ファーストバイトのよくある質問

新譜が大きなスプーンにウェディングケーキを作って新郎に食べさせようとしているファーストバイトのシーン。

Q. ファーストバイトをしないのは失礼にあたりますか?

A. 失礼にはあたりません。
ファーストバイトは必須の演出ではなく、やるかどうかはおふたりの自由です。ゲストもファーストバイトがないからといって気にすることはほとんどないので、安心してください。

Q. ファーストバイトをしない場合、ケーキ入刀もしなくていいですか?

A. ケーキ入刀だけ行ってファーストバイトを省略する方法もあります。
ケーキ入刀はシャッターチャンスにもなるので、写真を残したい場合はケーキ入刀だけ取り入れるのもおすすめです。

Q. ファーストバイトの代わりに人気の演出は何ですか?

A. サンクスバイト(両親や友人にケーキを食べさせる演出)や、ゲスト参加型のケーキ演出が人気です。
ふたりらしさを出したい場合は、好きな食べ物を使ったオリジナル演出もおすすめですよ。

Q. ファーストバイトをしないと伝えたら、プランナーに驚かれませんか?

A. プランナーはさまざまなスタイルの結婚式に対応しているので、驚かれることはまずありません。
むしろ「代わりにこんな演出はいかがですか?」と提案してくれることも多いです。早めに相談すれば、進行もスムーズに調整してもらえます。

Q. ファーストバイトをしない場合、披露宴の時間は余りますか?

A. ファーストバイトにかかる時間は数分程度なので、大幅に時間が余ることはありません。
ただ、その分をゲストとの歓談や写真撮影に充てるとちょうどよい時間配分になりますよ。

まとめ

ファーストバイトは、結婚式を盛り上げてくれる定番演出のひとつです。
しかし近年では、人前で食べさせ合うのが恥ずかしい、ゲストとの時間を大切にしたい、定番にとらわれず自分たちらしい結婚式にしたいなど、さまざまな理由からファーストバイトを取り入れない選択をする新郎新婦もいます。
ご紹介したように、ファーストバイトをしない場合でもサンクスバイトや、ケーキ入刀のみ、ゲスト参加型の演出など楽しみ方はたくさんあります。
結婚式の演出を決めるときに大切なのは「みんながやっているから」ではなく、ふたりが心から楽しめるかどうかです。
この記事を参考に、おふたりらしい結婚式を作ってくださいね。