【結婚報告のマナー】結婚の報告と式招待のマナーと気をつけるポイント
結婚が決まったらたくさんの人に報告しなければなりませんが、今後のお付き合いを考えると、報告のタイミングや伝える方法と内容がとても重要です。自分ならどう報告されたらうれしいかを考えて、細部まで気を配った報告にしたいものです。また、結婚式の招待の仕方も、「招待する人、しない人」に関わらず、きめ細かな配慮が必要となりそうです。
結婚報告について
結婚報告では、新郎が新婦との結婚について、新婦の家族に対して敬意を表して報告し、両家が結ばれることについての決意とその喜びを正式に伝えます。また、結婚報告に際して、新婦側の家族からも祝福の言葉や贈り物が交わされることがあります。
結婚報告は、新郎新婦の家族同士の結びつきを深める機会であり、伝統的な日本の結婚式において重要な役割を果たすという役割もあり、適切なタイミングできちんと行いましょう。
結婚報告はいつする？
結婚式の日取りが決まり、結婚式の準備が進む段階で行うのが一般的です。具体的な時期としては、結婚式の1〜3ヶ月前に行うことが多いです。
結婚式の日取りが確定し、招待状の送付などの段階で行うことで、家族や親族が結婚の準備に加わる意思を示したり、結婚式に向けての準備を進めるための良い機会となります。早すぎず、遅すぎない時期に行うことで、結婚式に向けた準備がスムーズに進み、家族同士の結びつきを深めることができます。
誰から報告する？
親に報告
最初に結婚報告をする相手としては、新婦・新郎双方の両親が挙げられます。一般的には、新郎が新婦の両親に挨拶をする形で結婚の意思を伝えます。その後、新婦が新郎の両親に報告する形も一般的です。
親族に報告
親への報告が済んだ後には、兄弟姉妹や祖父母などの親族に報告することが一般的です。報告の方法としては、直接会って報告する、電話で報告する、手紙やメールで報告するなどがあります。
友人に報告
親族への報告が進んだ後には、友人に報告することが一般的です。結婚の意思を伝える際には、直接会って報告する、電話やSNSを通じて報告するなど、友人との関係性に応じた方法を選ぶと良いでしょう。
上司に報告
次に上司に報告することで、結婚に伴う業務上の配慮やスケジュール調整などについても円滑に進めることができます。また、上司にとっても社内の情報として結婚報告を受けることが重要です。
上司や同僚に報告することが一般的です。結婚の意思を伝える際には、上司には直接報告し、同僚には会話やメールなどで報告することが一般的です。
直接対面で報告することが望ましいです。
報告の際には、丁寧な態度で相手に対して感謝の気持ちを表すことが重要です。
結婚に伴う業務上の影響やスケジュールについても事前に考え、相談に乗ってもらうことも大切です。
結婚式の日程や休暇の取得についても相談し、上司との調整を図ることが望ましいです。
同僚に報告
上司とほぼ同じタイミングになるかもしれませんが、同僚にもきちんと報告するようにしましょう。
報告の際には、個々の同僚との関係性や職場の雰囲気に応じた形で報告することが大切です。
職場全体に広める場合は、会社の定めた方法で報告することが良いでしょう。たとえば、社内の掲示板やメールなどを利用して報告することが一般的です。
伝えなければならないこと
結婚報告では以下の内容をきちんと伝えるのが良いでしょう。
報告の段階で決まってなかったり、これから決まることはそのことをきちんと伝えて、今後に支障が出ないように気をつけましょう。
- 結婚することを報告
- 結婚式の予定
- 休暇の取得に関する計画
- 仕事への影響に関する考慮
- 連絡先の変更
結婚することを報告
相手との結婚が決まったこと、お互いのことや状況を報告するとともに、社内の関係者に対して感謝の気持ちを述べることが重要です。
簡単に短く馴れ初めを話しても良いでしょう。
結婚式の予定
結婚式の予定についても報告します。
日程や式場、招待状などの基本的な情報を伝えることで、同僚や上司が把握しやすくなります。
休暇の取得に関する計画
結婚式や新婚旅行などで休暇を取得することになるでしょう。
その計画についても早い段階で報告しましょう。休暇の取得日程や業務への影響についても考慮し、職場の上司や同僚に対して配慮を示すことが大切です。
仕事への影響に関する考慮
結婚に伴う仕事への影響についても報告します。
業務のスケジュールや配慮が必要な場合について上司や同僚と相談し、取引先や社内で、自分が休暇中でも円滑な業務遂行を図ることができるように考えて、その段取りと対応方法を伝えておきましょう。簡単に引き継ぎ書類などを作っておくと良いかもしれません。
連絡先の変更
結婚後の連絡先の変更についても報告します。
住所や連絡先の変更があれば、社内の関係者や、必要であれば取引先にも早めに伝えることが望ましいです。
結婚式への招待
上司の招待
職場の規定にもよりますが、遅くとも３ヶ月前までには最初に直属の上司に直接会って、勤務時間外に報告して結婚式への招待を直接渡しましょう。「個人的なご報告がありますので、勤務後にお時間をいただけませんか」などとお願いをし、上司の都合の良い時間に対応してもらいましょう。上司には招待状を直接手渡しが鉄則です。結婚後の働き方や上役・職場全体への報告、ハネムーンの休みなども早めに相談しておくと良いでしょう。
また、主賓の祝辞をお願いするなら、出来るだけ新郎・新婦二人が揃い、直接会って丁寧にお願いしたいところです。また、式後にはお礼を包んだり、遠方から出席される場合はお車代もお渡しすることも忘れずに。手書きのメッセージを同封すれば、さらによろこんでもらえそうです。
「上司」とひとくちに言っても、職場内では様々な人間関係が深く絡むもの…。報告順はよく考えて計画を立てるのが、できる大人のマナーです。特に結婚は人生で大切な節目となるイベント。礼儀を重んじて日頃の感謝も伝えれば、好感度アップは間違いありません。
同僚や先輩・後輩の招待
同僚や後輩の招待は、ランチ、食事会などの際に直接した方がよろこばれます。
職場の人たちへの招待状は、直接渡した方がやはりよろこばれますが、郵送でも問題ないでしょう。「招待された、されない」で、職場の雰囲気を悪くしたくないものですが、少人数の課なら全員に声を掛けるか、直属の上司のみを招待するなど、不平等感のないように工夫をしましょう。
ちなみに、取引先への報告は相手にお祝いの気遣いをさせてしまうことになりかねないので、退職するなど特に業務に支障がなければ報告はする必要はなさそうです。
友人の招待
友人の招待のタイミングは、親への報告が終わった後に。二人の交際をずっと見守ってくれてた親友なら、誰よりも先に結婚式の招待を行いたいものですよね。
友人たちで集まる機会を作って一斉に報告したり、なるべく自分の口から直接伝えたいものです。また聞きになると気を悪くさせてしまうかもしれないので、同じグループのメンバーには同じタイミングで報告したいところ。日が空いてしまうなら「直接伝えたいから」と先に伝えたメンバーに口止めをお願いしましょう。
結婚式に招待するかどうかは、なるべく早めに伝える方が良いでしょう。必ず出席してもらいたい人には、日取りだけでも先に伝えておくのが吉。受付やスピーチなど式当日にお願いしたいことがある場合も、早めに打診する方が良さそうです。
式に招待しない場合のフォロー
式に招待しない場合でも結婚の報告をすることは大切な礼儀です。常に顔をあわせるような人にはサラッと結婚の報告だけで済ませたり、「本当はたくさんの人を呼びたいけど、身内ばかりの式で…」などとやんわり言ったり、二次会をする場合は「二次会にぜひ来て欲しい」などフォローを忘れないで。
「招かれたら招く」！が鉄則
結婚式に招いてくれた人は、自分の結婚式に招くのが大人のマナーです。たとえ最近疎遠であっても、招待状を送る前に電話を掛けて近況を報告しつつ、結婚式に来てもらえるか打診しましょう。実際に出席するかしないかは、相手の意思に任せましょう。
注意したいSNS投稿やグループLINEでの報告
多数の人に一斉に知らせることができるSNSはとても便利ですが、日頃お世話になっている方々や大切な人には、一人一人直接伝えるのが人としての礼儀です。SNSの投稿で報告するのは、「上司や友人など大切な人々や、式に招く人への報告が済んでから」と心得ましょう。また、グループLINEの一斉送信も、軽く見られているように思われるかも…。
「その他大勢」と思われない配慮をしつつ、ひとりひとりに心を込めたメッセージで報告し、結婚をお祝いしてもらいましょう。
親や親戚の招待
両家の親には、式場や日取りを決定するまでに折を見て状況を報告する方が、後々トラブルが少なくてすみそうです。礼服のレンタルやヘアメイクなども両家のお母さんに確認しておきましょう。
親族への報告や招待は、両家の親と相談して決めるのが良いでしょう。招待の有無も含め、最初の報告も親に任せるパターンが多いようです。
まとめ
結婚を報告するには、報告のタイミングと仕方が相手によって重要なポイントになることがおわかりいただけたかと思います。結婚式に招待する人・しない人でもそのアプローチは様々です。
自分ならどう報告してほしいか？どう招待されたいか？ということを相手の立場になって想像し、大人としてふさわしい振る舞いを心掛けたいものです。
