【結婚式のお料理】結婚式で大切な料理ってどう選ぶ?選び方と種類をご紹介!

披露宴のテーブルをパープルでコーディネイト

前回の記事「【ウェディングアイテムの準備】ウェディングアイテムとは?種類や手配方法をご紹介!」では、結婚式で必要になるさまざまなウェディングアイテムについてご紹介しました。
今回は結婚式準備のポイント「披露宴アイテムの決定」の中の「料理・ドリンク・ケーキ」から「料理」に焦点を当ててみていきましょう。

結婚式の中で料理はおもてなしの気持ちを伝えるための重要なアイテムです。
多くのゲストが料理を楽しみにしているため、期待値の高いアイテムでもあります。
しかし結婚式の料理はさまざまな種類があるので、何を基準に選べばいいのかわからない人も多いはず。
そこでこの記事では、結婚式料理の選び方や種類をご紹介します。結婚式料理を選ぶ上で気を付けるべきポイントなどもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

結婚式料理の選び方

披露宴に参加するゲスト席のカトラリー

結婚式では一般的に、招待したゲストへのおもてなしとして婚礼料理を提供します。婚礼料理とは、高級食材などが使われており華やかに盛り付けられたお祝いにふさわしい料理のことです。カジュアルスタイルのパーティーではビュッフェスタイルの場合もありますが、一般的にはコース料理で提供されています。
この後詳しくご紹介しますが、婚礼料理にはフランス料理や和食などさまざまなジャンルの料理があります。どのジャンルの料理であっても品数が多いほどフォーマル度が高くなり、金額もアップする傾向にあるため結婚式の予算との相談が必要です。また、住んでいる地域によってはその地域ならではのメニューがあることもあるので、事前に調べておくといいでしょう。

婚礼料理はゲストへのおもてなしの気持ちを表すと共に、招待したゲストの満足度を高めるためにもとても重要なアイテムです。婚礼料理を選ぶときは、招待したゲストの顔ぶれを思い浮かべながら選ぶのがおすすめ。年配ゲストが多い場合には食べやすい食材を取り入れた料理や食べ馴染みのある和食テイストにしたり、グルメなゲストが多い場合はシェフと相談してオリジナルメニューを取り入れたりとゲストに配慮しながら料理を選ぶようにしましょう。

お料理の種類

牛フィレ肉のステーキ

結婚式お料理にはフランス料理や日本料理、和洋折衷などさまざまなジャンルの料理があります。ここでは、それぞれの料理の特徴をみていきましょう。

フランス料理

婚礼料理と言えばフランス料理を思い浮かべる人も多いでしょう。高級食材を使用したフランス料理は見た目が華やかでお祝いの日にぴったりなので、婚礼料理の中で1番人気があります。
フランス料理は、オマール海老やフォアグラ、キャビアなど普段はなかなか食べられない食材を楽しめるのが魅力。特別感がありウェディングドレスとの相性も良いため、多くの結婚式場でフランス料理が用意されています。

コース内容例

  • 前菜
  • スープ
  • 魚料理
  • お口直し
  • 肉料理
  • デザート
  • コーヒー&小菓子

食後にコーヒーや紅茶と共に提供される小菓子は、披露宴中に新郎新婦がケーキ入刀したウェディングケーキをカットして出されることが多くなっています。また、デザートメニューをランクアップしてデザートビュッフェの演出に変更できる式場もありますよ。

日本料理・和食

日本料理や和食は、普段あまり洋食を食べる機会がない年配のゲストに人気があります。神社で結婚式を行う神前式後の会食や披露宴で、日本料理や和食が提供されるケースが多くなっています。和装や和テイストの式場と相性の良い料理です。
日本料理や和食には「めでたい」という言葉に絡めて鯛を使った料理や、高級食材の伊勢海老やタラバガニ、松茸を使った料理を楽しめるのが魅力。お赤飯やお寿司などお祝いの定番メニューや、季節ごとに旬の食材を味わえるメニューが入ったコースもあります。

コース内容例

  • 先付け
  • 汁物
  • お造り
  • 煮物
  • 焼き物強肴(酢の物・揚げ物・茶碗蒸しなど)
  • ご飯&香の物
  • 留め椀
  • 甘味

和洋折衷

結婚式料理での和洋折衷とは、フランス料理のコースをベースにして和食を取り入れた料理スタイルのことです。幅広い年齢層のゲストに喜ばれることから、フランス料理や和食と並んで人気があります。
ジャンルにとらわれずにどんな客層のゲストにもさまざまな料理を楽しんでもらえるのが魅力。コース料理の中にお寿司や茶わん蒸しを取り入れたり、お肉料理のソースにわさびを使用したりと会場によってさまざまな方法で和食を取り入れています。

コース内容例

  • 前菜
  • お造り
  • 汁物またはスープ
  • 魚料理
  • 口直し
  • 肉料理
  • 寿司や赤飯などのご飯またはパン
  • デザート
  • コーヒー

フランス料理も和食も楽しめる贅沢なコースになりますね。ナイフやフォークと一緒に箸もセッティングしておくと、年配ゲストも安心して食べられるのでおすすめです。

中華料理

中華料理は、日本人に馴染みのある料理という理由で選ぶ人が多い料理です。コース料理の一部を大皿に盛り付けて、ターンテーブルで提供することができる式場もあります。
伊勢海老や北京ダックなど見た目のインパクトがあるメニューは演出効果もあるためおすすめ。また、フカヒレや干しアワビ、ツバメの巣などの高級食材を取り入れることで、華やかでボリュームのある料理を提供できるのが魅力です。

コース内容例

  • 前菜
  • スープ
  • 揚げ物などの主菜
  • 魚料理
  • 肉料理
  • 魚介
  • 主食
  • デザート

中華料理のデザートは、杏仁豆腐などのさっぱりとしたものが好まれます。そのため、披露宴中にケーキカットしたウェディングケーキは別途提供されるケースが多いようです。

イタリアン

イタリアンも日本人が普段から食べ馴染みの深い料理として人気があります。イタリアンは他のジャンルに比べて堅苦しくならないため、カジュアルな雰囲気のパーティーにおすすめです。
パスタやピザなど1度は食べたことがあるメニューが多く、日本人の味覚にも合っているのでさまざまな年齢層のゲストが食べやすいのが魅力。普段食べるイタリアンは大皿でシェアすることがありますが、婚礼料理ではコースで提供することが多く品数を増やすなどして華やかさを出します。

コース内容例

  • 食前酒
  • 前菜
  • パスタorピザorリゾット
  • 魚料理
  • 肉料理
  • デザート

イタリアンのコースメニューは決まりがないため、お二人やゲストの好みに応じてさまざまな組み合わせが可能です。デザートは口をさっぱりさせるためにシャーベットなどが提供されることが多くなっています。

費用の平均はいくらくらい?

並べられた万札と電卓

結婚式の料理は、結婚式費用の中でかなり大きな割合を占めています。そのため、あらかじめ料理の予算上限を決めておくのがおすすめです。
結婚式における一人当たりの料理費用平均は、1万6700円(「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ」)になっています。結婚式の料理費用は「一人当たりの料理単価×ゲスト人数」で決まるので、一人当たりの費用はもちろん、ゲストの人数が多ければ多いほど費用がかかるのです。

多くの結婚式場では、婚礼料理は金額別に複数のコースが用意されています。料理のコースによって品数や使われている食材が違ってくるので、金額だけではなくコース内容もしっかりと確認した上で選ぶようにしましょう。また、会場によってはコースの一部変更や追加をするなどカスタマイズできることも。予算との兼ね合いも考えながら、最適なコースを選んでくださいね。

お料理を選ぶ上で注意するべきポイント!

牛フィレ肉のステーキにソースをかけている

結婚式の料理は種類が多くどれも魅力的に見えるので、何を基準に選べばいいのか分からなくなってしまいますよね。ここでは、ゲストに喜んでもらえる婚礼料理を選ぶためのポイントを3つご紹介します。

1番大切なのは料理の味!

ゲストの期待値が高い料理で1番大切なのは、やはり“美味しいかどうか”ではないでしょうか。見た目の美しさや品数も大切ではありますが、ゲストの満足度を高めるためには味を重視する必要があります。
多くの式場では婚礼メニューの試食会を行っています。気になるコースをいくつか試食して、お二人やゲストの好みに合うコースを見つけてみるのがおすすめ。実際に食べてみると物足りなさを感じたり味付けの好みが分かれたりといろいろ感じることがあるはずです。ゲストの顔ぶれを思い浮かべながら、ぴったりな料理を検討してみてください。

子供や年配ゲストへの配慮

子供や年配ゲストが多いなど幅広い年代のゲストがいる場合は、それぞれに合った対応をしてもらえるかどうかも重要です。子供にはお子様メニューがあるかどうか以外に、年齢に応じていくつかメニューが用意されているとより安心できます。
年配ゲストには柔らかめに茹でる、かたい物が出る場合には別メニューに変更するなどの配慮ができると◎。ナイフやフォークを使い慣れていない年配ゲストには、お肉料理をあらかじめカットした状態で提供するなどの心遣いがあると安心して料理を楽しめるでしょう。

アレルギーや食べられない食材への対応

せっかくのコース料理なのに食べられないものがあると、ゲストに満足してもらうことはできませんよね。そのため結婚式の料理を選ぶときに、アレルギーや食事制限がある場合に対応できるかどうかも大切なポイントです。最近では個別にメニューを変更するなどの対応ができる式場が増えています。
個別に対応するためには事前にアレルギーの有無などを把握する必要があるため、返信ハガキにアレルギーなど料理に関しての記入欄を設けるのがおすすめ。どこまで個別に対応できるのかを式場と話し合い、ゲストが料理を楽しめるように最大限の配慮をするようにしましょう。

まとめ

今回は結婚式の料理についてご紹介しました。
結婚式の料理はさまざまな種類があり、ジャンルや品数によって金額が異なります。
料理はおもてなしの気持ちなのでこだわりたい部分ではあるものの、予算には限りがありますよね。予算の範囲内で料理のどの部分にこだわるのかをお二人で考えてみるようにしましょう。
ゲストが楽しみにしている結婚式の料理なので、みんなに美味しく食べてもらえる料理を選ぶことが大切です。
おもてなしの気持ちが伝わり、ゲスト全員が満足できる料理を目指すといいですね。

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