理想のウェディングを叶えるテーマの見つけ方

ふたりのウェディングのテーマとは

結婚式場を探し始める時、2人の理想とするウェディングはどんなものなのかをあらかじめ決めておいたほうがいいですよね!と、先日投稿したゴールデンウィークにブライダルフェアに参加する方への記事にも書きました。
で、ここでもずっと前の記事でも出てくる理想のウェディング。これってどうやって決めたらいいんでしょうか?
そんなことをちょっと考えてみたいと思います。

理想のウェディングとは

理想のウェディングには、ふたりが幸福感を感じられる結婚式の雰囲気やスタイル、場所、装飾や料理、演出や音楽など、様々な要素が含まれます。そして、その要素がふたりの夢や想いを表現し、新郎新婦のふたりだけじゃなくゲストにとっても心に残る素晴らしい体験になるように丁寧に計画する必要があります。

例えば、新郎新婦が自然が好きな場合は、アウトドアで行うウェディングをテーマと考えて、自然や植物を取り入れたスタイルを選ぶことができます。また、新郎新婦が音楽や芸術が好きな場合は、音楽や芸術をテーマにしたウェディングを行うことができます。

そのためには、ふたりが希望するウェディングの雰囲気やスタイル、場所や装飾、料理や演出などの細かい部分まで、しっかりとイメージを共有することが大切です。

理想とするウェディングのテーマを決める

理想のウェディングを決めるにあたり、以下のような項目を検討して、そのテーマを作っていきます。

  • 好きなことと苦手なことを書き出す
  • 2人の共通の興味や趣味
  • 季節や時間帯
  • 会場の雰囲気やロケーション
  • 文化やトレンド
  • 2人のバックグラウンドや人生観
  • 伝えたいメッセージやキーワード
  • テーマに基づいた演出や装飾
  • ゲストへの配慮

好きなことと苦手なことを書き出す

メモ帳の上に乗せられた鉛筆

自分たちの好きなことと苦手なことを書き出すことは、理想のウェディングテーマを見つける上で非常に重要なステップです。
ふたりで一緒に、自分たちが普段から楽しんでいる趣味や活動、大切にしている思い出などを挙げていきましょう。例えば、アウトドア派なのか、アーティスティックな要素が好きなのか、あるいは非日常的な雰囲気を求めているのかなど、自分たちの好みを具体的に書き出していきます。
一方で、結婚式の際に避けたい要素や苦手なことについても、しっかりとリストアップしましょう。華やかすぎるデコレーションは好みではない、あるいは堅苦しい雰囲気は避けたいなど、自分たちに合わないと感じるものを洗い出すことが大切です。
このように、自分たちの「好き」と「苦手」を明確にしていくことで、理想のウェディングテーマの基盤が形成されていきます。ふたりの個性や価値観が反映された、オリジナリティ溢れるテーマ設定につなげていくことができるのです。

2人の共通の興味や趣味

フリーツアーの新婚旅行で遺跡の前で笑顔で記念写真を撮っているカップル

新郎新婦が共通の趣味や興味を持っている場合、そのテーマを取り入れることができます。
例えば、音楽が好きなふたりなら音楽に関するテーマを取り入れたり、旅行が好きならふたりで旅をした思い出を取り入れたり、好きな国の文化を取り入れたテーマを選ぶことができます。二人で初めて出会った場所や、特別な思い出のある旅行先など、ふたりにとって意味のある場所やエピソードをテーマにしたり、初デートの場所や旅行先でのエピソードなど、二人にとって意味のある場所や出来事をテーマにすることで、よりパーソナルな結婚式が実現します。こうした思い出を大切にしながら、式の演出やデコレーションに反映させていくことで、ゲストにもその想いが感じられ、ふたりらしい結婚式テーマが伝わるはずです。
また、共通の趣味や興味がなくても、ふたりが理想とするウェディングを検討していく中で、どんな結婚式にしたいのかを一緒に調べていくことで、ふたりに共通する興味やスタイルを見つけていくことができるかもしれません。
二人だけの特別な絆や思い出、趣味嗜好といった要素を大切にすることで、オリジナリティ溢れる結婚式を実現できるでしょう。ゲストにも二人らしさが伝わり、心に残る思い出の一日となるはずです。

季節や時間帯

森の中で執り行われている人前式

季節や時間帯を検討することも、理想のウェディングテーマを見つける上で重要なポイントです。
まず、挙式を行う季節について考えてみましょう。春なら桜、夏なら海、秋なら紅葉、冬なら雪景色といった具合に、その季節ならではの自然の彩りを取り入れることで、装飾やメニューなどにも統一感を持たせることができます。季節感のある演出によって、ゲストにもより印象深い結婚式を提供できるでしょう。
また、挙式の時間帯も重要です。朝の優雅な雰囲気を感じられる挙式、昼下がりの陽だまりの中での披露宴、夕方の夕焼け空を背景にした演出など、時間の移り変わりとともに変化する光の演出も魅力的です。時間帯によって生まれる雰囲気の違いを活かし、ふたりのイメージにぴったりのタイミングを選ぶことをおすすめします。
このように、結婚式の季節や時間帯を意識的に検討することで、より一層自分たちらしいテーマ性の高い演出が可能になります。ふたりの好みやライフスタイルに合わせて、最適な選択をしていきましょう。

会場の雰囲気やロケーション

海岸に佇むリゾートウェディングの新郎新婦

結婚式を挙げる会場の特徴に着目してみましょう。
例えば、ナチュラルな雰囲気の教会やリゾート地のホテルなど、会場の持つ雰囲気を活かしたテーマ設定ができます。会場の内装やロケーションを活かした装飾を施すことで、ゲストにも統一感のある印象を与えることができます。
また、自然に囲まれた野外会場や、都会的な雰囲気の会場など、会場のロケーションによってもテーマ性が大きく変わってきます。緑豊かな田園風景の中で行う挙式なら、ナチュラルな装飾が相応しいでしょうし、都心の高層ビルの上空で行う披露宴なら、洗練された上品な雰囲気が適切です。
さらに、会場の歴史や建築様式にも注目してみましょう。古民家のような趣きのある会場なら、レトロな雰囲気を演出できますし、モダンな建築の会場ならシンプルかつスタイリッシュなテーマが映えるかもしれません。
このように、会場の特徴を最大限に活かしながら、ふたりの好みに合わせてテーマを設定していくことが大切です。会場の雰囲気やロケーションとテーマが一体となることで、より魅力的な結婚式を実現できるはずです。

文化やトレンド

和装姿の新郎新婦の小指から赤い糸がハートマークをカタチ作る

文化的な要素やトレンドも参考にすると良いでしょう。
まず、二人の生まれ育った文化的背景に着目してみましょう。例えば、日本の伝統的な文化要素を取り入れるのも素敵な選択肢になります。和装や神前式、日本庭園を活かした会場装飾など、日本ならではの美しさを表現することができます。一方で、二人がそれぞれ異なる国籍の場合、両国の文化を融合させたテーマも考えられます。
また、結婚式のトレンドにも注目してみるのも良いかもしれません。近年では、ナチュラルやミニマルなデザインが人気を集めています。自然素材を活かした装飾や、シンプルかつ洗練された雰囲気のウェディングスタイルは、ゲストにも好評を得ています。一方で、テクノロジーを活用したハイテク演出など、先進的なトレンドを取り入れるのも面白いアプローチです。
さらに、二人の価値観や信念を反映させたテーマ設定も検討してみましょう。例えば、「持続可能性」や「ダイバーシティ」といったキーワードをテーマにすれば、社会的な意義のある結婚式を実現できるかもしれません。
このように、文化的な背景やトレンドを意識しつつ、二人ならではの価値観を反映させることで、オリジナリティ溢れるウェディングテーマが見つかるはずです。

ふたりのバックグラウンドや人生観

パソコンを覗き込んで、何かを検索するカップル

ふたりのバックグラウンドや人生観に合わせたテーマを選ぶこともできます。
二人がそれぞれ育った環境や家庭環境について考えてみましょう。例えば、田舎育ちか都会育ちか、宗教的な背景があるかどうかなど、ふたりの生い立ちの違いを活かしたテーマ設定ができるかもしれません。
また、二人がこれまで歩んできた人生の経緯にも着目しましょう。仕事や趣味、価値観の違いなど、ふたりの個性や特徴を反映させることで、より個性的なウェディングを実現できるでしょう。例えば、二人が共に経験したアドベンチャーをテーマにするのも良いアイデアです。
さらに、これからの人生に対する二人の考え方や夢、目標なども重要です。「家族を大切にしたい」「自然との調和を大切にしたい」など、ふたりの人生観を表現したテーマ設定は、ゲストにも深い印象を与えるはずです。
このように、ふたりのバックグラウンドや人生観を丁寧に振り返ることで、自分たちらしさが最大限に反映された、オリジナリティ溢れるウェディングテーマが見つかるはずです。ふたりならではの特徴を活かした、心に残る結婚式を実現しましょう。

伝えたいメッセージやキーワード

ブライダルフェアでメモしたノートのイメージ

「感謝」や「絆」、「愛」といった言葉をテーマにすることで、結婚式全体に深い意味合いを持たせることができます。ふたりの思いを込めたメッセージを、装飾やプログラムなどさまざまな演出を通して表現していくのです。
また、「自然との調和」「持続可能性」「ダイバーシティ」といったキーワードをテーマに据えることで、社会的な意義のある結婚式を実現することもできます。ふたりの価値観や信念を反映させながら、ゲストにも深い印象を与えられるでしょう。
さらに、ふたりの出会いや歩みを象徴するような言葉を見つけるのも良いアイデアです。「運命の出会い」や「新たな一歩」、「永遠の絆」など、ふたりの物語を表現するキーワードをテーマにすれば、より感動的な結婚式が実現できるかもしれません。
このように、結婚式を通して伝えたい思いや、ふたりの人生観を象徴するキーワードを見つけ出すことが重要です。そうした言葉を中心に、装飾やプログラム、メニューなどを展開していくことで、ゲストにも深く響く、意義深い結婚式を実現できるはずです。

テーマに基づいた演出や装飾

伝統ある建物の庭で行われているナイトガーデンウェディング

決まったウェディングテーマに基づいて、会場の装飾やアイテムの選定、演出などを展開していくことが重要です。
例えば、「ナチュラル」をテーマにした場合、グリーンを基調とした装飾や、木や竹、麻などの自然素材を使ったアイテムを取り入れると良いでしょう。会場にはガーデンやグリーンウォールを設置したり、テーブルにはボタニカルな器を使うなど、テーマに沿った統一感のある演出が可能です。
一方、「ロマンティック」をテーマにした場合は、キャンドルの灯りやレースなどの繊細なデコレーションが適しています。ピンクやパステルカラーを基調にしたフラワーアレンジメントや、ゴールドのアクセントを効かせた装飾で、優雅な雰囲気を演出できます。
「アーティスティック」なテーマなら、会場に絵画や彫刻を展示したり、ゲストのアート体験を取り入れるのも面白いアイデアです。ウェルカムスペースにはペインティングコーナーを設けたり、披露宴にはライブパフォーマンスを組み込むなど、創造性あふれる演出が可能です。
このように、決まったテーマに沿って、会場装飾やアイテム選び、さまざまな演出を展開していくことで、ゲストにも強い印象を与えられる結婚式が実現できるはずです。ふたりのこだわりを最大限に活かしながら、オリジナリティ溢れる演出を心がけましょう。

ゲストへの配慮

シャンパングラスを片手にゲストと談話する新郎新婦

ず大切なのは、ゲストの立場に立って考えることです。例えば、会場の動線や座席配置を工夫し、ゲストが快適に過ごせるような配慮が必要です。また、料理やドリンクのメニューも、アレルギーや宗教上の制限にも配慮したものを用意しましょう。
さらに、ゲストにも結婚式の雰囲気や演出を存分に楽しんでもらえるよう、プログラムの工夫も重要です。例えば、参加型のアクティビティを取り入れたり、ゲストの方々にも思い出に残る体験ができるような仕掛けを用意するのも良いアイデアです。
そして何より大切なのは、ふたりの思いが十分に伝わるよう、ゲストとの交流を大切にすることです。両家の関係者や、親しい友人たちとの絆を深めながら、ゲストにも自分たちの人生観や価値観を理解してもらえるような工夫をすることが望ましいでしょう。
ゲストの立場に立って、心地よい体験を提供することが、理想のウェディングテーマを実現する上で不可欠です。ふたりの想いと、ゲストの満足度を両立させることで、きっと素晴らしい結婚式になるはずです。

まとめ

ウェディングのテーマを決めるためには、2人の共通の趣味や興味、季節や時間帯、会場の雰囲気やロケーション、文化やトレンド、2人のバックグラウンドや人生観、ゲストへの配慮を考慮する必要があります。これらの項目を踏まえ、2人が理想とするウェディングのテーマを決めることで、思い出に残る素晴らしい結婚式を実現することができます。
今回ご紹介させていただいた項目を参考に、様々な角度から2人が理想とするウェディングに必要な要素を検討してみてください。 きっと、2人が共通してこだわりたい要素や表現したいふいんきが見つかるはずです。そこが見つかれば、結婚式場探しは、ぐっと具体的に進んでいくことでしょう。