ゲストテーブルは円卓?流し?メリット・デメリットをご紹介【Weddingトレンドレポート】

結婚式のゲストテーブル

皆さんこんにちは。今回のトレンドレポートはゲストテーブルについてご紹介していきます。結婚式のゲストテーブルと聞くと、円卓を想像する方が多いのではないでしょうか。

しかし今は、長方形のテーブルを長く繋げて席を設ける、「流しテーブル」という形も人気になってきています。
円卓と流しテーブルだと、どちらの方が良いのでしょうか?そのメリット・デメリットをご紹介していきますので、これから検討される方はぜひご参考にしてくださいね。

日本ではなぜ円卓が多いのか?

白を基調とした結婚式のゲストテーブル

実は、欧米での披露宴やパーティって、「流しテーブル」が主流なのです。そのため、『海外風のパーティ』を目指したい新郎新婦は、流しテーブルを視野に入れている方も多いのではないでしょうか。
欧米での披露宴やパーティは、親しい友人たちを招いて、朝から晩までパーティを続けたり、屋内ではなく屋外で行ったり、途中でダンスタイムが設けられたりと、「みんなで一緒に自由に楽しむ」というイメージが強くあります。
そのため、円卓でテーブルごとに区切るのではなく、流しテーブルで繋げて席を沢山設けることは、欧米の披露宴スタイルに合っていると思います。
では日本では、なぜ「円卓」が多いのでしょうか?
一説には「角が立つ」から角をなくした円卓にしていると言われています。
またその他にも、歴史上アジア圏に影響を大きくもたらした「中国」は中華料理の円卓ターンテーブルのイメージがありますよね。そんな中華圏の影響も受けているのかもしれません。
また何より、異なるコミュニティの人と垣根を越えて自由に交流するというよりは、「礼儀」や「遠慮」に重きを置く日本人らしさもあって、グループごとにテーブルを分けているとも考えられます。

円卓のメリット・デメリット

木調の結婚式ゲストテーブル

ではまず、日本の主流である円卓についてご紹介していきます。長く、披露宴の主流になっているのには、訳があります。そのメリットと、そしてデメリットを確認しましょう!

円卓のメリット

  • 同じテーブルの人の顔が見やすく話しやすい
  • 席次表が分かりやすい
  • 新郎新婦を見やすい席に、各テーブルを配置できる
  • テーブル装花が華やかになりやすい

円卓の最大のメリットは、同じテーブルの人と話しやすいこと、また新郎新婦を見やすいように各卓を配置することで、離れていても2人の様子が見られるのでアットホームな雰囲気になりやすいことです。また、席次表を見れば、どのテーブルなどんな間柄の人が座っているかも分かりやすいですよね。

そして、円卓の場合、装花を置く位置が中央部分のみになります。その為、そこまでボリュームを出さずとも、華やかな印象になりやすいです。

結婚式の丸型ゲストテーブル

円卓のデメリット

  • 1卓の人数が限られるので、各グループの人数によっては席次が考えにくい
  • グループ感が強いので、1名招待客などを配置に悩む
  • 上座の人が新郎新婦に背を向けてしまうので見えにくい

円卓の最大にして唯一のデメリットは、席次組みに関する悩みが多いことです。ゲストをあまり何も考えずに招待すると、席次を考えるときに「1卓の最大人数」に悩まされることが多いです。また、各グループの人数を考えた上で招待しても、欠席等の関係で結局悩むこともあるのです。また、グループ関係なく仲良しな1名を招待したい場合には、どのテーブルだったら気まずくないか…と考えてしまいますよね。

その他に、上座の人が新郎新婦に背を向けてしまうというデメリットを挙げましたが、流しテーブルでもそのデメリットは生まれてしまいますし、円卓で上座が背を向けていることは昔からの風習で目上の方々にとっても当たり前ですので、そこまで気に病むことではないと思います。

流しテーブルのメリット・デメリット

流しスタイルのゲストテーブル

著作者:freepic.diller/出典:Freepik

今度は、流しテーブルについてご紹介します。流しテーブルのスタイルに列席をしたことが無いと、一体どんな雰囲気なのか分からず、不安ですよね。そのメリットとデメリットを最大限お伝えしていきます!

流しテーブルのメリット

  • 会場によって、クラシカルにもカジュアルにも出来る
  • グループの人数が関係ないため席次組みに悩まない
  • 導線がまっすぐなので、新郎新婦がゲストの間を通って挨拶がしやすい
  • 会場装花のテーマに合わせて統一感を出しやすい

流しテーブルは「晩餐会スタイル」とも言われています。「最後の晩餐」の絵画でも流しテーブルが描かれていますよね。そのため、大人な落ち着いた雰囲気の会場であれば、洗練されたエレガントでクラシカルな雰囲気になります。

流しスタイルのゲストテーブル(屋内)

しかし、例えばウッドやグリーン主体の式場を選べば、一転して海外のガーデンパーティ風なカジュアルな雰囲気にもなります。そこが最大のメリットではないかなと思います。

また、流しテーブルの真ん中にまっすぐにテーブル装花が置かれますので、パッと見で新郎新婦がどんな雰囲気のウエディングを目指しているのかも伝わりやすいのが良いですね。

かわいいコーディネイトの流しスタイルゲストテーブル

流しテーブルのデメリット

  • 対応していない会場もある
  • テーブル装花の費用が上がる可能性がある
  • 自分の横方向に座っている人とは話しにくい

流しテーブルのデメリットは、対応していない会場が多いことかと思います。全く対応できないということはないと思いますが、流し用のテーブルがないために小さな角テーブルを繋げることになってしまったり、流し用のオシャレなクロスが無かったり…イメージ通りの流しテーブルに出来ない可能性がありますので、会場見学時に確認が必要です。
また、メリットで「テーマ感が出やすいこと」を挙げましたが、裏を返すとそれだけお花や装飾が必要ということ。その分、お花や装飾の費用がかさむ可能性があります。

円卓&流しの組み合わせも◎!

流しテーブルと丸テーブルが組み合わさった披露宴会場

ここまで、どちらのほうが良いのか?という視点で見てきましたが、やはり一概にこっちが良い!とは決められませんよね。新郎新婦の希望によって、どちらの方がベターなのかを考える必要がありますが、実は、『円卓と流しテーブルを組み合わせる』というスタイルをとっている先輩新郎新婦もたくさんいるのです!

人数に合わせて組み合わせる

例えば、親族がそれぞれ10名前後おり、その他の友人は3~6名のグループだった場合には、会場の真ん中に友人の円卓を、外側に親族の流しテーブルを用意します。そうすることで親族は会食なような雰囲気になり、友人のテーブルはアットホームな雰囲気になりますので、どちらも楽しめますよね。

2つの雰囲気を取り入れる

例えば、レストランウエディングの場で親族や目上の方を招待する際に、晩餐会スタイルを組み合わせることも考えられます。カジュアルな中にもクラシカルな雰囲気を入れることができ、立場に合わせた雰囲気にすることが出来ますよね。

シンメトリーを意識すると◎

円卓と流しテーブルを組み合わせる際に注意すべきはその配置です。ぐちゃぐちゃに配置しては、席次表上でも見栄えが悪いですし、乱れて見えてしまいますよね。シンメトリーに配置することで、スッキリと揃って、オシャレな雰囲気になりますよ。

メインテーブルを設けないという新しい方法も!

乾杯する新郎新婦とゲスト

また、実は今、メインテーブルをあえて設けないというスタイルも増えてきています。メインテーブルを設けずに、新郎新婦はどこに座るのか?もちろん、ゲストのテーブルです!

流しテーブルを取り入れれば可能!

昔からのスタイルである円卓では、新郎新婦の席を各テーブルに設けるのは難しいですよね。そこで、活躍するのが流しテーブルです。

流しテーブルであれば、1卓にある程度の人数が座ることができます。そのため、流しテーブルと少し大きめの円卓を組み合わせることで、各テーブルに新郎新婦の席を設けることができるのです!そして、新郎新婦が披露宴会場にいる間は、各テーブルを新郎新婦が回って席につき、ゲストと同じ目線で過ごすことが出来るのです。

ゲストとの時間・会話を大切にできる

ゲストテーブルに新郎新婦の席を設けるスタイルが増えてきたその背景には、コロナ禍を経て、「ゲストとの時間を大切にしたい」という新郎新婦が増えていることが考えられます。以前よりも、『おもてなし』に力を入れ、『新郎新婦がゲストとのを大切にし、会話を楽しむこと』がおもてなしに繋がると考える新郎新婦が多くなっているのですね。とても素敵なことですよね。

新郎新婦も食事を堪能できる

披露宴の内容として、余興や演出ではなく、食事をメインにしたいという新郎新婦にはぴったりのスタイルですね。ゲストへ提供する料理にこだわりを持っている新郎新婦は増えていますが、自分たちは食べられないというのがこれまでの現状です。しかし、ゲストのテーブルに自分たちの席を設ければ、各テーブルで一品ずつ一緒に食べながら楽しむことができるので、食事を堪能できるのも最大のメリットですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、「ゲストテーブルの形式」についてご紹介していきました。
従来の円卓に縛られずに、様々な形を取り入れることで、理想とする結婚式に近付けることができます。
もちろん、例えば演出や余興をしたいのであれば、従来の形が1番ゲストも見やすく適していると思います。まずは自分たちがどんな結婚式をしたいのかを考え、そのスタイルにあったテーブルを検討してみてくださいね。

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