ゲスト満足を叶える“おもてなし”の引出物【Weddingトレンドレポート】

皆さんこんにちは。

前回の“おもてなし”の「お料理・ドリンク」に続いて、ゲストを満足させる「おもてなし」に焦点を当てて、結婚式のトレンドアイテムをご紹介していきます!

今回は、「引出物」についてです。

引出物はゲストの手に渡り、家に帰ってからも残り続けるアイテムだからこそ、幅広い選択肢の中から、ゲストにとってベストなものを選びたいですよね。

従来の引出物の常識と、今のトレンドを比較しながらご紹介していきます。

従来の引出物は「重い&不要」がネック

たくさんの袋詰めされた結婚式のギフト/引き出物

これまで引出物の考え方は、

  • 3品もしくは5品等、奇数の品数で用意
  • メインギフトがいただいたご祝儀の1割程度の料金で用意

というものが常識になっていました。なぜ奇数かというと、結婚式だからこそ割り切れない数字が縁起良いとされていたからです。ご祝儀と一緒ですね。

特に北陸の方では、品数が多いほど良いとされており、5品お渡しするのが当たり前だったようです。

3品だとした場合、メインギフト・引菓子・しきたり品(縁起物)で1品ずつ選ぶのが一般的です。メインギフトの主流は、やはり食器類ですので、選んだものによっては袋を持った時にズッシリときますよね。

また、しきたり品は、ふたりとゲストの縁が長く続くようにと、保存期間が長い縁起物がラインナップに入ってきます。中には、醤油やジュース等もあるので、メインギフトが重いものだった場合にダブルで重くなってしまいます。

新郎新婦は、ゲストが喜んでくれるように、吟味に吟味を重ねてギフトを選んでいます。しかし、朝から出かけてお酒を飲んで疲れたゲストの身体には、ズッシリした引出物は「持って帰るのしんどいな…」と思ってしまうのが正直なところでした。

しかも頑張って持って帰った引出物を開けたら、自分にとっては必要じゃないものだった場合に、ゲストもガッカリしてしまいますし、新郎新婦のゲストを思う気持ちが十分に伝わりませんよね。

引出物は「ゲストの負担を最小に」

特に遠方から新幹線や飛行機で来る方の場合、持って帰るのは更に厳しいですよね。郵送で送る方も多いと思いますが、送料はゲストの負担となってしまいます。

そのため、今の引出物は「ゲストの負担を少しでも減らすこと」が重視されています。

持ち帰るのはカードだけ!好きな物を選べるカタログが◎

メッセージカード

メインギフトを軽いタオルにしたり、実用的でコンパクトな美容系や靴磨き等のギフトにしたりして、ゲストの負担を減らすことも手ですが、今は自分が好きなものを選べるカタログギフトも人気です。

従来のカタログギフトは、分厚い冊子タイプのものしかなく、重さとしてはゲストの負担になっていました。

しかし今主流となっているのは、カードに記載されているQRコードをスマホで読み取るタイプのものです。しかもメインギフト・引菓子・しきたり品の全てが自分で選べて、一緒に自宅に届くのです。

持って帰るのはカードだけ、自分で好きなものが選べて、自宅に全て届くなんて、「軽い」「必要なものがほしい」がどちらも叶えられている素敵なアイテムですよね。

カード+引菓子しきたり品のセットも人気

チョコレートカップケーキ

ただ、3品全て選べるカタログカードにもデメリットがあります。それは、品数の少なさです。特に引菓子としきたり品は、賞味期限や保存方法、一緒に送る時の箱詰めの問題から、選べる種類が少ない傾向にあります。

せっかく好きなものを選べるなんてすごい!となっても、品数が少ないと少しガッカリしますよね。

そのため、カードで全て選べるのではなく、重くなりがちなメインギフトだけをカタログカードにして、引菓子やしきたり品はたくさんのラインナップの中から選ぶのも人気になってきています。

また、カードのみだと、引出物バッグは必要なくなりますよね。でも結婚式の中で引出物バッグって意外と必要です。男性はスマホと財布のみポケットに入れてバッグを持っていない、また女性もコンパクトなハンドバッグなので収納量が少ないため、もらった席次表や席札・プチギフト等はどこにいれれば?となってしまいます。

引出物はカードのみの場合、バッグをつけるかどうか…節約のために無くそうか…と悩む新郎新婦が多いと思います。そういった観点からも、カード+引菓子+しきたり品で、小さめの引出物バッグを用意するとゲストの負担がまた1つ減りますね。

年配の方には後日郵送が◎

ギフトボックスを手に持って差し出す女性

QRコードやスマホが、全世代の中で一般的になりつつありますが、やはり年配の方々にとっては分かりにくく、かえって負担になってしまいます。

そこで1番良いのは、2人が選んだ引出物が後日自宅に届くというものです!ゲストは受け取るだけですから、負担は0に近いですよね。

当日の席に何もないと、自分の引出物はないのかな?と困惑させてしまうので、「後日引出物が届きます」とメッセージを添えておくのがベストですね。

ただ、この後日郵送というサービスの引出物は、式場では取り扱っていないことが多くなっています。そのため外注になりますが、引出物の外注をNGとしている式場も多いため、注意が必要です。

式場で注文したものを新郎新婦が受け取り、後日自分たちで郵送するという形であれば問題なく行うことができますね。

まとめ

如何でしたでしょうか。

今回は引出物について紹介しました。

今の結婚式では従来のように席に大きな袋を置いて、引出物を用意することは少なくなってきました。その背景には、とにかくゲストの負担を減らし、1人1人にとって必要なギフトをあげたいという、新郎新婦の思いやりがあります。

考えはじめるとキリがなくなってしまいますが、大切なゲストのためにもベストな選択をしていきましょう。

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