【結婚式のテーマ】8つの決め方と人気テーマ実例!テーマを見つけるワークシートも

前回の記事「【カラードレスの選び方】自分に似合う色の見つけ方からトレンドカラーまで」では、カラードレスを選ぶときに着目するべきポイントについてご紹介しました。
今回の記事では、「結婚式のテーマ」に焦点をあててみていきましょう。
結婚式の準備を始めるとき、おふたりにぜひ決めて欲しいのが「結婚式のテーマ」です。結婚式のテーマが決まっていると、結婚式で必要になるさまざまなアイテムをスムーズに決められるようになります。
しかし、結婚式のテーマといわれても
「どうやってテーマを決めればいいの?」
「どんなテーマがあるのかな?」
と疑問に思っている人も多いですよね。
以前にも、テーマの決め方や検討のコツ、費用や節約術を書いた記事「【結婚式 テーマの決め方】理想のウェディングを叶えるテーマの見つけ方」を公開していますが、今回は、結婚式のテーマの新たな決め方やテーマ実例、ワークシートまでをご紹介しています。テーマが決まった後結婚式に取り入れるポイントについてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
結婚式のテーマとは?

結婚式のテーマとは、おふたりらしい理想の結婚式にするための軸となるもののことです。結婚式の準備は、衣裳や会場装飾、ペーパーアイテムなど決めることがたくさんありますよね。テーマを決めておくことで、そのテーマに沿ってアイテムなどを決めることができるので準備がスムーズに進みます。また、結婚式全体に統一感を出せるのもテーマを決めるメリット。ゲストの印象に残る結婚式になり、テーマに沿って演出も決められるのでやり残しのない結婚式にできるでしょう。
テーマウエディングについて実例を知りたい人は「【テーマウエディング】実例5選と予算から準備まで-PARTYレポート」でご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
結婚式のテーマの決め方

結婚式のテーマといっても、どのように決めていけば良いのか分からない人もいますよね。テーマの決め方はいくつかの方法があります。それぞれ詳しくみていきましょう。
「季節」で決める
結婚式を挙げる季節に合わせてテーマを決める方法です。季節ごとにどのようなアイデアがあるかご紹介します。

春の結婚式
春はさまざまな花が咲く季節なので、旬の花を取り入れるのがおすすめです。桜の季節は限られているので、桜が咲く時期の結婚式を予定しているのであれば取り入れると◎。その他にもチューリップを取り入れたり、淡いピンクなどで装飾したりすると春らしさを感じられますね。
おすすめモチーフ:桜・チューリップ
おすすめの色:ピンク・グリーン・パステルカラー
夏の結婚式
夏らしいものといえば、海やプール、花火などいろいろありますよね。暑い季節なので、装飾をブルーで統一すると涼しげな雰囲気になるので◎。南国風にしたい人は貝殻やパイナップルなどカラフルなフルーツを飾ると素敵ですね。ひまわりやハイビスカスなど夏ならではのお花を取り入れると一気に季節感がアップします。
おすすめモチーフ:ひまわり・花火・貝殻
おすすめの色:ブルー・ビタミンカラー
秋の結婚式
秋の結婚式では、紅葉やカエデ、木の実、ドライフラワーなどのモチーフを取り入れるのがおすすめ。秋のモチーフは、落ち着いた雰囲気でゲストがくつろげる空間を作り出せますよ。シックな色を取り入れるとさらに秋らしさがアップしますね。ハロウィンシーズンであれば、かぼちゃなどを取り入れるのもおすすめです。
おすすめモチーフ:紅葉・カエデ・木の実・ドライフラワー・かぼちゃ
おすすめの色:くすみカラー
冬の結婚式
冬はイベントがたくさんあるので、イベントにちなんだコーディネートをすると◎。クリスマスやお正月、バレンタインなど結婚式の時期に合わせてテーマを決めるといいですね。色は暖かさを出したいのであれば暖色系で統一すると温もりを感じられます。反対にホワイトやシルバーなど寒色系で揃えると雪国のような雰囲気になりますよ。
おすすめモチーフ:クリスマス・雪の結晶・キャンドル
おすすめの色:暖色系(レッド・オレンジ・ブラウンなど)・寒色系(ホワイト・シルバー・グレーなど)
「色」で決める

おふたりが好きな色をテーマに取り入れるのも◎。テーマカラーを決めると会場装飾やペーパーアイテム、ブーケ、衣裳などさまざまなアイテムに取り入れられますね。好きな色だけではなく、「海」がテーマであれば「ブルー」にしたり、ドットやストライプなど柄をテーマとして取り入れたりするのもおすすめです。
「趣味」や「好きなもの」で決める
おふたり共通の趣味があれば、それをテーマにするとよりおふたりらしい結婚式にできます。趣味から連想するモチーフやおふたりが好きなものを取り入れるといいですね。具体的な例をみていきましょう。
スポーツ
おふたり共通のスポーツがあれば、そのスポーツのボールやユニフォームなどを取り入れると◎。例えば、サッカーが趣味の場合はウエディングケーキをサッカーのコートにしてみたり、ガーデンにサッカーゴールを置いてみたりとアイデア次第でいろいろなアイテムを入れられますね。
旅行
旅行が趣味の場合は、おふたりで旅行に行ったときに買ってきたステッカーやお土産品を飾ったり、ペーパーアイテムを旅行のチケット風にしたりするアイデアがあります。ウエルカムスペースにトランクケースを飾ったりウエルカムボードを旅行の時の写真にしたりするのも素敵ですね。
音楽
音楽が趣味のおふたりは、楽器のモチーフや音符などをアイテムに取り入れると◎。おふたりからのプレゼントとして楽器を生演奏する演出もいいでしょう。好きなアーティストがいるのであれば、BGMに取り入れるとおふたりらしい空間になりますね。
アウトドア
アウトドアが趣味であれば、ウエルカムスペースにテントをたてたり自然を感じられる会場装飾にしたりするのがおすすめ。アースカラーでまとめると統一感が出ますね。
好きな動物
好きな動物やおふたりが飼っているペットがいるのであれば、モチーフとして取り入れると◎。ネコが好きな場合は、ネコモチーフのペーパーアイテムにしたりウエディングケーキをネコ型にしたりするといいでしょう。
「思い出」で決める
出会った場所や初デートの場所など、おふたりの思い出をテーマにするのも素敵です。地元が同じであれば、地元の名産品や風習を取り入れるとゲストにも喜ばれますね。おふたりらしさを出しやすいテーマですよ。
「食べ物・飲み物」で決める

食べることが好き!飲み物にこだわりたい!という人は、食べ物や飲み物をテーマにするのがおすすめです。料理やドリンクはゲストが楽しみにしているアイテムのひとつなので、ゲストの満足度がアップすること間違いなし。ウエルカムパーティーでおふたりが好きな料理を出したり、ビール好きであればビールサーブの演出を取り入れたりすると盛り上がりますね。
「テイスト」で決める
これといったテーマが思いつかないという人は、おふたりが好きなテイストをテーマにして取り入れてもOK。ナチュラル・和風・カジュアル・スタイリッシュ・アンティークなど、どのテイストをテーマにするのかが決まれば会場装飾や演出などを決めやすくなります。おふたりが普段着ているファッションのスタイルから選ぶのもいいですね。
「言葉」で決める
おふたりが大切にしている言葉や好きな言葉、結婚式で伝えたい想いをテーマにするのもおすすめ。言葉は抽象的なもので◎。「絆」「愛」「おもてなし」「感謝」「家族」などの言葉や、「Best day ever(人生で最高の日)」など英語フレーズを使うのもおしゃれですね。おふたりらしい言葉をテーマに選ぶといいでしょう。
最近人気の結婚式テーマ実例
結婚式のテーマ選びで迷っている方のために、近年人気のテーマ実例をご紹介します。これらの事例を参考に、おふたりらしいテーマを見つけるヒントにしてみてください。
ボタニカル・グリーンウェディング

自然の緑を感じられるボタニカルテーマは、ナチュラルな雰囲気が好きなカップルに人気です。
会場装飾には、ユーカリやオリーブなどのグリーンを多く取り入れ、木の質感を生かしたアイテムを使うのがポイント。招待状や席次表も、グリーンのモチーフや葉っぱの形を取り入れると統一感が出ますよ。
トラベル・ジャーニーウェディング

旅行好きのカップルに選ばれているのが旅をテーマにしたウェディング。
世界地図や旅行の思い出の写真を飾ったり、テーブル名を思い出の場所の名前にしたりするのがおすすめです。招待状を航空券や旅行のパスポートをイメージしたデザインにすると、ゲストにもテーマが伝わりやすいですね。
ヴィンテージ・レトロウェディング

古き良き時代の雰囲気を楽しむヴィンテージテーマも人気です。
アンティーク風の小物や、レースやパールなどクラシカルな要素を取り入れると◎。会場装飾には古書や古い額縁、レトロなランプなどを使うと雰囲気が出ますよ。衣裳も、クラシカルなデザインや小物を選ぶとテーマに合わせやすいですね。
結婚式にテーマを取り入れるポイントはこれ!
テーマが決まったら、次はどのように結婚式に取り入れていくのかがポイントになってきます。細かいところまでこだわるとより統一感のある結婚式にできますよ。
ここでは、テーマを取り入れるポイントをご紹介します。

ペーパーアイテム
結婚式では、以下のようにさまざまな種類のペーパーアイテムが必要になります。
- 招待状
- 席次表
- 席札
- メニュー表
これらのアイテムはゲストが直接手に取るものなので、テーマに沿ったデザインで統一するとよりテーマが伝わりやすくなりますよ。招待状は早い段階で用意しなければならないものなので、できるだけ早めにテーマを決めて結婚式の準備を進められるといいですね。
ウエルカムスペース

ウエルカムスペースは、ゲストが会場に来て1番最初に通る場所です。テーマを取り入れるなら、ウエルカムスペースは欠かせないポイントになります。ウエルカムボードや装飾するアイテムなど、細かい部分にもこだわると◎。ウエルカムスペースは比較的自由度が高いので、テーマに絡めたアイテムをたくさん飾れますよ。
料理・ドリンク

ゲストが楽しみにしている料理やドリンクにテーマを盛り込む方法もあります。会場によっては、料理をアレンジしたりオリジナルドリンクを作れたりすることも。地元の名産を使った料理やテーマに沿ったオリジナルカクテルなどを用意すると、サプライズ感もありゲストの印象にも残りやすくなりますね。
衣裳

テーマを決めたら、ぜひ衣裳にもこだわってみましょう。テーマカラーがあればその色の衣裳を選ぶと良いですし、ドレスのシルエットもテーマの雰囲気に合わせるとより素敵に仕上がります。衣装に合わせるブーケや小物にもテーマに沿ったものを取り入れるといいですね。
音楽
音楽は会場全体の雰囲気を左右するので、ぜひテーマを取り入れたいアイテムのひとつ。特に新郎新婦入場や退場、ケーキ入刀などメイン演出の場面では、テーマに合わせた音楽を流すと◎。音楽は気持ちが伝わりやすいので、言葉をテーマにする場合は伝えたい想いを感じられる音楽を選ぶといいでしょう。
プチギフト

お見送りのときにゲストひとりひとりに渡すプチギフトにも、テーマを取り入れるのがおすすめ。テーマに合わせた色合いやモチーフ、メッセージなどを入れるといいでしょう。プチギフトはさまざまな種類があるので、テーマに沿ったものを探しやすいですよ。
結婚式のテーマを決めるメリット
結婚式の準備を進めていく中で、テーマを決めることには多くのメリットがあります。

すでに「結婚式のテーマとは?」の項目でもご紹介しましたが、ここではより詳しくテーマを決めることで得られる具体的なメリットについて掘り下げていきましょう。テーマ選びに迷っているおふたりは、ぜひこれらのメリットを参考にしてみてください。テーマがあることで結婚式の準備はぐっとスムーズになり、当日はより一層おふたりらしい素敵な一日になりますよ。
- 準備がスムーズに進む
- 結婚式に統一感が生まれる
- おふたりらしさを表現できる
- ゲストの記憶に残りやすい
- 予算の優先順位をつけやすい
準備がスムーズに進む
結婚式の準備では、装飾や引き出物、ペーパーアイテムなど多くの選択をする必要があります。テーマがあると、それぞれの要素を選ぶ際の判断基準ができ、決断がスムーズになります。「これはテーマに合っているかな?」と考えるだけで、多くの選択肢から最適なものを選びやすくなりますよ。
結婚式に統一感が生まれる
テーマに沿って各要素を選ぶことで、結婚式全体に一貫した雰囲気が生まれ、まとまりのある印象的な空間を作り出せます。装飾やペーパーアイテム、衣装など様々な要素が調和すると、洗練された結婚式になること間違いなしです。
おふたりらしさを表現できる
共通の趣味や思い出、価値観をテーマにすることで、ゲストにおふたりの人柄や関係性を伝えることができます。「このテーマは、あのふたりらしいね」とゲストに思ってもらえるような結婚式は、より心に残るものになりますよ。
ゲストの記憶に残りやすい
テーマのある結婚式は個性的で印象に残りやすく、ゲストにとって思い出深い体験になります。「あの結婚式は○○がテーマで素敵だったね」と、何年経っても話題に上がるような思い出に残る結婚式にできるでしょう。
### 予算の優先順位をつけやすい
テーマが決まっていると、どの要素に予算を重点的に配分するべきかの判断がしやすくなります。たとえば、「自然」がテーマなら装花に、「音楽」がテーマなら演出に予算を多めに取るなど、メリハリをつけられます。限られた予算の中で最大の効果を出すために、テーマは大きな助けになりますね。
テーマを決めることで準備の道筋が見えてくるので、結婚式の計画全体がよりスムーズに、そしておふたりらしい形で進められるでしょう。
おふたりのテーマを見つけるためのワークシート

結婚式のテーマを決めるのに迷ったら、以下の質問に答えてみましょう。おふたりで話し合いながら答えを出していくと、理想のテーマが見えてくるかもしれませんよ。
- おふたりの共通の趣味や好きなものは?(例:旅行、音楽、映画など)
- 思い出の場所や出会いのきっかけは?
- 結婚式でゲストに伝えたい一番の想いは?(例:感謝、幸せ、家族の絆など)
- 好きな季節や色は?
- 会場の雰囲気に合わせたいテイストは?(例:ナチュラル、エレガント、カジュアルなど)
- 結婚式を表す言葉をひとつ選ぶとしたら?
これらの質問に答えていくと、おふたりらしいテーマのヒントが見つかるでしょう。
もし、複数の要素が出てきた場合は、優先順位をつけてメインテーマを決めるといいですよ。理想の結婚式のイメージがより鮮明になり、具体的な準備へと進みやすくなります。
また、このワークシートはおふたりの対話のきっかけにもなるので、じっくり時間をかけて話し合ってみてください。お互いの価値観や結婚式への想いを共有することで、より深い絆で結ばれた特別な一日を創り上げることができます。迷ったときは何度でもこの質問に立ち返って、おふたりの本当に大切にしたいことを見失わないようにしましょう。
よくある質問

テーマを決めるのに適したタイミングはいつですか?
できるだけ早い段階で決めておくのがおすすめです。
特に招待状のデザインや会場選びにテーマが関わってくるため、結婚式の6〜12ヶ月前には決めておくと準備がスムーズに進みます。
テーマが決まらない場合はどうすればいいですか?
無理にテーマを決める必要はありません。
好きな色や雰囲気を先に決めて、そこから少しずつイメージを膨らませていくのもひとつの方法です。また、結婚式場のプランナーに相談すると、おふたりに合ったテーマを提案してもらえることもありますよ。
ゲストにテーマを伝えるべきですか?
必ずしも明示的に伝える必要はありません。
ただし、ドレスコードなどゲストにも協力してほしい場合は、招待状に記載するか、結婚式のウェブサイトなどで伝えるといいでしょう。
和装の場合もテーマを取り入れられますか?
もちろん可能です。
和装の場合は、季節感を取り入れた装飾や、家紋や伝統的な模様をモチーフにしたデザインなど、和の雰囲気に合わせたテーマ展開ができます。
テーマに合わせて衣装を選ぶ場合の注意点はありますか?
テーマカラーや雰囲気に合わせて選ぶのは素敵ですが、あくまでもおふたりが着たいと思う衣装を優先させましょう。
テーマに合わせるなら、小物やブーケで調整する方法もありますよ。
まとめ
今回は結婚式のテーマについてご紹介しました。
結婚式のテーマは必ず決めなければならないものではありませんが、ご紹介したようにテーマを決めておくことで準備がスムーズに進む上、おふたりの理想通りの結婚式を作ることができます。
結婚式のテーマを決めるにはいろいろな方法があるので、おふたりでどんな結婚式にしたいのかよく話し合ってみるといいでしょう。テーマが決まれば、そのテーマをどのように取り入れるのかはおふたりのアイデア次第です。
この記事を参考に素敵なテーマを決めて、最高の結婚式にしてくださいね!