【結婚式の写真】撮影の種類・費用からカメラマン選び、人気のショット/ポージング

前回の記事「【結婚式の花】結婚式で使う花にはどんな種類がある?費用を抑えるコツもご紹介!」では、結婚式で使われる花の種類や費用を抑えるコツについてご紹介しました。
この記事では結婚式準備のポイント「披露宴アイテムの決定」の中の「写真アルバム・映像」から「結婚式の写真」についてみていきましょう。
結婚式当日の大切な1日を残せる写真は、とても重要なものですよね。一生の記念になる写真には種類があり、依頼先も新郎新婦お二人で決めることになります。
「結婚式当日の写真って何を撮影するんだろう?」
「どこに撮影をお願いすればいいのかな?」
と悩んでいる人もいるでしょう。
そこで今回は、結婚式当日の撮影の種類や依頼先ごとのメリットをご紹介します。おすすめのショットやポーズもご紹介しているので、ぜひ結婚式の写真選びの参考にしてみてくださいね。
結婚式当日の撮影の種類は?

結婚式当日の写真撮影は、形式の異なる2種類の撮影方法があります。それぞれの特徴をよく理解して、お二人の希望に合った撮影方法を選んでくださいね。新郎新婦のお二人にとって一生の思い出となるショットを、どちらの方法でも残すことができますよ。
記念写真
新郎新婦の姿の見え方にこだわり、構図やポージング、衣裳、背景などをしっかり整えた上で撮影するのが「記念写真」です。新郎新婦の立ち位置などにあらかじめ決まった「型」があるので、「型物写真」と呼ばれることもあります。
撮影するタイミングとしては、お支度後の挙式前やお色直しをする場合は再入場する前などが多くなっています。この後ご紹介する「スナップ」とは違ってフォーマルで形式的な撮影になりますが、新郎新婦の全身の姿を美しく残せるのが魅力です。
また、新郎新婦お二人の写真に加えて親族と共に撮影する親族集合写真を撮影する人も。親族揃って撮影する機会はなかなかないので、式後に親族に写真をプレゼントすると喜ばれますよ。親族写真は後からアルバムを見返したときに、大切な家族の記録としても残りますので、ぜひ撮影することをおすすめします。
メリット
記念写真のメリットは、一生の思い出として残る正装姿のお二人を最高の状態で残せることです。プロのカメラマンによる細部までこだわった撮影で、結婚式という特別な一日をより美しく記録に残すことができます。また、ご家族への贈り物としても喜ばれる、フォーマルな一枚を撮影できるのも大きな特徴です。両家の親御さまにとっても、大切なお子様の晴れ姿をしっかりと残せる、とても価値のある写真になります。
- こだわりの衣裳の全身写真を美しく残せる
- 親御さんや親族に喜ばれる
- プロのライティングで最高の一枚に仕上がる
特に衣裳とライティングにこだわった撮影は、後から見返したときにも色褪せない思い出として残ります。結婚式という特別な一日を、最高の一枚に収めることができます。プロのカメラマンならではの技術で、お二人の魅力を最大限に引き出した写真に仕上げてくれますよ。また、撮影時の立ち位置や表情の作り方など、細かなアドバイスをもらえるので、写真が苦手な方でも安心して撮影に臨むことができます。
スナップ

結婚式当日の新郎新婦に密着して、さまざまなシーンを切り取るように撮影するのが「スナップ」です。挙式前のヘアメイクシーンから挙式、披露宴など新郎新婦のいろいろな表情を撮影していきます。新郎新婦だけではなく、ゲストの表情やこだわりのアイテムなども残すことができますよ。
お二人の自然な表情やありのままの姿を撮影できるのが魅力。ポージングなどに縛りがないので、撮影したいポーズを指定できるなどお二人の希望に合わせて自由に撮影できます。また、結婚式ならではの感動的な瞬間や、ゲストとの心温まるやり取りなど、記念写真では残せない貴重な場面を写真に収められます。
記念写真では写真データをもらえることはあまりありませんが、スナップの場合は写真データをもらえることも。写真アルバムを購入するとついてきたりデータ単品で購入できたりとさまざまなパターンがあるようなので、写真商品を検討する際はデータについてもしっかりと確認してみてくださいね。
メリット
スナップ写真のメリットは、結婚式当日のありのままの姿を自然な形で残せることです。形式にとらわれない自由な撮影方法なので、お二人らしさを存分に表現できます。挙式前の緊張した表情から、披露宴でのリラックスした笑顔まで、その瞬間ならではの感情が写真から伝わってきます。また、ゲストの方々との触れ合いや、会場の装飾、料理などのこだわりの詳細まで、結婚式全体の雰囲気を写真で記録できるのも魅力的ですね。
- さまざまなシーンが撮影できる
- 自然な表情が撮影できる
- データがもらえる
- 思い出の瞬間を逃さず記録できる
写真データがもらえることで、結婚式後の様々な用途に活用できるのも大きな特徴です。SNSでの共有はもちろん、結婚報告状やフォトブックの作成など、お二人の好みに合わせて自由に活用できます。また、何枚もの写真の中から、お気に入りのショットを選んでプリントアウトしたり、スマートフォンの待ち受けにしたりと、日常的に思い出を振り返ることができますよ。特に、準備段階から披露宴の終了まで、時系列で写真が残るので、結婚式当日の様子を順を追って思い出すことができます。まるで結婚式の物語を一冊のアルバムにしたような、素敵な思い出になります。
撮影依頼は料金別3つの選択肢

結婚式当日の大切な写真撮影をどのように手配するのかはとても重要なポイントですね。
写真撮影の依頼先は主に「結婚式場の専属または提携カメラマン」「外部のカメラマン」「友人・知人」の3パターンがあります。それぞれに特徴があり、お二人の希望や予算に合わせて選ぶことができます。当日の思い出を最高の形で残すために、それぞれのメリットをしっかりと比較検討してみましょう。
依頼先 | 費用(相場) | おすすめの理由 |
式場カメラマン | 15-30万円 | 安心・安定の定番 |
外部カメラマン | 8-15万円 | コスパ重視の人気選 |
友人・知人 | 1-3万円 | 気軽に依頼可能 |
結婚式場の専属または提携カメラマン
メリット
式場専属のカメラマンは、会場のことを知り尽くしたプロフェッショナル。式場との信頼関係も築けているので、安心して撮影をお任せできます。また、式場スタッフとの連携も抜群で、スムーズな撮影進行が期待できるのも魅力的なポイントです。
式場での撮影に慣れている
その結婚式場でたくさん撮影をしてきたカメラマンなので、時間帯や天気によってベストな撮影場所やタイミングを知っているのが魅力。撮影するべきスポットやアングル、光の当たり具合などを考慮した上で撮影してくれます。
また、式の流れを把握しているので撮影がスムーズに進められるのもポイント。式場スタッフとも連携が取れているので、安心して当日の撮影を任せられます。
撮影場所の制限がない
式場にもよりますが、外部のカメラマンには撮影場所や撮影シーンなどの制限を設けていることがあります。よくあるのが、
- ブライズルーム(お仕度部屋)の撮影NG
- 挙式会場では着席のまま撮影しなければならない
- 集合写真の撮影NG
- 三脚の使用不可
などです。
式場のカメラマンであれば制限がないので、ヘアメイクシーンや挙式中の重要シーン、挙式中のゲストの表情などさまざまなショットを撮影してくれますよ。
手配する手間がかからない
式場のカメラマンであれば、カメラマンの発注や選定をプランナーが行ってくれます。撮影したいポーズなどがあればプランナーとの打ち合わせの中で決めていけば良いので、新郎新婦の負担が減らせるのが魅力。手配する手間がかからないので、忙しくて時間がない人におすすめですよ。
緊急時のバックアップ体制が整っている
機材トラブルやカメラマンの急な体調不良など、万が一の事態が起きても式場が責任を持って対応してくれます。複数のカメラマンが待機していることも多く、安心して任せられます。また、撮影データもその場でバックアップを取るため、データの紛失や破損のリスクも最小限に抑えられます。式場の信頼性の高さは、大切な一日の思い出を残す上で大きな安心感となりますよ。
式場の照明や音響スタッフと連携が取れる
挙式や披露宴では照明の演出が重要です。式場スタッフとの連携により、最高の瞬間を逃さず写真に収めることができます。感動的なシーンでは、照明や音響との絶妙なタイミングで思い出に残る一枚を撮影できますよ。たとえば、チャペルでのバージンロードや、披露宴でのファーストバイトなど、照明演出と連動した美しい瞬間を確実に写真に収めてくれます。また、会場装飾の魅力を最大限に引き出す撮影アングルも心得ているので、お二人が選んだ会場の雰囲気も素敵に残せます。
過去の撮影実績から最適な撮影タイミングを把握している
その式場での撮影経験が豊富なため、時間帯や季節によって最適な撮影場所やタイミングを提案してくれます。自然光の入り方や会場の特徴を知り尽くしているので、式場の魅力を最大限に活かした写真が撮影できます。特に屋外での撮影では、天候や日差しの強さによって最適な撮影スポットを臨機応変に選んでくれるので、どんな天候でも美しい写真が残せます。また、式場内の人気スポットや、季節の装飾がある場所なども把握しているので、その時期ならではの思い出深い写真を撮影することができますよ。
外部のカメラマン
メリット
外部カメラマンは、豊富な撮影経験と独自の撮影スタイルを持つプロフェッショナル。柔軟な対応と個性的な写真が魅力です。お二人の希望に合わせたオリジナリティのある撮影ができ、予算面でもメリットがありますよ。
費用を抑えられる
外部カメラマンにお願いする場合は、式場カメラマンよりも低料金で対応してもらえることが多くなっています。式場カメラマンは提携カメラマンのへの仲介手数料などが上乗せされることがあるため、費用が高くなりがちなのです。そのため、外部カメラマンにお願いする方が費用を抑えられる傾向にあります。
ただし、持ち込み料については注意が必要。式場によっては外部カメラマンに頼む場合に持ち込み料が発生することも。事前にプランナーに確認しておくようにしましょう。
撮影枚数が多い
外部カメラマンに頼む場合、式場カメラマンと比べて撮影枚数が多くなるのもメリットです。式場カメラマンはカット数やアルバムのページ数が増えるほど金額も高くなる傾向があります。一方で、外部カメラマンはカット数が無制限だったり、かなり多めの撮影枚数で設定されていたりと式場カメラマンよりも多く撮影してくれます。たくさん写真を残したい!と考えている新郎新婦には嬉しいポイントですね。
自分たち好みのカメラマンを選べる
写真はカメラマンによって雰囲気やポージングが変わってきます。式場カメラマンの場合、新郎新婦がカメラマンを指名できることもありますが、式場側で勝手に決まっていることも。一方で外部カメラマンの場合は、SNSやホームページで写真のテイストを確認して好みの写真を撮影してくれるカメラマンに依頼できるのが魅力。オリジナリティのある写真を撮りたい人や型にはまらないおしゃれな写真を撮りたい人は、お二人とセンスの合うカメラマンを見つけてみるといいですね。
事前打ち合わせで要望を細かく伝えられる
式場カメラマンよりも時間に余裕を持って打ち合わせができます。お二人の希望する写真の雰囲気や、こだわりたいショットなど、細かな要望をじっくりと伝えられるので、理想通りの写真を残すことができますよ。事前にサンプル写真を見ながら具体的なイメージを共有したり、当日の段取りを細かく確認したりできるのも魅力です。また、これまでの撮影経験から、お二人の要望に合わせたアドバイスをくれることも。「やりたいことは決まっているけれど、どうすれば理想の写真が撮れるかわからない」という方も、プロの視点からアイデアを提案してもらえます。
SNSでのポートフォリオを確認できる
InstagramやWeddingニュースなどのSNSで、カメラマンの作品を事前に確認できます。実際の撮影作品を見て、お二人の好みに合うかどうかを判断できるので、イメージ通りのカメラマン選びができますよ。写真の雰囲気や色味、構図など、カメラマンごとの特徴や得意分野を比較検討できるのも大きなメリットです。また、SNSを通じて他の新郎新婦の声を見ることもできるので、より安心してカメラマン選びができます。最近では、インスタグラムのストーリーズやリールで撮影の様子を公開しているカメラマンも多く、実際の撮影現場の雰囲気も把握できますよ。
独自の編集スタイルが選べる
カメラマンによって写真の色味や雰囲気が異なります。ナチュラルなテイストからアーティスティックな仕上がりまで、お二人の好みに合った編集スタイルのカメラマンを選ぶことができます。明るく柔らかな雰囲気や、モダンでスタイリッシュな仕上がり、フィルムカメラのような温かみのある色味など、様々なスタイルの中からお二人らしい一枚を残せます。また、希望の編集スタイルについても事前に相談できるので、イメージ通りの仕上がりを実現できますよ。中には、お二人の好みに合わせて複数の編集パターンを提案してくれるカメラマンもいます。
これまでの撮影経験から多様なアイデアを提案してくれる
様々な会場での撮影経験を活かして、新しい撮影アイデアを提案してくれます。定番のショットだけでなく、お二人らしさを活かしたオリジナリティある写真を撮影することができますよ。例えば、趣味や出会いのエピソードを取り入れた撮影や、お二人の思い出の品を使ったショットなど、世界に一つだけの写真を残すことができます。また、会場の特徴的なスポットを活かした撮影プランや、時間帯による光の変化を利用したアイデアなど、プロならではの視点でアドバイスをくれるので、より思い出深い写真を残すことができます。
友人・知人
メリット
親しい友人や知人に撮影を依頼する場合は、リラックスした雰囲気での撮影が魅力です。普段の自然な表情が写真に収められ、思い出深い一枚を残すことができます。
費用を安く抑えられる
写真撮影が上手な友人や知人に頼む最大のメリットは、写真撮影の費用を安く抑えられるということです。友人・知人に写真撮影をお願いした場合、一般的にはご祝儀を辞退した上で1~3万円を渡すパターンが多くなっています。新郎新婦のことをよく知る友人・知人が撮ってくれた写真は思い入れがありとても記念になりますね。
ただし、プロのカメラマンが撮影するわけではないので仕上がりにあまり大きな期待を寄せるのはNG。結婚式の流れを熟知しているプロカメラマンとは違って不慣れな場なので、撮影できなかったり良いアングルで撮れなかったりすることがあります。また、頼まれた友人・知人は結婚式を楽しむ余裕がなくなり料理があまり食べられないことも。そういった点も考慮した上で頼むかどうかを検討するようにしましょう。
リラックスした自然な表情が撮れる
普段から親しい関係なので、緊張せずにリラックスして撮影に臨めます。カメラを意識しすぎることなく、いつも通りの笑顔や表情を写真に収めることができますよ。特に写真が苦手な方は、プロのカメラマンの前では緊張してしまいがちですが、友人・知人なら冗談を言い合いながらリラックスした雰囲気で撮影できます。また、お二人の性格や関係性をよく知っている友人だからこそ、自然な会話の中で生まれる表情や、普段のお二人らしい仕草を写真に収めることができます。
お二人の思い出の場所での撮影も気軽に依頼できる
思い出の場所や、お二人らしいロケーションでの撮影も気軽に相談できます。デートスポットや、出会いのきっかけとなった場所など、お二人の思い出の場所での撮影も実現できますよ。式場での撮影とは違って、時間に縛られることなくゆっくりと撮影できるのも魅力です。また、結婚式の前日や翌日など、お二人の都合に合わせて柔軟に日程調整ができるのも、友人・知人ならではのメリット。お二人の思い出の場所で、ドレスやタキシード姿の特別な写真を残すことができます。
結婚式後も写真データの追加編集を依頼しやすい
結婚式後でも、「この写真をもう少し明るくしてほしい」「トリミングを変更してほしい」など、気軽に編集を依頼できます。お二人の希望に合わせて、柔軟に対応してもらえるのも魅力的なポイントです。特にSNSで共有したい写真は、投稿用にサイズを調整したり、フィルターをかけたりと、使用目的に合わせた編集を依頼できます。また、結婚式から時間が経ってからでも、「あの写真をもう一度編集してほしい」といった要望にも応えてもらいやすいのが、友人・知人に依頼するメリットですね。
写真撮影の費用相場と3つの節約術

結婚式当日の写真撮影にかかる費用は、依頼先によって大きく変わってきます。
また、同じ依頼先でも商品内容やプランによって費用は異なりますよ。ここでは、それぞれの相場価格と、賢く費用を抑えるためのコツをご紹介します。
写真撮影の相場
結婚式当日の写真撮影の費用の相場目安としては、
- 式場カメラマン:10~30万円
- 外部カメラマン:5~15万円
- 友人・知人:1~3万円
となっています。
式場カメラマンに頼む場合、アルバムの内容や、データの有無によって費用が変動します。基本プランでは撮影とアルバム作成が含まれていることが多いですが、データ付きのプランは追加料金が必要なことも。
外部カメラマンに頼む場合は、撮影時間や写真の仕上がり方によって料金が異なります。持ち込み料が必要な式場もあるので、事前の確認が必要です。データ付きのプランが基本となっていることが多いのも特徴です。
友人に頼む場合は、一般的にはご祝儀を辞退した上で、お車代として1~3万円を渡すことが多いようです。その他にも、お礼の品を渡したり、食事をごちそうしたりする方法もあるようです。

費用を抑えるコツ
写真撮影の費用を抑えるためには、まずカット数を少なくするのがポイントです。
撮影時間や枚数が増えると、それだけ費用も高くなってしまいます。撮りたいポーズやシーンがある場合は、指示書を作ったり打ち合わせで要望を伝えたりしてカメラマンに細かく伝えておくことで、必要なショットを確実に残せます。
また、アルバム制作は写真撮影費用の中でも特に高額になりやすい項目。データのみを購入して、アルバムは後から自分たちで作成することにすれば、かなり費用を抑えることができます。最近では高品質なフォトブックを手軽に作成できるサービスも多いので、予算と相談しながら検討してみるのがおすすめです。
式場での前撮りと当日撮影をセットにすると、割引が適用される場合もあります。プランナーとの打ち合わせの際に、お得なパッケージプランがないか相談してみるのも良いでしょう。
- カット数を検討する
- アルバム作成は別で依頼する
- 撮影セット割引を利用する
記念に残る素敵な写真は残したいけれど、予算内に収めたい…そんなお二人は、これらのポイントを参考に、ベストな撮影プランを見つけてくださいね。
人気ショットやおすすめのポーズをご紹介!

結婚式当日はたくさんの撮影シーンがあるため、どんな写真を撮ってもらえばいいのか迷ってしまう人も多いはず。思い出に残る素敵な写真を残すために、ここでは定番ショット以外のSNSでも人気のショットやおすすめのポーズをご紹介します。カメラマンへの要望を伝える際の参考にしてくださいね。
お仕度シーン

お仕度中のメイクシーンは、花嫁様の素敵な表情が残せる人気のショットです。大きな鏡の前でメイクをしている様子や、ヘアスタイリングの工程など、さまざまな角度から撮影してもらい、1番美しい姿の写真を残しておきたいですね。
イヤリングやピアスを付けるポーズも、女性らしい仕草で人気があります。二の腕が強調されるショットなので、スッキリと細く見えるよう、カメラマンと相談しながら角度を工夫するといいでしょう。また、ベールやアクセサリーを付けてもらうシーンも、花嫁様の嬉しそうな表情が自然に撮れる瞬間です。
ドレス姿の全身写真

意外と忘れてしまいがちなのが、ドレス姿が全身写っている写真です。記念写真でも撮影しますが、ガーデンやチャペルなど背景の違う場所で全身写真を撮ってもらうのがおすすめ。前からだけではなく後ろ姿も撮影してもらうと、ドレスのデザインやシルエットの美しさがより際立ちます。
お色直しをする場合は、お色直し後の姿も全身で残しておくとさらに良いでしょう。異なるドレスでの表情の違いや、会場の雰囲気との調和など、それぞれの魅力を写真に収めることができます。特にトレーンの長いドレスは、後ろからのショットで優雅な姿を残せますよ。
振り向きショット

披露宴の入場前や、乾杯後のメインテーブルなどで撮影する振り向きショットも人気です。その際、ドレスの後ろも見えるように撮ってもらうのがおすすめ。結婚式では意外とバックショットを撮る機会がないので、「撮っておけばよかった…」と後悔する新婦さんも少なくありません。
振り向きショットは、自然な表情が残せるのも魅力。緊張感が和らいできた披露宴中に撮影すると、リラックスした笑顔が写真に収まります。また、お二人で同時に振り向くショットも、息の合った様子が伝わる素敵な一枚になりますよ。
披露宴会場をのぞいているショット
扉の隙間から披露宴会場の中を新郎新婦がこっそりとのぞいているショットも、最近特に人気が高まっています。こっそり覗き見している姿が可愛らしくほほえましい写真になります。ドレスの後ろ姿だけではなく、ヘアのバックスタイルも残せるおすすめのショットです。
会場の扉を少し開けて中をのぞく姿や、お二人で顔を寄せ合って会場の様子を確認する瞬間など、自然な仕草が写真映えするポーズです。また、ゲストの皆様を迎える前の、少し緊張した表情や期待に胸を膨らませる様子も、結婚式ならではの思い出として残せますよ。
ゲストの表情

結婚式当日の新郎新婦は忙しいので、ゲストひとりひとりの表情を見るのは難しいもの。新郎新婦のお二人を見守るゲストの表情を撮影しておくと、後から写真を見返したときに感動が蘇ります。
挙式中の感動的な場面での涙ぐむ表情や、披露宴での心からの笑顔など、ゲストの方々の心温まる瞬間を写真に収めてもらいましょう。特に、両親や親しい友人の表情は、何年経っても大切な思い出として心に残りますよ。また、お子様ゲストの無邪気な表情や、久しぶりに再会した友人同士の楽しそうな様子なども、結婚式の雰囲気を伝える素敵なショットになります。
仲の良い友人やお世話になった人、親族など必ず一緒に撮影したい方がいる場合は、必ず指示書や打ち合わせで伝えるようにしましょう。特に披露宴中は時間に追われがちなので、「この人とは必ず写真を撮りたい」というリクエストは、事前にカメラマンに伝えておくことをおすすめします。
結婚式の撮影スケジュール
結婚式当日は、想像以上にあっという間に過ぎていってしまうもの。大切な瞬間を逃さずに写真に収めるために、タイムライン別の撮影ポイントをチェックリストでご紹介します。前撮りから当日まで、記録に残したいシーンをしっかりと押さえていきましょう。

前撮りから当日までの写真スケジュール
朝から夜まで、結婚式当日のスケジュールに沿って、撮影のポイントをご紹介します。前撮りの写真も含めて、どのタイミングでどんな写真を撮るべきか、具体的にお伝えしていきますね。
前撮り(結婚式1~2ヶ月前)
- ロケーション選び:季節感のある場所や思い出の場所での撮影がおすすめ
- 小物の準備:お二人らしさを表現できる小物を用意
- ドレス・タキシードの選択:前撮り用と当日用の衣装の雰囲気を変えるのも◎
前日まで
- 会場装飾の撮影:お花やウェルカムスペースなど
- リハーサルでの確認:カメラマンと撮影ポイントの最終確認
- 衣装合わせの様子:ドレスやタキシードの試着シーン
当日朝
- ホテルでの支度風景:窓際での自然光を活かした写真も素敵
- ヘアメイク過程:時間の経過と共に変わっていく様子を残す
- アクセサリーや小物の装着シーン:一つ一つの思い入れのある品々と共に
挙式前
- ファーストミート:お互いのドレス姿を初めて見る感動的な瞬間
- 親族との記念撮影:和装の場合は参進の儀の様子も
- 会場に向かう車内:期待と緊張が入り混じる表情を残して
実は、このタイムラインに沿って撮影することで、結婚式当日の感動をストーリー仕立ての写真アルバムとして残すことができるんです。時系列で写真を見返すことで、その日一日の思い出が鮮明によみがえりますよ。
【先輩カップルに聞いた!】写真で後悔しないためのポイント
結婚式の写真について、「もっとこうしておけば良かった」という後悔の声は意外と多いもの。そこで、実際に結婚式を挙げた新郎新婦の声をもとに、写真に関する後悔や成功談を集めてみました。これから結婚式を控えているお二人に、先輩カップルからのリアルな声をお届けします。

先輩カップルからのアドバイス
特に多かった後悔と、それを防ぐためのアドバイスをご紹介します。実際の経験に基づいたポイントなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
撮影に関する後悔TOP3
- 両親との写真が少なかった
- ゲストとの記念写真を撮り忘れた
- 会場装飾の細部を撮影していなかった
写真で成功したポイントTOP3
- 事前に撮影リストを作成した
- カメラマンと入念な打ち合わせをした
- 空き時間を利用して積極的に撮影した
特に印象的だったのは、「両親との写真をもっと撮っておけば良かった」という声。挙式前の支度中や、披露宴後の家族だけの時間など、両親との思い出のショットは多めに撮影しておくことをおすすめします。また、「こだわって準備した装飾や小物の写真が残っていない」という声も。お二人が時間をかけて選んだアイテムは、必ず写真に収めておきましょう。
実は、写真で後悔しないための最大のポイントは「事前準備」にあるんです。先輩カップルからは「撮影リストがあって本当に良かった」という声が多く聞かれました。特に披露宴中は時間に追われがちなので、必ず撮りたい写真は事前にリストアップしておくことが大切ですよ。
写真データの活用方法
結婚式の写真データは、思い出として残すだけでなく、様々な形で活用できます。ここでは、写真データを活用した素敵なアイデアと、活用時の注意点をご紹介します。SNSでの共有からオリジナルのフォトブック作成まで、お二人らしい方法で写真を活かしていきましょう。

SNSシェア時の注意点
結婚式の写真をSNSでシェアする際は、いくつか気をつけたいポイントがあります。ゲストの方々への配慮も忘れずに、楽しく思い出をシェアしましょう。
シェアする前のチェックポイント
- ゲストが写っている写真は、投稿の許可を得る
- 結婚式場やロケーションの撮影・投稿ルールを確認
- 写真の明るさや色味を投稿用に調整する
- 位置情報の設定に注意(非公開にすることをおすすめします)
おすすめの投稿タイミング
- 結婚式直後:お礼の気持ちを込めて厳選した1枚を
- データが届いてから:テーマごとに分けて少しずつ
- 記念日:思い出として大切な1枚を
結婚報告状での使い方
結婚報告状に使用する写真は、お二人の幸せな様子が伝わる一枚を選びましょう。カジュアルな報告からフォーマルなものまで、用途に合わせた写真選びのポイントをご紹介します。
- フォーマルな報告状向き:正面から撮影された笑顔の写真
- カジュアルな報告向き:自然な表情や動きのある写真
- 和風の報告状:和装やお二人の全身が映った写真
- サプライズ感を出したい場合:ユニークなポーズの写真
おすすめのフォトブックサービス比較
写真データをまとめる方法として人気なのが、オリジナルフォトブックの作成です。主要サービスの特徴を比較しながら、お二人に合ったサービスを見つけていきましょう。
- 高品質タイプ
- 上質な印刷とこだわりのデザイン
- プロ仕様の本格的な製本
- 価格帯:20,000円~50,000円程度(ページ数や仕様により変動)
- お手軽タイプ
- 簡単な操作で作成可能
- 豊富なテンプレート
- 価格帯:10,000円~25,000円程度(サイズやページ数により変動)
- フォトアルバムタイプ
- 写真を差し替えられる
- 自分で現像した写真も使える
- 価格帯:15,000円~40,000円程度(アルバムの質や収納枚数により変動)
特に結婚式のフォトブックは、一般的な記念写真のフォトブックと比べて、用紙の質や製本、デザインにこだわったものが多いため、価格帯が高くなる傾向にあります。選ぶ際は、ページ数や用紙の質、表紙の素材なども価格に影響することを考慮に入れる必要がありますね。
まとめ
今回は、結婚式当日の写真について詳しくご紹介しました。撮影の種類や依頼先の選び方、費用の相場、人気のショットまで、幅広い内容をご紹介しました。
結婚式当日に撮影する写真には、フォーマルな「記念写真」と自然な表情を残せる「スナップ」の2種類があり、写真の依頼先によっても撮影できる写真はさまざまです。式場カメラマン、外部カメラマン、友人・知人と、それぞれに特徴があるので、お二人の希望や予算に合わせて最適な選択をしてください。
また、写真撮影の費用は依頼先や商品内容によって大きく変わってきます。事前の準備や要望の伝え方を工夫することで、予算内でより良い写真を残すことができますよ。
最近では写真データの活用方法も多様化し、SNSでの共有やオリジナルフォトブックの作成など、結婚式後も様々な形で思い出を楽しむことができます。ご紹介したように、撮影場所やシーンが制限されることもあるので、費用との兼ね合いも考えながら納得できる方法を選びましょう。
大切な結婚式当日。先輩カップルの経験も参考にしながら、後悔のない素敵な写真を残してくださいね。この記事が、お二人らしい結婚式の写真選びの参考になれば幸いです。