【結婚式のサプライズ】心に残る感動の演出実例集-PARTYレポート

皆さんこんにちは。
PARTYレポート第5弾は、「結婚式のサプライズ」に関してです。
結婚式のサプライズとは
結婚式でのサプライズは、大切な人への感謝と愛情を形にする特別な演出です。近年では、SNSの普及により様々なアイデアが共有され、オリジナリティある演出が増えています。しかし、サプライズを成功させるためには、相手の気持ちを第一に考えることが大切です。
結婚式のサプライズには主に以下のような種類があります。
- 新郎から新婦へ
- 新婦から新郎へ
- 両家の親からのサプライズ
- ゲストからの余興
- 新郎新婦から参列者への感謝の演出
プロのウエディングプランナーによると、印象に残るサプライズの共通点は「相手のことを深く理解した上での演出である」ということ。その人の趣味や性格、これまでの思い出など、細部まで考え抜かれたサプライズは、必ず心に響くものになるはずです。
先輩カップルのサプライズレポート
第5弾は2回に分けて投稿します。
Part1は、新郎から新婦、または新婦から新郎に向けたサプライズについてです。そしてPart2では、新郎新婦から列席の友人や親族に向けたサプライズについてご紹介していきます。
これまでのパーティーレポートはこちら↓
- 第1弾 家族の笑顔が溢れる「パパママキッズ婚」
- 第2弾 「テーマウエディング」心に残る結婚式を
- 第3弾Part1 結婚準備中のカップルに伝えたい注意点Part1
- 第3弾Part2 結婚準備中のカップルに伝えたい注意点Part2
- 第4弾 やっておいて良かった!結婚式準備
日々の生活や節目の記念日に、愛するパートナーにサプライズをした経験がある方は多いのではないでしょうか。
結婚式といえば、人生における大きな節目の場ですよね。そんな結婚式にはサプライズはつきものです。体感ではありますが、結婚式でパートナーへのサプライズが無かったことは、ほとんどありません。皆さん何かしらの形で、愛する気持ちを形にしているのです。
今回は、とても素敵だった「パートナーへのサプライズ」をご紹介していきます。
Report1:【新郎から新婦へ】いつのまに?手作りのプレゼント
太一さん&玲奈さんご夫婦 (仮名)
太一さんは結婚式で玲奈さんにサプライズをしたいと考えていました。しかし、よく見かけるようなサプライズは嫌で…他の人がやっていなくて、かつ玲奈さんが心から喜んでくれるようなサプライズを希望していました。
担当のプランナーに相談し、お互いに案を出して話し合う中で、プランナーから太一さんと玲奈さんにぴったりな提案がありました。
それは、『玲奈さんが色直し後に持つブーケを、太一さんが手作りをすること』

著作者:wirestock/出典:Freepik
玲奈さんはとってもお花が好きで、時間をかけてこだわったデザインを考え、式場に注文していました。通常専門スタッフが作るところを、スタッフの指導を受けながら特別に新郎が作り、その様子を映像に残して、最後にエンドロールで流すのはどうか?と提案をしてくれたのです。
結婚式前日、太一さんは式場を訪れ、苦戦しながらも、スタッフの手も借りながら新婦のブーケを手作りしました。玲奈さんが注文していたデザイン通りの、とても素敵なブーケでした。
お式当日、お色直しをしている新郎新婦のところへ、ブーケが運ばれてきます。「どんな反応をするかな」と、太一さんは内心ドキドキです。ブーケを見た玲奈さんは『すごい!イメージどおり!とっても可愛い!!』と大喜び。太一さんもまずは一安心です。

著作者:freepic.diller/出典:Freepik
そして披露宴結びのエンドロールです。新郎新婦は退場し、会場の外のモニターで一緒に見ます。
エンドロールの冒頭はブーケを作る太一さんの映像から始まります。「喜んでくれるかな」と話していた言葉も、音声として入っていました。そして玲奈さんが喜ぶ姿、そんな玲奈さんを嬉しそうに見つめる太一さんの姿。
玲奈さんは予想外すぎるサプライズに心の底から驚き、そして喜んで涙を流していました。ブーケは生花で作っていたので、「ずっと手元に残したい」と、エターナルフラワー(プリザーブドフラワー)に加工するよう依頼。
太一さんと玲奈さんは、式後も結婚記念日には加工したブーケとエンドロールを見ながら、お祝いしているそうです。
Report2:【新郎から新婦へ】推しに負けない!感動の生演奏
和矢さん&香代さんご夫婦 (仮名)
香代さんには、大好きなアイドルグループがいます。ライブDVDを見ながら晩酌をしたり、音楽を流しながら家事をしたりと、日々の生活の中でも推し活をしています。
そんな香代さんの趣味を和矢さんは理解し、一緒に楽しんでいますが、少し寂しい気持ちもあります。そこで、結婚式では香代さんの推しを越えて喜ばせたい…!と思っていました。
香代さんがライブ映像の中で特に気に入っているのは、1番大好きなメンバーがソロでピアノの弾き語りをする曲です。2人でカラオケに行った時には、歌ってとリクエストされることもあるそうです。
そこで和矢さんは、結婚式でその曲をピアノの弾き語りすることを決意します。

しかし、ピアノは全くの素人ですので、猛練習が必要になります。和矢さんはこっそりキーボードを購入し、上司にも訳を話して会社用の車に乗せておきました。そして、残業と伝え、毎日1~2時間、車の中で練習を重ねました。
そうして迎えた本番。
お色直しの入場をして、ゲストとの歓談を楽しんでいる中、司会者からアナウンスが入ります。「実はここで、ご新郎様より皆様にご案内があります。」
「皆様お楽しみでしょうか。ここで少しだけ、私にお時間をください。妻の香代には大好きなアイドルがいます。そんな妻が1番好きな曲を、今日この場で披露させてください。」

著作者:freepic.diller/出典:Freepik
そう言うと、和矢さんはピアノに座り、弾き始めました。前奏を聞いただけで、香代さんは大号泣。和矢さんの素敵な弾き語りに、会場中が聞き惚れていました。
後々、和矢さんは「途中少し間違えてしまった」と言っていましたが、香代さんは「全く気にならなかった。私の好きな曲を、練習してくれた気持ちに感動した」と言っていました。
Report3:【新婦から新郎へ】未来への想いを込めたプレゼント
貴広さん&美保さんご夫婦 (仮名)
美保さんは、結婚式で貴広さんへプレゼントを渡したいと考えていました。そのプレゼントは、「婚約指輪へのお返し」です。貴広さんはプロポーズをする時に、素敵なレストランとホテルを予約してくれ、とても大きいダイヤのついた指輪をプレゼントしてくれました。
自分のことを想って素敵なプロポーズをしてくれた貴広さんに、今度は自分が一生モノのプレゼントをしたいと思ったのです。
そこで美保さんは考え抜いた末に、「革の腕時計」をプレゼントすることにしました。

革は月日を重ねるごとに色艶の変化を楽しむことができるように、夫婦の変化や愛情の深まりを大切にしていきたいという意味を込めて、
そして腕時計は、一緒にかけがえのない時を刻んでいきたいという意味を込めて選びました。
どちらも、「貴広さんとの未来」を思い描いた意味を込めている素敵なプレゼントです。
結婚式当日は、新婦の方が準備に時間がかかりますので、最初は一緒の部屋で新郎の支度時間まで待機をしています。その後、新郎の支度部屋で移動する形だったため、美保さんは担当のプランナーにプレゼントと手紙を託し、新郎のお支度が終わったら渡してもらうことにしました。
貴広さんの支度が終わる頃、担当プランナーは貴広さんを訪ね、話しながらそっとプレゼントと手紙をテーブルに置きました。そして着替え終わった貴広さんに、席に座って待つように伝えて去ります。貴広さんが席に座ろうとすると、先ほどまでなかったプレゼントと手紙が。
美保さんからの感謝の手紙を読みながら、貴広さんは静かに涙を流していました。そして、プレゼントを開けるととっても嬉しそうな笑顔になり、さっそく時計を腕に。

著作者:freepic.diller/出典:Freepik
その後のファーストミートでは、腕時計をつけた貴広さんと美保さんが対面。2人ともとっても素敵な笑顔でした。その後の挙式・披露宴をそのまま腕時計をつけて。
この一部始終がエンドロールにおさめられおり、お見送りの時には新郎友人などから「本当に良いプレゼントをもらったね、羨ましい!」と声をかけられていました。
Report4:【新婦から新郎へ】友人を巻き込んだサプライズ
雅樹さん&桜花さんご夫婦 (仮名)
雅樹さんは、友人がとても多く、そしてその友人たちを本当に大切にする人でした。そんな友だち想いな雅樹さんを桜花さんは尊敬していましたし、これからも大切にし続けてほしいと思っていました。
披露宴でどんなことをやろうか?と話し合っている時に、桜花さんは雅樹さんの友人たちになにか余興をやってもらってはどうか?と提案しました。
実際に、友人からも余興するよ!と声をかけられていたそうです。しかし雅樹さんは、結婚式は、友人たちへの感謝を伝える場にしたいし、負担をかけたくないから余興は無しにすると言っていました。
桜花さんはそんな雅樹さんの思いも理解できましたが、いつも友人のために行動している雅樹さんだからこそ、一生に一度の結婚式だけは友人からの気持ちを形にしたい!と思いました。
そこで桜花さんは、SNSを通じて雅樹さんが仲の良い友人たちに連絡をしました。雅樹さんに向けた映像を用意したいので、協力をしてくれないか?と。
雅樹さんの友人たちの答えは、即答で「YES」でした。むしろ、そういった場を設けてくれてありがとうと感謝をされたくらいでした。桜花さんはそんな友人たちの言葉を聞いて、また更に雅樹さんを好きになったと言います。

映像の内容は、雅樹さんの小さい頃からの現在まで思い出の場所をめぐり、その場所それぞれに雅樹さんのご両親や兄弟、そしてそれぞれの仲の良い友人たちが登場し、お祝いのコメントを言うというものでした。
また雅樹さんはずっとサッカーをしていたため、映像内では真っ白なサッカーボールを友人から友人へパスをしながら回し、映像が終わった後に寄せ書きをしてプレゼントすることにしました。
結婚式当日、司会者からアナウンスがあり、映像が流れはじめました。雅樹さんは、まさか自分宛の映像だとは思っていないため、とても驚いていました。しかし映像が進むにつれて、大切な友人たちが次から次へと出てくることに、嬉しくて涙を流しながら見ていました。
最後には桜花さんがサッカーボールを持ち、「周りの人に愛される雅樹さんが大好きです」と伝えながらプレゼント。会場中『おめでとう!』と2人を祝福する言葉が飛び交いました。
サプライズ演出の予算と準備期間

結婚式でのサプライズ演出は、予算や準備期間によって選択肢が変わってきます。事前の計画を綿密に立てることで、より感動的な演出が可能になります。近年では予算をかけずとも、アイデア次第で心温まる演出ができるケースも増えています。大切なのは、相手の気持ちに寄り添った演出を選ぶこと。そのためにも、予算と時間のバランスを考えながら、計画を立てていきましょう。
予算別おすすめサプライズ演出(5万円~30万円)
予算に応じて、様々な演出が可能です。例えば5万円程度であれば、プロのカメラマンによる前撮り写真のスライドショーや、思い出の曲のBGM制作などが可能です。10万円前後では、プロのミュージシャンによる生演奏や、オリジナルの映像制作を依頼することができます。
20万円以上の予算があれば、より大掛かりな演出も可能になります。
- プロのダンサーを招いてのフラッシュモブ
- 有名アーティストによるサプライズライブ
- ドローンを使用した空撮映像の制作
- プロジェクションマッピングを使用した会場演出
一方で、予算を抑えたい方には、手作りの要素を取り入れた演出もおすすめです。例えば、友人たちと協力して作る思い出ムービーや、手作りのフォトアルバム、また会場装飾を自分たちで手がけるなど。むしろ手作りならではの温かみが、より心に響く演出になることも多いのです。
準備期間の目安とスケジュール管理のコツ

サプライズ演出は、通常3~6ヶ月前から準備を始めることをおすすめします。特に他の人を巻き込む演出の場合は、より余裕を持った準備期間が必要です。映像制作やダンスの練習など、時間のかかる演出は、できるだけ早めに取り掛かりましょう。
準備を進める際は、結婚式場のプランナーとも密に連絡を取り合うことが重要です。当日のタイムスケジュールや、会場設備の使用可否など、事前に確認すべき事項が多くあります。また、サプライズを成功させるためには、関係者全員との綿密な打ち合わせも欠かせません。
特に気を付けたいのは、準備の過程で相手に気付かれないよう工夫すること。例えば、打ち合わせは相手がいない時間を選んだり、SNSでの連絡は別アカウントを作成したりするなど、細かな配慮が必要です。また、当日までの準備物は、信頼できる友人や親族に預けておくのもよいでしょう。
このように、予算と時間をかけすぎず、かつ心のこもった演出にするためには、計画的な準備が不可欠です。焦らず、一つひとつ丁寧に準備を進めていくことで、きっと素敵なサプライズが実現できるはずです。
サプライズ成功のポイント
せっかくの結婚式でのサプライズ、失敗は許されません。しかし実は、サプライズを成功させるためのポイントは意外とシンプルなのです。最も大切なことは、「相手の気持ちに寄り添うこと」。そして、周りの協力者とうまく連携を取ることです。
多くの先輩カップルが語るように、感動的なサプライズの裏側には必ず入念な準備があります。例えば、Report2で紹介した和矢さんのピアノ演奏は、毎日の練習があってこそ実現できました。また、Report4の桜花さんのように、周りの協力者と密に連絡を取り合うことも、成功の重要な要素となります。

よくある失敗例と対策
サプライズ演出でよくある失敗には、以下のようなケースがあります。
タイムスケジュールの見積もりが甘く、予定通りに進行できない→事前にリハーサルを行い、所要時間を正確に把握しておく
関係者間での情報共有が不十分で、演出がスムーズに運ばない→準備段階から役割分担を明確にし、連絡手段を一本化する
演出が大掛かりすぎて、かえって相手が緊張してしまう→相手の性格や好みを考慮し、適度な規模の演出を選ぶ
準備の過程で相手に気付かれてしまう→打ち合わせ場所や時間の選定に細心の注意を払う
ゲストの心をつかむ演出テクニック
サプライズ演出は、相手だけでなく、列席されているゲストの方々の心も温めることができます。そのためには、ゲストを「観客」ではなく「参加者」として巻き込むことが効果的です。
例えば、事前にゲストの方々にメッセージカードを書いていただき、それを演出の中で活用する方法があります。また、会場全体で手拍子をしていただいたり、サプライズの瞬間を一緒に撮影していただいたりすることで、より一体感のある演出が実現できます。
トレンドのサプライズ演出
近年の結婚式では、よりパーソナライズされた演出が人気を集めています。従来の定番演出に加えて、おふたりらしさを全面に出した、オリジナリティあふれる演出が増えているのです。時代とともに変化する新しい技術やツールを取り入れることで、より印象的なサプライズが実現できるようになってきました。
また、最近では「おもてなし」の要素を取り入れたサプライズも増えています。ゲストと一緒に作り上げる演出や、ゲストの皆様にも感動を共有していただけるような工夫が随所に見られます。結婚式という特別な1日を、参列者全員で楽しみ、思い出を共有できる演出が好まれているのです。
SNSで話題の最新演出アイデア
最近特に注目を集めているのは、デジタルテクノロジーを活用した演出です。テクノロジーの進化により、これまでは実現できなかったような演出も可能になってきました。

AIを使用した思い出フォトムービー
相手の好みや思い出の曲に合わせて、AIが自動で写真を選び、編集してくれます。思い出の写真を厳選し、ストーリー性のある映像に仕上げることができます。また、AIならではの斬新な演出効果を加えることで、より印象的な映像作品を作ることができます。
ライブ配信との連動
遠方で参列できないゲストともリアルタイムで喜びを分かち合えます。海外在住の友人や、当日参加できない大切な人との距離を縮めることができる、新しい形の演出として注目されています。会場のスクリーンに映し出されたゲストからのメッセージは、まるでその場にいるかのような臨場感を生み出します。
デジタルフォトスポットの設置
撮影した写真をその場でSNSにアップロードできる専用ブースを用意。参列者全員で思い出を共有できる、新しい形のおもてなしとして人気です。ハッシュタグを設定することで、結婚式の思い出をオンライン上でも共有できます。専用のフォトフレームやスタンプを用意することで、より思い出深い1枚を残すことができます。
デジタルサイネージを使用した演出
会場の随所にデジタルサイネージを設置し、新郎新婦やゲストの思い出の写真をさりげなく映し出す演出も人気です。時間とともに写真が切り替わっていくため、ゲストの皆様にも楽しんでいただける要素となっています。
季節別おすすめサプライズ演出
季節感を取り入れることで、より印象的な演出が可能になります。それぞれの季節ならではの特徴を活かすことで、オリジナリティのある演出を作り上げることができます。

春
桜の花びらが舞う中でのプロポーズ再現や、春の花々を使った装飾。チューリップやスイートピーなど、春ならではの花々を使って会場を彩ります。また、桜の木をモチーフにした装飾に、ゲストからのメッセージを桜の花びらのように添えていく演出も素敵です。春の柔らかな日差しをイメージした照明演出と組み合わせることで、より季節感のある空間を演出できます。
夏
打ち上げ花火や、イルミネーションを使用した幻想的な演出。夜空に広がる花火は、ゲストの心にも深く刻まれる思い出となるはずです。また、涼しげな演出として、水と光を組み合わせた幻想的な空間演出も素敵です。風鈴や扇子などの夏の風物詩を取り入れたり、夕暮れ時のサンセットタイムに合わせた演出を行ったりすることで、夏ならではの趣も楽しめます。
秋
紅葉をバックにした写真撮影、ハロウィンシーズンならば仮装を取り入れた演出。秋の実りをテーマにした装飾や、温かみのある照明演出との組み合わせも効果的です。落ち葉や木の実を使った装飾、深まる秋の夕暮れをイメージした幻想的な照明演出など、秋ならではの雰囲気作りができます。また、ハロウィンシーズンには、仮装したスタッフからのサプライズ演出なども喜ばれています。
冬
雪の結晶をモチーフにした装飾や、クリスマスシーズンならばサンタクロースからのサプライズプレゼント。キャンドルを使った幻想的な演出や、イルミネーションとの組み合わせで、冬ならではのロマンティックな雰囲気を演出できます。スノーマシンを使用した演出や、温かな暖炉をイメージしたフォトスポットの設置など、冬の温もりを感じられる演出も人気です。
季節の特徴を活かしたサプライズ演出は、結婚式をより印象的なものにしてくれます。また、これらの演出は、後々写真や映像で見返した時に、その季節ならではの思い出として、より深く心に残ることでしょう。さらに、各季節の行事や風物詩と組み合わせることで、より思い出深いものとなります。
大切なのは、季節感を取り入れつつも、おふたりらしさを失わないこと。形式的な演出に囚われすぎず、おふたりの想いを大切にした、心温まるサプライズを計画していきましょう。
サプライズを失敗しないためのチェックリスト

素敵なサプライズ演出も、準備が不十分だと感動が半減してしまいます。多くの先輩カップルの経験から、サプライズを成功させるためには、しっかりとした準備と確認が欠かせないことがわかっています。
以下のチェックリストを参考に、抜かりのない準備を進めましょう。
実は、失敗例の多くが「準備不足」に起因するものです。例えばReport2で紹介した和矢さんは、「最初は1ヶ月前から練習を始めれば間に合うと思っていた」と話していました。しかし実際には、仕事との両立や練習場所の確保など、予想以上に時間がかかったそうです。このような先輩カップルの経験を活かし、余裕を持った準備スケジュールを立てることが重要です。
当日までの準備タイムライン
結婚式6ヶ月前
- サプライズ演出の具体的な内容を決定
- 必要な予算の見積もり
- 関係者への協力依頼
- 会場との打ち合わせ(設備の使用可否、追加料金の有無など)
- 演出に必要な備品のリストアップ
4~5ヶ月前
- 協力者との具体的な打ち合わせ開始
- 必要な機材や小物の手配開始
- 映像制作や音楽制作の依頼(外注する場合)
- 練習スケジュールの作成
3ヶ月前
- 演出に必要な小物や機材の手配完了
- 打ち合わせスケジュールの確定
- リハーサルの日程調整
- 進行表の作成開始
- 衣装や小物の準備(必要な場合)
2ヶ月前
- 映像や音源の第一稿チェック
- リハーサル開始
- 備品の最終確認
- 当日の動きの確認
1ヶ月前
- 全関係者との最終確認
- タイムスケジュールの詳細決定
- 必要な備品の再確認
- 緊急時の対応確認
- 予備の機材や備品の準備
関係者との連携ポイント
サプライズを成功させるためには、プランナーやスタッフ、協力してくれる友人や家族との連携が不可欠です。特に以下の点に注意を払いましょう。

情報共有の方法
- LINEグループやメーリングリストの活用
- 定期的な進捗確認ミーティングの実施
- 共有ドライブでの資料管理
- 秘密保持のための情報管理ルールの設定
役割分担の明確化
- 全体統括責任者の決定
- パートごとの担当者配置
- 当日の動きの確認
- 緊急時の対応者指定
タイムスケジュール管理
- リハーサルスケジュールの作成
- 当日のタイムテーブル作成
- 準備物の搬入出タイミング確認
- 予備時間の確保
不測の事態への対応
- 機材トラブル時の代替案準備
- 雨天時の対応プラン
- 進行遅延時の対応方法
- 体調不良者が出た場合の対応
これらの準備を怠りなく行うことで、感動的なサプライズを実現することができます。決して一人で抱え込まず、周りの協力者と共に、素敵な思い出づくりを楽しみましょう。
また、大切なのは「完璧を求めすぎないこと」。多少の不手際があっても、その場の空気感や温かい雰囲気で十分にカバーできます。むしろ、そうした予定外の出来事も、後々では良い思い出として語られることも多いのです。
サプライズ準備の過程そのものを楽しむことも大切です。協力者との打ち合わせや練習は、新たな絆を深める機会にもなります。準備期間を楽しみながら、最高の思い出作りを目指してください。
まとめ
結婚式のサプライズについて、如何でしたでしょうか。
どのレポートも、相手のことを1番に考えたサプライズだったため、サプライズをされた側も、列席のゲストも、その場にいる全員が感動に包まれていました。
サプライズをする上でも最も大切なことは、「ひとりよがりにならないこと」だと思います。
例えば、目立つことが苦手な相手に全員の前でサプライズをする、既に進行が詰まっているのにそこにサプライズを無理やり組み込む等、相手が違和感を覚えるような形にはならないようにしましょう。
また、ぜひサプライズをするのは、エンドロールや記録映像、または写真撮影が入っているシーンで行うことがおすすめです。相手を思いやったサプライズのシーンは、後々の夫婦生活の中で宝物になるはずですから。