【結婚式のプチギフト】ゲストに喜ばれる!予算別&おしゃれなプチギフトの選び方ガイド

前回の記事「【結婚式の引出物】その由来と贈り分けや選び方のポイントをご紹介!」では、引出物の由来から選び方のポイント、贈り分けについてをご紹介しました。
今回は結婚式準備のポイント「披露宴アイテムの決定」の中の「引出物・プチギフト」から「プチギフト」についてみていきましょう。
プチギフトは結婚式に出席してくれたゲストへ渡す感謝の気持ちを込めたささやかなギフトのことです。単価も安く小さな贈り物ではありますが、最近の結婚式では欠かせないアイテムになっています。
せっかくの贈り物なので、ゲストに喜んでもらえるものを選びたいと考える方も多いはず。
そこでこの記事ではプチギフトの基礎知識やゲストに喜ばれるプチギフトの選び方をご紹介します。おすすめのプチギフトもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
結婚式のプチギフトとは?

結婚式のプチギフトとは、結婚式に来てくれたゲストに手渡しする「小さな贈り物」のことです。結婚式の引出物は家族単位で用意しますが、プチギフトは“結婚式に来てくれてありがとう”の気持ちを込めてゲストひとりひとりに贈ります。
プチギフトは紀元前のヨーロッパに貴族たちが婚約や結婚、バースデーなどのイベントで記念に贈ったものが始まりといわれています。その後日本では1980~1990年ごろから結婚式や披露宴でプチギフトを渡す演出が始まりました。
日本でプチギフトが広まった理由としては、引出物を座席に置くようになったからだといわれています。かつて引出物はお見送りの際に手渡ししており、手渡しすることでゲストひとりひとりに感謝の気持ちを伝えられる大切な時間でした。それが引出物を座席に置くようになったことでゲストと会話する機会が減ってしまい、お見送りが寂しくなったためプチギフトが取り入れられました。プチギフトはゲストへ感謝の気持ちを伝えられる重要なアイテムなのです。
贈るものに込められた意味
プチギフトの中には贈るものによって意味が込められているものがあります。
・ドラジェ…「幸福・豊潤・子孫繁栄」
※5粒渡すことで「幸福」「健康」「富」「子孫繁栄」「長寿」を意味する
・箸…「幸せの橋渡し」
・スプーン…「幸せをすくい取る」
・クッキー…ナッツやドライフルーツを入れることで「繁栄・豊潤・収穫」
・紅茶…「幸茶」
このように「感謝の気持ち」にプラスして、特別な意味を込めたプチギフトを贈るのも素敵ですね。
プチギフトの基礎知識

ここではプチギフトについて知っておくべき基礎知識をお伝えします。
プチギフトの相場
プチギフトは1個200~300円くらいが相場になっています。小さな贈り物なので、引出物や引菓子とは違って控えめな予算で考える人が多いですよ。
ひとつひとつの金額は低くてもゲストの人数分必要なので、ゲストの人数が多い人は総額を踏まえて予算を立てるようにするようにしましょう。
プチギフトの購入方法
プチギフトの購入方法としては「式場提携業者」「外部業者」「手作り」の3パターンあります。式場によってはプチギフトを取り扱ってなかったり、用意されているプチギフトの種類が少なかったりすることもあり、全体の割合としては外部業者で購入する人が多くなっています。引出物とは違ってプチギフトだけであれば持ち込み料がかからない式場もあるので、プランナーに確認してみるといいでしょう。
プチギフトの渡し方
プチギフトを渡す方法はいくつかあります。
披露宴後のお見送りの際に渡す
披露宴後ゲストをお見送りするときに、プチギフトをひとりひとりに手渡しする方法です。最も人気のある方法で、披露宴に出席したことのある人はこの方法がイメージしやすいですよね。ゲストの顔を直接見ながら感謝の気持ちを伝えられるのが魅力です。
披露宴中に渡す
お色直し後再入場の際に各テーブルを回る演出を入れるのであれば、その際にプチギフトを配る方法もあります。披露宴中はゲストと話す機会がなかなかないので、プチギフトを配りながら会話できるのが魅力です。
また、あらかじめテーブルに飾っておく方法も。感謝の気持ちを書いたメッセージカードを添えておくのがおすすめです。
引出物袋の中に入れる
あらかじめ引出物袋の中に入れておく方法です。渡し漏れがないので全員に確実に渡せます。特にゲストの人数が多い場合におすすめ。大人数の場合はゲストひとりひとりに配りながらお見送りをするとかなりの時間がかかります。引出物袋に入れておけば手渡しする時間が短縮できるので、大人数でもお見送りがスムーズに行えますよ。
喜ばれるプチギフトの選び方

プチギフトはさまざまな種類があるので、何を選べばいいのか悩んでしまいますよね。ここではゲストに喜ばれるプチギフトの選び方をご紹介します。
実用性のあるもの
考え方の基本として、もらったら嬉しいと感じる実用性のあるものを選ぶのがおすすめです。その上で、邪魔にならないことも大切なポイント。ぬいぐるみや新郎新婦の写真がプリントされた小物などは、使い道が難しく相手の負担になってしまう可能性があります。定番のお菓子は、美味しく食べられて食べたらなくなるので人気が高いのです。お菓子以外には除菌シートや消毒液などの消耗品も人気ですよ。
万人受けするもの
結婚式のゲストは、性別だけではなく子供からお年寄りまで年齢もさまざまです。それぞれの好みに合わせるのは難しいですが、幅広く受け入れられそうなものを選ぶのがおすすめ。好き嫌いが分かれる個性的な味付けの食品や、香りが強めのキャンドルなど好みが分かれそうなものは避けた方が安心です。全員は無理でも多くのゲストが喜んでくれそうなものを選ぶといいでしょう。
季節感を取り入れるのも◎
春なら桜モチーフのお菓子、夏はゼリーやジュースなど爽やかさを感じられるもの、秋はハロウィンやお芋などのクッキー、冬はクリスマスや雪など季節感のあるものを取り入れるのもおすすめです。ゲストの印象に残りやすい上にプチギフトを渡すときの会話のきっかけにもなるので、場を和ませられますよ。
パッケージの見た目にもこだわって
プチギフトのパッケージは華やかで高級感のあるものを選ぶのがおすすめです。シンプルすぎると華やかさに欠けて安っぽく見えてしまうこともあるので注意しましょう。プチギフトを自分でラッピングする場合も、おしゃれで華やかなラッピングを意識すると◎。サンキュータグなどを付けてオリジナリティを出すのもいいですね。プチギフトの中にはウェルカムスペースに飾っておけるタイプもあり、結婚式をより一層華やかにしてくれます。
ここに気を付けて!プチギフト選びの注意点

プチギフトを選ぶ際に気を付けるべきポイントをみていきましょう。
全員に同じものを渡そう
引出物とは違い、プチギフトは贈り分けをせずに全員に同じものを渡しましょう。ご祝儀の金額や年齢、関係性などは関わらず一律で同じものを用意してください。プチギフトの味や種類、個数などで差が出ないように配慮することも忘れずに!
手作りで用意する場合はここに注意!
お菓子作りが得意な人や手先が器用な人は、プチギフトを手作りしようと考えている人もいますよね。手作りは費用を安く抑えられるというメリットがあります。
しかし、手作りクッキーなど食べ物を手作りしようとしている人は注意が必要です。手作りの食品は賞味期限などが保管状態によって左右されますし、ゲストからも「衛生面大丈夫かな…」と心配の声が上がってしまうこともあります。また、式場によっては手作り食品の持ち込みを禁止している場合も。手作り食品の持ち込みを検討している人は事前に式場に確認するようにしましょう。
おすすめのプチギフト

ここでは、人気のあるプチギフトをジャンル別にご紹介します。プチギフト選びの参考にしてみてください!
お菓子
プチギフトの中で1番人気があるのはお菓子です。クッキーやキャンディ、チョコレート、ドラジェなどは、サッと気軽に食べられるので人気があります。ポップコーンやおせんべいなどは甘いものが苦手な方でも喜ばれるので◎。
お菓子を選ぶときは、日持ちするかどうかが重要なポイントです。もらったゲストが急いで食べなければいけないものは避けた方が良いので、最低でも1週間以上日持ちするお菓子を選びましょう。
また、型崩れしやすいものも避けるのがおすすめです。夏場の結婚式でチョコレートのお菓子は溶ける可能性がありますし、繊細なお菓子は持ち帰るときに崩れて見栄えが悪くなってしまうことも。型崩れしにくいお菓子を選ぶといいですね。
お菓子以外の食品
お菓子以外の食品で人気があるのは、小瓶に入ったジャムや高級オリーブオイルのミニボトル、紅茶やコーヒー、ジュースなどです。小瓶に入ったジャムやはちみつなどは見た目が可愛らしく、おしゃれなデザインのものがたくさんあります。高級オリーブオイルのミニボトルはおしゃれで実用性があり、高級なものは「自分では買わないけれどもらったら嬉しい」と感じる人が多いのでおすすめ。高級梅干しなども喜ばれますよ。
紅茶は先ほどもご紹介したように「幸茶」として縁起が良く人気があります。紅茶のティーバックやコーヒーのドリップパックをセンス良くラッピングすると素敵ですね。また、最近ではおしゃれな瓶のジュースなど飲み物を渡すのも人気があります。特に夏場は喉が渇きやすいので、すぐに飲める飲み物はおすすめですよ。
日用品
日用品や生活雑貨などで人気があるのが、入浴剤やせっけん、ティースプーン、ボールペンなど普段使いしやすいものです。もらって使いやすいものはゲストに喜ばれます。趣向を変えて面白グッズを選ぶ人もいますよ。
タオル
タオルは普段使いしやすく何枚あっても困らないアイテムとしてプチギフトで人気があります。スイーツに見立てたタオルや、圧縮してあり水に付けると広がるタオルなどは見た目も可愛らしくユニークさも加わるのでおすすめですよ。
予算別おすすめプチギフト
予算は結婚式準備の中で大きな関心事ですよね。プチギフトは人数分必要なので、1個あたりの単価で悩む方も多いはず。ここでは予算別にプチギフトのアイデアをご紹介します。コストを抑えながらも、おもてなしの心が伝わる素敵なプチギフトの選び方をみていきましょう。予算が限られているからこそ、ゲストに喜んでもらえる工夫とアイデアが大切です。プチギフトは予算内でも工夫次第で十分素敵な演出ができるアイテムなんです。
200円以下で選べるプチギフト
200円以下でも、工夫次第でセンスの良いプチギフトを用意できます。キャンディやクッキーなどの一口サイズのお菓子は、可愛らしいラッピングで十分おしゃれに演出できますよ。最近人気なのが、ドライフラワーを添えた紅茶やハーブティーのティーバッグ。一つずつ個包装されているので衛生面も安心です。また、季節の和菓子を一つずつ包装したものも、和婚やクラシカルな雰囲気の結婚式にぴったり。見た目以上に予算を抑えられる嬉しいアイテムです。プチギフト専門店やネットショップでは、この価格帯でも季節感のある可愛らしいアイテムがたくさん見つかりますよ。また最近では、環境に配慮した簡易包装のお菓子なども注目されています。選び方を工夫すれば、200円以下でもゲストに十分喜んでいただけるプチギフトが見つかるはずです。
おすすめアイテム

キャンディ
- フルーツ味アソート(4-5粒入り)
- 和風キャンディ(2-3粒入り)
- 紅茶キャンディ(3粒入り)
お菓子
- ハートクッキー(2枚入り)
- プチマドレーヌ(1個入り)
- 昆布せんべい(2枚入り)
- ドライフルーツ(ミニパック)
飲み物
- 紅茶ティーバッグ(2包入り)
- ハーブティー(1包入り)
実用品
- ミニハンドジェル
- 除菌シート(携帯用)
- エコバッグ(折りたたみ式)
300円以下で選べるプチギフト
300円という予算で選べるプチギフトの幅はかなり広がります。お菓子ならブランドものの焼き菓子や、有名店のマドレーヌなども選択肢に。また、ミニボトルに入ったジャムやオリーブオイル、調味料なども人気です。最近のトレンドは、ドライフルーツやナッツなどのヘルシーなお菓子。おしゃれなパッケージに入っていて、健康志向の方にも喜ばれています。香りの良いハンドクリームやハンドジェルなども、この価格帯なら十分な品質のものが選べますよ。300円という価格帯は、プチギフトの中でもスタンダードな予算。デザイン性が高く、使い勝手の良いアイテムが豊富に揃っています。ブランドものや老舗の商品なら、パッケージも高級感があってゲストの印象にも残りやすいですね。
おすすめアイテム

お菓子
- 老舗メーカーのクッキー(3-4枚入り)
- 有名店のマドレーヌ(2個入り)
- フィナンシェ(2個入り)
- ガトーラスク(ミニパック)
- 和菓子詰め合わせ(2種)
- ドライフルーツ&ナッツミックス
調味料
- ミニボトルジャム(40g)
- オリーブオイル(30ml)
- フレーバーソルト
飲み物
- ブランド紅茶(3包入り)
- コーヒードリップバッグ(2包入り)
- ハーブティーアソート(3種)
実用品
- ハンドクリーム(ミニサイズ)
- アロマオイル(ミニボトル)
- ミニタオル(今治産)
- フェイスマスク(2枚入り)
- アロマサシェ
予算を抑えるコツとアイデア

予算を抑えるには、以下のようなポイントを意識すると◎です。
- 早めの準備で季節商品やセール品を活用する
- オンラインショップの価格を丁寧に比較する
- 同じ商品でもラッピングを工夫して見栄えを良くする
- 式場提携業者以外の外部業者も検討する
また、手作りのタグやメッセージカードを添えることで、予算以上の温かみのある仕上がりになりますよ。ただし、あまりに予算を抑えすぎると品質が落ちてしまう可能性もあるので、その点は注意が必要です。アウトレット品を活用するのも賢い選択。有名ブランドの商品でも、パッケージが少し古いだけで大幅に安く手に入ることもあります。早めの準備を心がけて、じっくりと商品を比較検討することをおすすめします。
おしゃれなプチギフトアイデア
最近のプチギフトは、おしゃれさや見た目の可愛らしさも重要なポイントになっています。インスタグラムなどSNSへの投稿を意識して選ぶ方も増えていますよね。
そこで、見た目重視で選ぶプチギフトのアイデアと、より魅力的に見せるためのコツをご紹介します。結婚式の写真に写り込むプチギフトは、思い出の一部になるもの。だからこそ、見た目の可愛らしさやおしゃれ感は大切なポイントです。会場の装飾やテーマカラーとの相性も考えながら、センス良く選んでいきましょう。
インスタ映えするラッピング術

ラッピングひとつで、プチギフトの印象は大きく変わります。透明感のあるセロファンや、クラフト紙の素朴な雰囲気、上品な和紙など、結婚式のテーマに合わせて選んでみましょう。リボンやタグ、ドライフラワーなどのアクセントを加えることで、写真映えする仕上がりに。カラーコーディネートにもこだわって、結婚式のテーマカラーに合わせたリボンやタグを選ぶと統一感が出ますよ。また、季節感のある装飾を取り入れるのもおすすめ。春なら桜や小花、秋なら紅葉やどんぐりなど、その季節らしさを感じられる素材を取り入れましょう。
最近人気なのは、以下のようなラッピングスタイルです。
- ガラス瓶やクリアボックスを使用した透明感のある演出
- ナチュラルテイストのクラフト紙と麻紐の組み合わせ
- モノトーンでまとめた大人っぽい仕上がり
- 押し花やドライフラワーをアクセントにした繊細な装飾
おしゃれな演出アイデア
プチギフトの演出方法も、おしゃれさを左右する重要なポイントです。テーブルコーディネートの一部として飾ったり、ウェルカムスペースで魅せる演出を取り入れたり。最近人気なのは、ガーデンウェディングをイメージした装飾です。小さな木箱やアンティーク風の什器を使って、まるでピクニックのような雰囲気を演出するのもステキですよ。
また、プチギフトと一緒に飾るメッセージボードやウェルカムボードとの統一感も大切です。ナチュラルガーデンやクラシカル、モダンなど、会場の雰囲気に合わせたディスプレイを心がけましょう。装花とプチギフトを組み合わせた演出も素敵。会場装花の一部をプチギフトのアクセントとして使うことで、統一感のある空間が作れます。
デザイン重視の選び方

デザイン重視でプチギフトを選ぶ場合は、まず結婚式全体のテーマカラーやイメージを意識することが大切です。例えば、ピンクとグリーンをテーマカラーにした結婚式なら、優しい色合いのマカロンや、ボタニカル柄のパッケージに入ったお菓子がぴったり。モダンでスタイリッシュな雰囲気なら、シンプルでスクエアなデザインのパッケージを選びましょう。
パッケージのデザインだけでなく、中身の見た目も重要ですよ。特に食べ物の場合は、見た目の美しさも選ぶポイントに。例えば、グラデーションになったキャンディや、花をモチーフにしたクッキーなど、見た目も楽しめるお菓子が喜ばれています。ただし、あまりに装飾的すぎると食べにくくなってしまうので、その点は要注意。見た目と実用性のバランスを考えて選びましょう。
手作りプチギフトガイド
手作りのプチギフトは、温かみのある特別な贈り物として喜ばれています。しかし、たくさんの数を用意する必要があるため、計画的に準備を進めることが大切です。ここでは手作りプチギフトを成功させるためのポイントと、おすすめのアイデアをご紹介します。手作りならではの魅力を活かしながら、無理なく準備できる方法を考えていきましょう。
簡単にできる手作りアイデア

初心者でも取り組みやすい手作りプチギフトをご紹介します。定番なのは、オリジナルブレンドのハーブティーやドライフラワーのサシェ(香り袋)。材料を組み合わせるだけなので、特別な技術がなくても作れます。また、100均の材料で作れるフォトフレームや、メッセージカードを添えたキャンドルなども人気です。
最近注目されているのが、ドライフラワーを使ったアイテム。押し花のしおりや、小さなガラス瓶に入れたドライフラワーのオブジェなど、見た目も華やかで喜ばれています。ハーバリウムも、作り方さえマスターすれば意外と簡単。透明感のある美しさで、デスクに飾れるインテリアとしても人気ですよ。ただし、日持ちする素材を選ぶことと、丁寧な作りを心がけることは忘れずに。
材料の調達方法と費用

材料の調達は計画的に行うことがポイントです。100均ショップやクラフト専門店、オンラインショップなど、用途に応じて使い分けましょう。基本的な材料や道具は100均でも十分な品質のものが揃いますが、メインとなる素材は少し良いものを選ぶと仕上がりが変わってきます。
例えば、ラッピング用品は100均で、中身となるお茶葉は専門店で購入する、といった組み合わせ方がおすすめ。材料は余裕を持って多めに購入しておくと安心です。失敗や予備を考えて、必要数の1.2倍程度は用意しておきましょう。また、シーズンオフの材料をセール時に購入しておくと、予算を抑えることができますよ。
手作りする際の時間配分
手作りプチギフトで最も重要なのが、時間配分です。結婚式直前は他の準備で忙しくなるため、2~3ヶ月前から少しずつ作り進めていくのがおすすめ。最初に作るサンプルで所要時間を計り、全体の必要時間を算出しましょう。1日にすべて作ろうとせず、週末に少しずつなど、無理のないペース配分が大切です。
保管方法にも注意が必要。完成品は高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所で保管します。特に食品を使用する場合は、仕上げは結婚式の1週間前程度にするなど、品質管理にも気を配りましょう。手作りならではの温かみを大切にしながら、計画的に準備を進めていくことがポイントです。
ゲスト別おすすめプチギフト
結婚式のゲストは、年齢も関係性もさまざま。できるだけ多くの方に喜んでもらえるプチギフト選びは悩みどころですよね。ここでは、ゲストの属性別におすすめのプチギフトをご紹介します。ただし、贈り分けをするわけではありません。全員に同じものを贈る際の選び方のヒントとして参考にしてくださいね。
年代別おすすめアイテム

20代から70代まで、幅広い年齢層のゲストが参加する結婚式。年代によって好みも使い勝手も異なりますよね。若い世代には見た目の可愛らしさやトレンド感が喜ばれる傾向に。一方、年配の方には上質感のある和菓子や、実用的な日用品が喜ばれます。
世代を超えて喜ばれるのは、やはり食べ物。特に個包装のお菓子は、食べたい時に少しずつ楽しめるので人気です。また、ハンドタオルやハンドクリームなどの実用的なアイテムも、年齢を問わず重宝されますよ。最近では、どの世代にも使いやすい除菌アイテムも注目されています。
職場ゲスト向けプチギフト
職場の方々へのプチギフトは、少し気を使うところ。派手すぎず、かといって質素すぎない、ほど良い品を選びたいですよね。オフィスで使えるものや、自宅で楽しめる上品なお菓子がおすすめです。
特に人気なのが、デスクに置けるハーバリウムや、おしゃれなパッケージのコーヒー・紅茶。休憩時間に同僚と一緒に楽しめるお菓子も喜ばれます。ただし、香りの強すぎるものは職場では避けた方が無難。さりげなく使える実用的なアイテムを選ぶのがポイントです。
親族向けプチギフト
親族の方々は、結婚式でも特別な存在。プチギフトも少し特別感のあるものを選びたいですよね。引出物とは別に、こだわりのプチギフトを用意することで、より感謝の気持ちが伝わります。
おすすめは、老舗の和菓子や、伝統工芸品をモチーフにした小物など。特に和風テイストのアイテムは、格式高く見えて喜ばれます。また、お祝いの席にふさわしい、縁起物をモチーフにしたアイテムも素敵です。ただし、他のゲストと大きく異なるものは避け、さりげない上質感を心がけましょう。
プチギフトの失敗例と対策
どんなに慎重に選んでも、時には予想外の事態が起こることも。ここでは、実際にあった失敗例とその対策をご紹介します。これらの経験を参考に、スムーズなプチギフト準備を進めていきましょう。
実際にあった残念だった事例
よくある失敗例をいくつかご紹介します。例えば、夏の結婚式でチョコレートが溶けてしまった、華やかなラッピングが暑さで傷んでしまった、といった季節への配慮不足。また、日持ちを考えずに選んだお菓子が固くなってしまった、という声も。
特に多いのが数の準備ミス。当日の飛び入り参加に対応できず、お渡しできなかったケースも。また、ラッピングに時間がかかりすぎて準備が間に合わなかったり、逆に早すぎる準備で商品が劣化してしまったりすることも。これらの失敗を防ぐためには、しっかりとした計画と確認が大切です。
トラブル予防のポイント

トラブルを防ぐためには、以下のような点に気を付けましょう:
- 季節や天候を考慮した商品選び
- 予備を含めた余裕のある数量準備
- 準備時期と保管方法の確認
- 会場への搬入方法の事前確認
- スタッフとの段取り打ち合わせ
また、当日のトラブルに備えて、簡単な補修ができる道具(テープや紐など)を用意しておくと安心です。事前に会場のスタッフと打ち合わせをして、保管場所や配布方法を確認しておくことも大切。慌てずに対応できるよう、準備を整えておきましょう。
まとめ
今回はプチギフトについてご紹介しましたがいかがでしたか。
プチギフトは小さな贈り物ではあるものの、ゲストに手渡しすることで会話する機会ができる大切なアイテムです。
また、ゲストに感謝の気持ちを伝える「おもてなし」アイテムでもあります。
この記事を参考に、たくさんのゲストに喜んでもらえるプチギフトを見つけてくださいね。