「結婚式をして良かった!」と思う瞬間【PARTYレポート】

手を繋ぐ新郎新婦

皆さんこんにちは。
これまで様々な【PARTYレポート】をご紹介してきましたが、今回は『結婚式をして良かった』と思った瞬間をレポートにしました。

コロナ禍を経て、今の新郎新婦の考えはガラッと変わっています。これまでは結婚する=結婚式をするという考えが主流でしたが、『無し婚』という言葉が出来るほど、「結婚式を行わない」ことを自分の意思で選ぶ方々が増えているのです。
結婚式を行わないこと自体は決して悪いことではありませんが、「結婚式をやろうかどうか迷っている」という方には、私は迷わず「やってください」と伝えたいです。結婚式は自分にとっても、家族にとっても、ゲストの方にとっても、価値あるものだと思うからです。
今回の記事を通して、結婚式をやろうか迷っている方が「結婚式しようかな」と思ってもらえたら、幸いです。

Report 1:夫婦の絆が深まった結婚式

俊介さん&杏南さんご夫婦 ※仮名

結婚指輪をしている手をブーケの上に重ねる

俊介さんと杏南さんは、マッチングアプリで出会い、波長がぴったりで交際半年で結婚を決めたスピード結婚でした。お互い目立つことが苦手で、結婚式はやらなくても良いのではないかと考えていましたが、両家の家族の希望もあり、結婚式を行うことになりました。

それまで大きな喧嘩をしてこなった2人ですが、結婚式準備となるとそうはいきません。これまで仕事・家事・余暇のバランスが取れていたところに、結婚式準備が入ってきたためにバランスが崩れ、お互いに余裕が無くなっていました。

あと1か月で結婚式本番、明日は最後の打合せというタイミングで、俊介さんの仕事が忙しくなってしまいました。準備をほとんど杏南さんが行うことになった状況で、2人は初めての大喧嘩をしました。そして初めて、自分の感情をむき出しにして、話し合いを行いました。

これまではお互いに余裕があって、思うところがあっても、相手の状況を踏まえて優しく接することができていましたが、自分の本心を何も考えずにそのまま発したのは初めてでした。
深夜まで、お互い納得いくまで話が出来たことで、寝不足ではありましたが、次の日の最終打合せはスッキリとした気持ちで臨むことができました。なんとなくですが、お互いの意見を伝えていても、これまでとはまた少し違った、パートナーとしての絆を感じることができたと言います。

また、お互いぶつかることがあっても、今回のように話し合うことで更に夫婦の絆が深まることを知れたため、これから先どんなことがあっても大丈夫だと感じられ、結婚式をやって良かったと感じたそうです。

Report 2:夫婦としての「けじめ」ができた結婚式

大樹さん&えみりさんご夫婦 ※仮名

新婦の左手薬指にマリッジリングをはめている

大樹さんとえみりさんは、中学校の同級生です。中学校の時にお付き合いがスタートし、そのまま結婚をしました。もちろんお互いの家族も長い付き合いで、自分の親のような感覚でしたし、同棲も大学生の時からしていたため、もうすでに夫婦のような感覚になっていました。

もう別の人生を歩む未来も見えなかったため、「結婚」という形に縛られていなかった2人ですが、親のすすめがあって重い腰をあげて入籍。結婚式はお金もかかるし、準備に時間も労力もかかるし、行わずに2人で長期海外旅行でも行こうかと話していたそうです。
しかし家族や共通の友人が結婚式を楽しみにしていたこともあり、海外旅行は通常のハネムーン程度にし、結婚式を行うことにしました。元々結婚式をやることに少し後ろ向きでもあったため、なるべく準備に時間をかけないよう、ほぼ会場任せでシンプルに。

結婚式当日も、ドレスやタキシードを着て写真を撮ることや誓いの言葉を言うのが恥ずかしいと2人は言っていましたが、挙式本番に入場をした時に、気持ちが変わったそうです。チャペルの扉が開いて見た招待したゲストたちは、泣いたり笑顔で手を振ったり、家族がみんな泣いていたりと、とにかく祝福の気持ちがひしひしと伝わってきて、幸せな気持ちが沸き上がってきました。

牧師先生の言葉もとても優しくて、「その健やかなる時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽すことを誓いますか?」という言葉が、これまでの2人の生活が思い出され、深く心に刻まれました。
そして、「はい、誓います」という言葉は、心の底から感情が沸き上がり、素直に出た言葉でした。

ずっと一緒に生活してきたし、結婚式なんてしなくても良いのでは?と考えていた2人でしたが、この挙式での誓いが夫婦としての「けじめ」となり、これから何があっても2人で一緒に歩んでいこうという「覚悟」に変わったと話していました。

Report 3:パートナーの周りの世界ごと好きになれた結婚式

豊さん&愛里さんご夫婦 ※仮名

新郎新婦の足元

豊さんと愛里さんは、お互い「自分の時間」を大切にしたいと考えていました。豊さんは友人が多く、休みの日は友人と遊ぶことや仕事帰りに飲みに行くことが多くありました。また愛里さんは、アイドルの推し活に忙しく、友人とライブに行くことやオフ会に参加することが多くありました。
2人はお互いの好きなことには口を出しませんが、豊さんの友人に会うことはなく、愛里さんとアイドルのライブに行くこともなく、お互いの趣味に自分が関わることもしませんでした。

しかし結婚式を機に、そんな状態が変わっていきました。席次表を作り、進行を考える時に、どんな友人なのか?をお互いに話したり、披露宴の音楽を決める時に一緒に愛里さんの好きなアイドルの曲を聞いてどれが良いかと決めたり、お互いの趣味の世界を共有することが出来たのです。

結婚式当日、豊さんの友人が余興をしてくれました。沢山の友人が登場する手の込んだ映像が見た愛里さんは「豊さんが素敵な友人に囲まれていることを尊敬した」と話していました。
また豊さんも、「披露宴で使われていたカッコよくて曲が良かったので、今度一緒にライブに行ってみても良いなと思った」と話していました。

そして結婚式が終わった後のアンケートには、「今までのように、それぞれが趣味を楽しむ生活に全く問題はなかったけど、結婚式を経てお互いの趣味に興味が持てるようになったことで更に夫婦として仲が深まったと感じました。結婚式をやって良かったです」と書かれていました。

Report 4:家族の祝福が夫婦の支えになった結婚式

賢三さん&紗栄子さんご夫婦 ※仮名

チャペル内のバージンロードを進む新郎新婦

賢三さんと紗栄子さんは15歳の差がある年の差カップルです。また、賢三さんは再婚で、1人のお子さんもいらっしゃいました。
そのため、当初は紗栄子さんの親御様に結婚を反対されていました。それでも、賢三さんは何度も紗栄子さんの実家へ訪れ、話をすることで、遂に結婚を許してもらうことが出来たのです。

そんなこともあり、賢三さんは結婚式が二度目でもあったので、フォトウエディングのみにして、結婚式はやらないようにしようと紗栄子さんは考えていました。しかし、親御様からはけじめとして結婚式はやるようにと言われ、結婚式を行うことに

結婚式本番、賢三さんと紗栄子さんは不安でいっぱいでした。結婚に反対していた紗栄子さんの親御様はどんな表情をするのだろう。両家の家族はどんな雰囲気になるのだろう。と、結婚式へのワクワクよりも心配の方が優っていました。
しかし結婚式が始まると、そんな不安は杞憂に過ぎないことが分かったのです。

お母さんはベールダウンの時、「幸せになってね」
お父さんはエスコートの最後に、賢三さんに「娘をよろしく」
とそれぞれ一言ずつ言葉を送ってくれました。

その後も、挙式中に涙する親御様の姿を見たり、フラワーシャワーの時に親御様が笑顔で「おめでとう!」と言ってくれたり、中座エスコートの際に祖母と一緒に退場したときには、「とても素敵な旦那さんだね。幸せになれるよ。応援しているよ。」と声をかけてくれたり、心から2人を祝福してくれていることが伝わってきたのです。

そして、紗栄子さんの妹さんがメインテーブルに来て、こんなことを話してくれましたそうです。
「当初は結婚に反対していたけど、今は賢三さんのことちゃんと良い人だって分かっているし、賢三さんの親のことも良い人だって言っていたし、今日はずっと嬉しそうに楽しそうにしてるよ」
その言葉を聞いて、2人は涙が止まりませんでした。そして、本当に結婚式を挙げて良かったと感じたと話していました。

まとめ

如何でしたでしょうか。
「結婚式の魅力」は一言で言い表すことはできませんが、『夫婦としての絆が深まること』は、その最大の魅力ではないかと思っています。

結婚式は、その人の人となりや、それまでの人生、また取り囲む環境が集約されていると感じます。様々なバックグラウンドを持つ人同士がパートナーになっていますので、その人生を共有するには最適の場ですよね。
夫婦としての「けじめ」や「覚悟」というものは、その「人生の共有」を通して、相手のことを更に好きになったり、理解したり、受け入れたりすることで、生まれるものではないかと思います。

結婚式をやるかどうか迷っている方は、夫婦の絆を深めるためにも、ぜひ結婚式をやってくださいね。「結婚式をやって良かった」と思える瞬間が必ずあるはずですから。

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