結婚式での後悔とは? 結婚準備中のカップルに伝えたい注意点Part1【PARTYレポート】

海辺で膝を抱えて落ち込む女性

皆さんこんにちは。
PARTYレポート第3弾は、「結婚式における後悔」をテーマにご紹介していきます。

また、この「結婚式での後悔とは?」のレポートは、様々なパターンや注意点をお伝えし、少しでも多くの新郎新婦に参考になってほしいと思いますので、2回に分けて投稿し、計6例を紹介していきます!

結婚式って、安い買い物ではありません。
それなのに結婚式当日に用意されるものは、打合せは行うし、希望は伝えられるが、完成イメージを実際に見られないことが多いのです。

そのため、結婚式当日にイメージと違ったり、伝えた希望が反映されていなかったりと、結婚式が終わった後も心残りになってしまうことがあります。

今回は次世代カップルの後悔を最小限にするためにも、先輩カップルの経験談をもとに、後悔しないためのポイントをお伝えしていきます!

Report:1 夢の世界から一気に現実へ引き戻された瞬間

蒼汰さん&佳菜絵さん(仮名)

ご家族が遠方に住んでいらっしゃる蒼汰さんと佳菜絵さん。
そんなおふたりは式場探しの際に、新幹線が停まる駅からの立地が良く、親御様が宿泊できるホテルであることを条件に見学をしていました。

そしておふたりが選んだのは、金額が抑えられる中規模の日系ホテル。
結婚式当日は、朝から準備は滞りなく進み、ヘアメイクもドレス姿もイメージ通りで大満足。
厳かなチャペルで挙式を執り行い、気分はまさに非現実的な夢の世界。普段はクールな蒼汰さんも、珍しくテンションが上がっていました。

さあ次はいよいよ、披露宴入場!ドキドキしながら入場扉の前でスタンバイ。
スタッフの方が入場後の流れを説明しているその時…

少し離れた扉から、拍手の音と、盛り上がった音楽が聞こえてきました。
そう、隣の会場で披露宴をしていた他の新郎新婦が、カラードレス姿で退場してきたのです…。

蒼汰さんと佳菜絵さんの気分は、夢の世界から一気に現実気分へ。
「絶対に他の新郎新婦とはバッティングしません」「ふたりの貸し切りです」等と言われていた訳ではないので、この件で式場側を責めることはありませんでしたが、いざ経験をしてみると良い気分ではなかったので、事前に気になったと伝えるべきだったと佳菜絵さんは後悔したのです。

式当日までにゲストと新郎新婦どちらの目線でも会場をチェック!

実は、結婚式を迎える当日まで、おふたりの導線や、ゲストの導線を知っているという新郎新婦はほとんどいません。

それもそのはずです。式場見学時は導線よりもチャペルや会場の雰囲気が好みかどうか、アクセスは良いのか、予算は見合っているのか…と考えるべきことが沢山あるからです。

スマホを手にMacで調べ物をする女性

そして打合せが始まると、日々の生活に加えてドレス選びや招待状の準備、お花やヘアメイクのイメージ決定等、考えることや準備すべくことが更に増えていくのです。
また担当スタッフも打合せスケジュールが詰まっているため、あえて式場側から会場見学を提案することも少ないと思います。

式場を探す段階でゲストと新郎新婦目線で見学が出来れば1番ですが、難しいかと思いますので、式当日までに一度式場見学を申し出ることをオススメします。
担当スタッフも忙しそうだし言いにくいな…という場合には、「親が見学したいと言っている」「親に写真や動画を送って説明したい」と親御様の見学としてお願いしてみましょう!快く案内してくれるはずです。

Report:2 コストカットが大後悔に繋がる…

裕也さん&琴美さん

裕也さんと琴美さんは、とても堅実で、結婚式への予算、マイホーム、子ども貯金など、すべての費用の振り分けをしっかりと考えていたため、見積もりを出す打合せの後、とても悩んでいました。

多少は上がると思っていた見積もりですが、想定以上に金額アップしてしまったのです。
そこでふたりは、結婚式のコストカットへ踏み出します。

出来る限り手作りで持ち込みをする、お花は最低限のボリュームにする、美容プランに含まれていないオプションの「ヘアメイクのリハーサルは無し」にする等…。

可能な限りのコストカットを行い、何とか理想の見積もり金額に近づけることができましたが、これが後に大後悔へと繋がってしまうのです…。

琴美さんが心から後悔したのは、ヘアメイクのリハーサルを行わなかったことでした。
打合せ担当スタッフからは、ヘアメイクリハーサルはそのまま残した方が良いと助言されましたが、プロのスタイリストなのだから、イメージ画像を見せれば問題ないだろうと考えていました。

たくさんの化粧筆

しかし、当日担当してくれたのは、想像よりも年齢の高いスタイリストで、ヘアセットは問題なくても、完成したメイクが、何だか一昔前…。これだったら、自分でした方がマシとすら思え、イメージ画像とも大きく異なって見えました。

準備時間ギリギリに仕上がったこともあり、琴美さんはメイクが気に入らないと伝えることも出来ず…裕也さんはメイク等に疎いこともあり、気にならないと言ってくれましたが、琴美さんの気持ちは晴れず、笑顔もぎこちなくなってしまい…。

ヘアメイクリハーサルをランクアップしていたら、4万円の見積もりアップでした。予算はオーバーしていても、4万円には価値があったと、琴美さんは後悔したのです。

式場契約の前に見積もりをリアルに作ってもらおう

「思っていたよりも見積もりが上がった」という問題の全ての原因は、契約時の見積もりにあります。式場側は契約を取ることが第一ですので、式場によっては見積もりが本当に必要最低限である場合が多々あるのが現実です。
また、案内スタッフに「予算が厳しいから見積もりは盛って作ってほしい」とお願いしても、50%程度の盛り具合で作られてしまうこともあります。そうしないと、高すぎて契約してもらえないからです。

そのため、何よりも大事なのは、「この式場で契約しようかな」と思ったのであれば、どんなに時間がかかってもアイテム1つ1つのプランを全て教えてもらい、その中でどのプランが希望なのかを伝えた上で、見積もりを作ってもらうことです。
そんなこと言うと面倒くさがられるのでは…と思うかもしれませんが、打合せが始まってから思っていたよりも高い!となるよりも断然良いですよね

可能な限り自分とスタッフのイメージを近づけよう

今回のヘアメイクのリハーサルは、お願いをすれば実際にヘアメイクを行うことができるので、自分のイメージを形にしやすいものですが、アイテムによっては当日までどうなるか分からないというのもの多々あります。

例えば、テーブル装花は、使用したい花材や色と、花瓶などの形を打合せで選びますが、実際のイメージ画像は基本もらえません。しかし、イメージ画像が欲しいと伝えれば、絵や合成画像で作成してくれますので、不安な場合は必ず伝えましょう!

また、当たり前に撮影すると思っていた写真が、撮影されなかったということもあります。例えば、新婦とお母さんの2ショットや、料理の写真や、テーブルコーディネートの写真などです。そのため、希望の写真カットを事前に伝えておくことも大切です。

カメラとたくさんの写真

その他、ドレスの着付けや、ヘアメイクリハーサル等、完成度や担当者の技術に不安があれば、遠慮なく式場へ申し付け、担当を変えてもらう・再リハーサルを行う等の対応をお願いしましょう。

細かいと思われるかも…と不安になるかもしれませんが、一生に一度、やり直しの出来ない結婚式ですから、細かいくらいがちょうど良いのです。

Report:3 お願いしていたことを忘れられてしまった

慎二さん&朱音さん

慎二さんと朱音さんは、式場と2回の打合せをしましたが、1回目の打合せの時から、「新婦の姪っ子に、リングガールをお願いしたい。」と伝えてありました。

2回目の打合せでは、挙式・披露宴の進行について話をしましたが、挙式については流れの説明のみ。打合せが終わってお見送りというタイミングで、そういえばリングガールの確認が無かったことを不安に思い、朱音さんから担当スタッフへ確認をすることに。

すると担当スタッフはメモを見返して、「そうですよね!華ちゃんは○時○分までにきてください!当日が楽しみですね♪」と悪びれずに明るく話したので、少し不安には思ったものの、大丈夫だろうと安心してしまったのです。

こうして迎えた結婚式当日…。結果として、華ちゃんはリングガールを行うことはできませんでした。

結婚指輪を載せたリングピローを持つ女の子

挙式リハーサルに華ちゃんの姿は無く、挙式でも案内されることはありません。
普通気付くのではないか?と思うかもしれませんが、緊張している中、次々と進んでいく進行に精一杯で、いざ本番になってアレ!?となる方もいます。妹さんも華ちゃんのお世話に追われ、そろそろかな?と思いつつも気付けば挙式開式になってしまったそうです。

原因は、担当スタッフが自分のメモに書いたことを、おふたりや他スタッフと共有する書類へ落とし込み忘れたことでした。スタッフから謝罪され、披露宴内で華ちゃんの出番を用意してくれましたが、もっとグッズを預けた時や当日に最終確認をすべきだったと、後悔しています。

共有資料に記載されているかを確認しよう

打合せで決定したことを元に、進行表や見積書、席次表などが作成されます。そこには例えば、ゲストのアレルギー食材であったり、イレギュラーな対応方法であったり、何のBGMを流すかであったり、スタッフ間で共有すべき内容が全て記載されているはずです。
そしてそれは、スタッフから新郎新婦へ控えとして渡されるべき書類になります。

打合せを終えた後、すぐにではなかったとしても、家に帰って記憶が新しいうちに、打合せで話したことが漏れなく記載されているかを必ず確認しましょう。打合せで話す内容は多岐に渡るため、落とし込み損ねてしまうこともあります。本来であれば、ミスなく対応してほしいですが、自分の結婚式のためにも、自分の目で確認することが大切です。

まとめ

如何でしたでしょうか。
まさか自分の式場はこんなことにはならないはず…とお思いかもしれませんが、
結婚式は全て「人」が作りだす時間・空間であるため、驚くようなミスや思い違いが発生してしまうことがあります。

でも結婚式はやり直せません。結婚式での後悔は、次に生かされることはなく、ずっと心の奥に残ってしまうのです…。だからこそこのレポートを読んで、少しでもご自身の結婚式で後悔をしないために、気を付けていただけると嬉しいです。

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