家族の笑顔が溢れる「パパママキッズ婚」【PARTYレポート】

草原の中の家族

皆さんこんにちは。
これまで、【Weddingトレンドレポート】をシリーズとして、様々なアイテムのトレンドをご紹介してきましたが、今後は、「実際の結婚式や披露宴での様子」もレポートにしてご紹介していきたいと思います。

その名も、【PARTYレポート】!
今回は新郎新婦だけではなく、おふたりのお子様も一緒に参加する「パパママキッズ婚」をテーマに、実際の挙式・披露宴の様子をご紹介していきます!

「パパママキッズ婚」が急増中!

赤ちゃんの足を中心にハートマークをカタチ取るパパとママの手

最近、パパママキッズ婚が本当に増えていると感じます。
それはもちろん、コロナ禍も大きく影響しており、結婚した当初はコロナ禍で式を挙げられる状況ではなかったため、落ち着いた頃に結婚式をしようと思っていたらお子様を授かった、という方が本当に多くいらっしゃいます。

また、「入籍→結婚式→妊娠」という考えが当たり前ではなくなっています。晩婚化に伴い、まずは妊娠出産をする年齢を考慮し、先に妊娠をするという選択肢が夫婦の間で大切になってきているのです。

お子様を連れての結婚式って、列席するだけでも大変なのに、主催側で本当に出来るのかな…?と不安になる方も多いかと思いますが、お子様がいる結婚式って本当に温かくて、笑顔に溢れていて、おふたり×お子様で幸せが何倍にも大きくなりますよ!

それでは、お子様がいるとどんな挙式・披露宴になるのでしょうか?
実際の様子をレポートしていきます!

Report 1:歩けなくても寝ていても大丈夫♪かわいいリングガール

弘人さん&香里さんご夫婦 (0歳7か月 凜ちゃん) ※仮名

弘人さんと香里さんは、当時生後3カ月の凜ちゃんを連れて式場探しを行い、4カ月という短い期間で準備を重ねて当日を迎えました。

おふたりは、どうしても凜ちゃんにやってほしいことがありました。それは、おふたりの元に結婚指輪を届ける「リングガール」!ただ凜ちゃんは自分で歩くことはできません。そこでおふたりが選ばれたのは…【ラジコンカー】!

ラジコンカーに乗る子供

新郎・新婦がそれぞれ入場したら、お子様の出番です。司会者のアナウンスで、チャペルの入場口がオープンすると、ラジコンカーに乗ったお子様が登場!ゲストからは「かわいい~~~!」という言葉と共に、何だかクスクスと笑い声が…。

それもそのはずです。凜ちゃんはラジコンカーの上でぐっすり眠っていました!新郎がコントローラーでラジコンカーを動かし、無事に指輪はおふたりの元へ。ぐっすり眠っている凜ちゃんは新婦の親御様のところへ。挙式の最初に、会場が笑顔で包まれた一瞬でした。

ラジコンカーの注意点

ラジコンカーは、コントローラーで操縦する人が必要となります。今回は新郎でしたが、車の進む先から操縦するのは結構難しいのです。そのため、出来ればチャペルの入り口側からの操縦をどなたかご兄弟やご親族などにお願い出来ると良いかと思います。

また、こちらの演出はキリスト教式でも取り入れられますが、キリスト教式では牧師先生のところにリングを運ぶ役目になりますので、新婦の入場時に、新婦の前か後ろで一緒に入場する形になってしまいます。そのため、もし新郎新婦で揃って祭壇下で迎えたい場合には、人前式を選択することをおススメします。

ラジコンカー以外の登場方法

ラジコンカーは1万5千円ほどで購入できますが、その他のアイテムでも登場可能です。

歩行器

歩行器であれば、自宅にある場合も多いと思いますので費用的には抑えることができます。布やお花で少しデコレーションすれば可愛くなりますよ!ただもしお子様が進めない場合には、自動で進めることが出来ないので、引っ張る用の紐をつけておいて、祭壇下かたおふたりが引っ張ることが出来るようにすると◎です。

手押し車

もう歩いているお子様には手押し車もおススメです。1人で歩くのは怖い!というお子様も、手押し車があるとグングン前に進むことが多いためです。

リヤカー

海外で人気なのが、リヤカーです。最近は日本でも公園グッズとして人気ですね。お兄ちゃんお姉ちゃんがいる場合や、ご親族に少し大きいお子様がいる場合には、小さなお子様をリヤカーに乗せて、引っ張ってもらうというのも可愛いですよ。

Report 2:ゲストに向けたクイズにお子様も参加で大盛り上がり!

大貴さん&美里さんご夫婦 (1歳3か月 理人くん) ※仮名

大貴さんと美里さんは、理人くんを巻き込んだ演出を何かしたいと考えておりましたが、結婚式当日は機嫌が悪いかもしれないし、寝ているかもしれないし、一か八かの賭けで演出を盛り込むのは嫌だなと感じておりました。

そこで、おふたりが考え抜いて思いついた演出は…ゲストに向けたクイズの回答に理人くんを絡め、その答えは事前に映像内に組み込んでおこう!というものでした。

準備当時、理人くんは1歳のお誕生日を迎えました。1歳のお誕生日に行うことといえば…そう、「選び取りカード」です!

白紙のカード

選び取りカードとは、将来なんの職業につくのか?をカードで選択肢を用意し、お子様に選んでもらうというものです。おふたりは選択肢を4枚用意して、選び取りの様子を動画におさめました。そして、結婚式当日のウェルカムスペースで「息子の理人は何を選んだでしょうか?正解はプロフィールムービーで発表します!」として、クイズをゲストへ出したのです。

正解した方には豪華なプレゼントが当たるということもあり、ゲストの皆さんはプロフィールムービーを夢中でご覧になっていました。

そして、理人くんの選び取りカードのシーンになりました。理人くんが選んだのは…「消防士」!その時、特にご新郎側のゲストから大歓声が!!

なぜなら、新郎の大貴さんが消防士だったからです。同じ職業を選んだらいいなぁという思いもあり、消防士に投票した方は多く、その後のプレゼント抽選も大盛り上がりでした♪

式当日の演出だと出来ないこともある

一点を見つめる子供

今回の映像にお子様を巻き込んだ演出を組み込んだことは、本当に良い選択だったと思います。実は、結婚式当日、慣れない状況に理人くんは中々にご機嫌ななめだったのです。おそらく、前に連れてきて何かをさせようとしていたら、大泣きしていたのでは…と思いました。

おふたりも理人くんにスポットを当てられて大盛り上がりだったこと、また当日理人くんに無理をさせずに参加させることができたことを、本当に喜んでいました。

お子様にとって、知らない人がたくさんいて、知らない場所で過ごす時間というのは、想像以上に大変なものです。皆さんもご自身のお子様を巻き込んでいく場合には、普段の様子をよく観察して、お子様に無理をさせない範囲で考えること、また当日難しかった場合の代替案を事前に考えることを徹底しましょう。

Report 3:新郎とお子様で、新婦に素敵なサプライズ

翼さん&楓さんご夫婦 (7歳双子 空くん・海ちゃん) ※仮名

若くして結婚した翼さんと楓さん。結婚はお子様を授かったことがキッカケでした。初めてで慣れない中の双子育児だったため、もう仕事と子育てにとにかく必死で、結婚式なんて考えてもいませんでした。お子様が小学生になったことで少しだけ余裕ができたため、楓さんの中で結婚式をやりたいなという思いが生まれました。

翼さんは結婚式の準備の中で、プロポーズのこと等おふたりの馴れ初めを聞かれたときに、楓さんに何もサプライズをしていなかったことを後悔しました。そして、結婚式でサプライズをしよう!と決めたのです。

バラの花束を持ちプロポーズしている

担当プロデューサーに相談したところ、「お子様も大きいし、一緒にサプライズをしてはどうか?」という提案がありました。楓さんにバレないように、どんな内容にするかは翼さんと担当者で決めて、空くんと海ちゃんには当日伝えることにしました。

当日、翼さんから空くんと海ちゃんに作戦を伝えます。ふたりは、大好きなママにサプライズしたい!とやる気満々。

再入場した後、高砂には座らずに前に立たされる楓さん。
そこに空くん・海ちゃんが登場します。ふたりは、8つのゲストテーブルから1本ずつバラの花を集めて回りました。最後に空くんからも1本、海ちゃんからも1本を加えて、翼さんに渡します。そして翼さんからはこれまでの結婚生活8年間の感謝を込めて8本、合計で18本のバラの花束を作りました。

18本のバラの花束には、「最愛の人」という意味があります。翼さんにとっても、空くんと海ちゃんにとっても、最愛の人である楓さんへ、思いを込めてプレゼントしました。

楓さんは感動で大号泣し、その姿を見た翼さんも涙を流しました。家族の絆が深まった瞬間に会場中がとても温かい気持ちに包まれていました。

親になったからこそサプライズを大切にしよう

親になると、自分のことよりも家族のこと・子どものことを第一に考えますよね。昔はボーナスが入ったら自分が欲しいものを買っていたのに、今は子どものおもちゃを買ったり、貯金をしたりと、中々自分たちへのプレゼントって買いませんよね。

だからこそ、パパママキッズ婚では、お互いへのサプライズを大事にしてほしいのです。結婚式は一生に一回、それは親になってからの結婚式だとしても変わりません。
最愛の人であるパートナーへ一生に一度のサプライズを考えてみませんか?

まとめ

如何でしたでしょうか。
パパママキッズ婚だからと言って、必ずしもお子様を巻き込む必要はありません。
結婚式は一生一度だからこそ、自分たちを主役に結婚式を行ったっていいのです。

ただ、おふたりにとって大切な存在が増えたからこそ、出来る演出が沢山あることも確かです。「ふたりの結婚式」ではなく、「家族の結婚式」にしたいなあと思うのであれば、ぜひお子様を巻き込んだ演出も検討してみてくださいね。

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