【結婚式の料理ランクアップ】するべき?追加費用の目安と後悔しない判断基準|メイン料理だけ上げる方法も

伊勢海老やアワビなど高級食材を使ったランクアップした中華の婚礼料理

結婚式の準備を進めるなかで、悩みやすいポイントのひとつが披露宴の料理です。

ゲストに喜んでもらいたいと考える一方で、料理のランクを上げると費用も増えるため
「本当にランクアップするべき?」
「標準コースのままでは物足りない?」
など、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
結婚式の料理は、ゲストへのおもてなしを考えるうえで大切な要素です。ただし、必ずしも高いコースを選べば満足度が上がるとは限りません。大切なのは、料理の内容やボリューム、ゲストの顔ぶれ、そして予算のバランスを考えて選ぶことです。

そこで、この記事では結婚式の料理をランクアップするメリットや追加費用の考え方をご紹介します。ランクアップの判断基準や、ゲストに喜んでもらうための料理選びについても触れているので、ぜひ参考にしてください。
なお、婚礼料理の種類や1人あたりの費用相場そのものを知りたい人は「【結婚式の料理】メニュー例つき!披露宴料理の種類・選び方・費用相場まとめ」もあわせてご覧ください。

目次

結婚式の料理をランクアップするメリット

結婚式の料理をランクアップすると、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。主なメリットを見ていきましょう。

金目鯛と柑橘を合わせた結婚式の魚料理

食材や料理の内容にこだわれる

料理をランクアップするメリットのひとつは、食材や調理方法、メニューの選択肢が広がることです。コースによっては、旬の食材や高級食材を使った料理を選べたり、見た目にも華やかな一皿を取り入れられたりします。ゲストに料理を楽しんでもらいたい、料理にこだわりたいという人は、ランクアップを検討するといいでしょう。

料理の品数やボリュームを調整できる

スープからメインの牛フィレ肉、デザートまで並んだ披露宴のフルコース料理

料理をランクアップすることによって、料理の品数やボリュームが増える場合もあります。披露宴では、ゲストにゆっくり食事を楽しんでもらいたいと考える人も多いですよね。料理の量が十分にあるか、コース全体のバランスが良いかは、満足度を考えるうえで確認しておきたいポイントです。
ただし、品数やボリュームはコースによって異なりますし、価格が高いコースでも必ず量が多いとは限りません。ランクだけで判断せず、実際のメニュー内容を比較するようにしましょう。

おもてなしの気持ちを伝えやすい

結婚式には、親族や友人、職場の上司や同僚など、さまざまな立場のゲストが出席します。
遠方から来てくれるゲストや日頃お世話になっている方に感謝を伝えたい場合、料理にこだわることはおもてなしのひとつになります。
地元の食材を使った料理を取り入れたり、おふたりの思い出にちなんだメニューを用意したりすれば、結婚式ならではの特別感を演出できます。料理を通してゲストへの感謝の気持ちも伝わりやすくなるでしょう。

もちろん、高いコースを選ぶことだけがおもてなしではありません。ゲストの好みや年齢層、食事への配慮なども考えながら、みんなに楽しんでもらえる料理を選ぶことが大切。料理のランクアップは、感謝を形にするための選択肢のひとつとして考えると良いですね。

結婚式の料理ランクアップの費用はいくら?人数別の追加費用早見表

料理のランクアップを検討するときに気になるのが、追加費用ですよね。結婚式の料理はゲスト1人あたりの金額で設定されていることが多いため、1人分の差額が小さく見えても人数が増えると総額に大きく影響します。

サーモンと野菜のテリーヌを盛り付けた結婚式の前菜

1人あたりの差額をゲスト人数に掛けて考える

たとえば、現在のコースから1人あたり2,000円高いコースに変更するとします。ゲストが60人の場合、料理の差額は次のようになります。
2,000円×60人=120,000円
1人あたりでは2,000円の違いでも、全体では12万円の追加費用になります。ゲストが80人なら16万円となるため、人数に応じた総額で考えることが重要です。

1つ上のコースとの差額は会場によって異なりますが、1人あたり数千円になることが多いです。差額ごとの追加費用をまとめると、次のようになります。

1人あたりの差額ゲスト40人ゲスト60人ゲスト80人
1,000円4万円6万円8万円
2,000円8万円12万円16万円
3,000円12万円18万円24万円
5,000円20万円30万円40万円

※サービス料・消費税を含まない金額です

さらに、会場によっては料理やドリンクの代金にサービス料などが加算されることも。見積もりを比較するときは、差額だけでなく、最終的に支払う金額がいくらになるのかを確認するようにしましょう。

サービス料は飲食代の10〜15%程度が一般的です。たとえば差額が12万円で、サービス料が10%の場合は13万2,000円になります。

料理のランクアップにかかる総額を確認する

料理をランクアップするかどうか判断するときは、追加費用が結婚式全体の予算にどのくらい影響するのかも確認しておきましょう。料理以外にも、衣裳や写真、装花、演出など結婚式にはさまざまな費用がかかります。料理にどのくらい予算をかけられるのか、おふたりが優先したい項目を整理しながら考えることが大切です。

料理のランクアップは、打ち合わせを重ねるうちに見積もりが上がる代表的な理由のひとつです。見積もりが上がりやすい項目について詳しく知りたい人は「【結婚式の見積もり】なぜ上がる?平均いくら上がるかと上がりやすい項目」も参考にしてください。また、フリードリンクの内容や乾杯酒のグレードアップは料理とは別料金になることが多いので、「【結婚式の飲み物】種類と選び方は?ゲスト満足度を高めるコツと費用相場」で確認しておくと安心です。

結婚式の料理はランクアップするべき?判断するときのポイント

料理のランクアップが必要かどうかは、新郎新婦によって異なります。次のようなポイントを参考に、自分たちの結婚式に合った選択を考えてみましょう。

メインのお料理の試食

料理を重視したいならランクアップを検討する

「ゲストにおいしい料理を楽しんでもらいたい」「食事の時間を大切にしたい」という想いがあるときは、ランクアップを検討する価値があります。おふたりが食にこだわりを持っている場合や、料理で感謝の気持ちを伝えたい場合も同様です。
ただし、ただランクアップするのではなく、どのような料理を提供したいのかを明確にすることが大切。メイン料理を充実させたいのか、季節感のあるメニューにしたいのか、オリジナルメニューを提供したいのかによっても選ぶべきコースは変わります。おふたりの希望や想いに合う料理が含まれているかを確認しながらコースを選びましょう。

試食して物足りなさを感じたら見直す

サラダとパンが配膳された披露宴会場のゲストテーブル

結婚式場によっては、婚礼料理を試食できる機会があります。試食ができる場合は、実際に料理を味わい、味付けや食材、ボリューム、盛り付けなどを確認しましょう。標準コースを試食して「もう少しメイン料理にこだわりたい」「全体的なボリュームを増やしたい」と感じたら、上位コースへのランクアップを検討するのがおすすめです。一方、標準コースでも十分に満足できて、ゲストに提供したい料理のイメージにも合っているのであれば無理にランクアップする必要はありませんよ。

試食のときは、標準コースと上位コースで何が変わるのか(品数、メイン料理の食材、量)をプランナーに具体的に聞いてみましょう。上位コースの料理も試食できるか相談するのもおすすめです。その場でランクアップを勧められても即決せず、見積もりを持ち帰り、おふたりで話し合ってから決めると後悔しにくくなりますよ。

一番下のコースでも大丈夫?物足りなく見えやすいポイント

「一番下のコースはゲストに失礼?」と心配する人もいますが、大切なのはランクの順番ではなく料理の中身です。ゲストはコース名や価格を知らないので、内容に満足できれば一番下のコースでも問題ありません。

ただし、価格の低いコースは品数や食材が控えめになりやすいため、次の点は確認しておきましょう。

  • メイン料理の食材
  • コース全体の品数
  • 男性ゲストにとってのボリューム
  • 見た目の華やかさ

たとえばメイン料理が鶏肉や豚肉だけ、品数が少ない、といった場合は物足りなく感じられることがあります。気になる点が1つか2つだけなら、コース全体を上げるのではなく、その部分だけを変更できないか相談してみるとよいでしょう。

ほかに優先したい項目があるなら無理に上げなくても◎

結婚式の予算には限りがあります。料理だけでなく、衣裳や写真、装花、演出など、こだわりたい項目が複数ある新郎新婦も多いですよね。写真や映像を充実させたい、衣裳にこだわりたい、演出に力を入れたいなどの希望がある場合は、料理は標準コースにする方法もあります。大切なのは、周囲の意見や「料理はランクアップするもの」というイメージだけで決めないこと。標準コースの内容に納得できているのであれば、コースは変更せずにおふたりが大切にしたいことに予算をかければよいのです。

ゲストに喜んでもらうには?料理選びで確認したいこと

料理のランクアップに備えて結婚式の予算をコツコツ貯めるイメージ

ゲストに喜んでもらえる料理を選びたいと思っても、どのような料理が喜ばれるのか判断するのは難しいものです。ここでは、ゲストに食事を楽しんでもらえる料理選びで、確認するべきポイントをみていきましょう。

なお、料理を選ぶ際は、料理のジャンルやゲストの好みに合っているかも大切なポイントです。結婚式の料理の選び方について詳しく知りたい人は「【結婚式の料理】和食・洋食・和洋折衷はどう選ぶ?後悔しない決め方とゲスト構成別おすすめ」を参考にしてください。

コース全体の内容とボリューム

まずは、コースに含まれる料理を一品ずつ確認しましょう。前菜からデザートまで、どのようなメニューが提供されるのか、品数や量は十分か、メイン料理の内容は希望に合っているかなどをチェックします。コースの価格やランク名だけでは、実際の違いがわかりにくいこともあるので、料理の内容の写真などを見比べて確認すると違いを把握しやすくなりますよ。

ゲストの年齢層や顔ぶれ

子どもから高齢の方まで幅広い年齢層のゲストが集まった結婚式の集合写真

ゲストの顔ぶれも、料理選びの判断材料になります。幅広い年齢層が出席する場合は、味付けや食べやすさ、料理の量などに配慮するとよいでしょう。親族が多い結婚式なのか、友人中心の披露宴なのかによっても、重視したいポイントは変わります。ただし、年齢だけで好みを決めつける必要はありません。ゲストそれぞれの好みや食事の事情にも目を向けながら、幅広い方が楽しめる内容を検討するといいですね。

アレルギーや食事制限への対応

ゲストに料理を楽しんでもらうためには、食物アレルギーや食事制限への対応も欠かせません。招待状の返信などでアレルギーの有無を確認できる場合は、必要な情報を会場に共有して対応可能なメニューや変更方法について相談しましょう。対応できる範囲や申告の期限は会場によって異なるため、早めに確認しておくと安心ですよ。

料理にこだわりながら結婚式の費用を抑える方法

料理のランクアップでかかる結婚式の追加費用を考えるイメージ

ゲストに喜んでもらうために料理を充実させたいけれど、結婚式全体の費用は抑えたいという人もいますよね。ここでは、そんな人におすすめの方法をご紹介します。

一部の料理だけ変更できるか相談する

結婚式場によっては、一部の料理だけをランクアップできることがあります。基本のコースをベースにメイン料理だけをグレードアップしたり、おふたりが特にこだわりたい一品を取り入れたりする方法です。コース全体を変更するよりも費用を抑えながら、希望に合った料理を提供できる可能性があります。ただし、一部の料理だけを変更できるかどうかは会場やコースによって異なりますし、コース料理には流れがあるので事前にプランナーやシェフに相談するようにしましょう。

ランクアップするならどの料理?料理別の追加費用の目安

一部だけ変更する場合、ゲストの満足感につながりやすいのは、印象に残るメイン料理と、最初に出てくる前菜です。料理別の追加費用の目安は次のとおりです。

料理ランクアップの例1人あたりの追加費用の目安
肉料理鶏肉・豚肉から牛肉、国産ブランド牛へ1,200〜3,000円程度
魚料理白身魚から高級魚、オマール海老へ1,200〜3,000円程度
トッピングフォアグラやトリュフを添える500円程度〜
前菜品数を増やす・食材を格上げする500〜1,500円程度
ごはんもの締めのごはんを追加する1,000〜2,000円程度
デザートデザートビュッフェに変更する1,000〜2,000円程度

※金額は一般的な目安です。会場やコースによって異なります

男性ゲストが多い場合はごはんもの、女性ゲストや子どもが多い場合はデザートなど、ゲストの顔ぶれに合わせて選ぶと満足度が上がりやすくなります。

手作りアイテムを増やしてその他の費用を抑える

費用を抑えるために手作りした招待状などのペーパーアイテム

料理を優先したい場合は、結婚式全体の費用を見直し、ほかの項目で節約できる部分を探すのもひとつの方法です。たとえば、招待状や席札、メニュー表などのペーパーアイテムを手作りしたり、ウェルカムスペースの装飾を自分たちで用意したりすると、費用を抑えられる可能性があります。ただし、手作りだとしても必要な材料費や印刷代が必要になりますし、制作するのに手間と時間も必要になります。会場に持ち込む場合は、持ち込み料の有無やサイズ・仕様などのルールも事前に確認しておくといいでしょう。

演出や装花の内容を見直す

花嫁から大切なゲストへブーケを直接プレゼントするシーン

結婚式の費用を調整するなら、演出や装花などの内容を見直すのもおすすめです。演出の中から特に大切にしたいものだけを選んでそれ以外は省略したり、装花のボリュームや飾る場所を調整したりすることで、予算を抑えられる可能性があります。すべてを削るのではなく、ゲストに楽しんでもらうために必要なものと、なくても満足できそうなものを分けて考えるといいですよ。

結婚式の料理ランクアップについてよくある質問

Q. 結婚式の料理はランクアップする人が多い?

A. 最初の見積もりでは標準的なコースが入っていることが多く、試食や打ち合わせのあとにランクアップを検討する人は少なくありません。ただし、上げるかどうかはおふたりの優先順位次第です。標準コースで満足できるなら、無理に上げる必要はありません。

Q. 料理のランクアップはいつまでに決めればいい?

A. 会場によって異なりますが、最終的な人数と一緒に、挙式の1〜2か月前の打ち合わせで確定することが多いです。ランクアップするつもりがある場合は、契約前の見積もりに上位コースの金額を入れてもらうと、あとから大きく予算オーバーするのを防げます。

Q. 料理とドリンク、どちらを優先してランクアップするべき?

A. 迷ったときは、ゲスト全員が口にする料理を優先するのがおすすめです。お酒を飲むゲストが多い場合は、ドリンクの種類を充実させるほうが喜ばれることもあるので、ゲストの顔ぶれを見て判断しましょう。

Q. 一部のゲストだけ料理を変えることはできる?

A. アレルギーや食事制限への対応、子ども向けのお子様メニューなどは、多くの会場で個別に相談できます。ただし、主賓だけ料理のランクを上げるといった対応は、会場によって可否が異なるため、事前に確認しておきましょう。

まとめ

結婚式の料理は、ゲストへのおもてなしを考えるうえで大切なポイントのひとつです。ランクアップすることで食材やメニューの内容が充実する場合もありますが、必ずしも高いコースを選ぶことが正解とは限りません。
料理をランクアップするか迷ったときは、コースごとの内容やボリュームを比較し、試食できる場合は実際に味わって判断しましょう。また、1人あたりの差額だけでなく、ゲスト人数を踏まえた総額を確認することもポイントですよ。
大切なのは、料理のランクを上げることそのものではなく、おふたりがゲストにどのようなおもてなしをしたいのかを考えることです。
この記事を参考に、希望と予算のバランスを大切にしながら、おふたりとゲストが満足できる料理を選んでくださいね。